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妖怪が好きすぎて|完全に趣味noteです

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「妖怪」について好きに書いています。突き詰めると民俗学の学問領域になる「妖怪」。そこまでは深めず、一般の方が読んで「へえ、そうなんだ!」と楽しめることを目指しています。いろいろ、… もっと読む
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記事一覧

#73|「河童(かっぱ)」のお名前統一は、あの文豪のおかげ。河童概論。

#73|「河童(かっぱ)」のお名前統一は、あの文豪のおかげ。河童概論。

好きだから伝えたい!と、創作の原点のエネルギーでスタートした『妖怪note』も9本目になりました。
いつも読んでくださってありがとうございます!

せっかくなので10本目指したいと思います。キリがいいしね。

▼ 過去記事はマガジンからどうぞ ▼

さて今日はみんなご存じ「河童」を深めてみます。

なにせ、日本三大妖怪の一角ですから!
日本三大妖怪は「鬼・天狗・河童」。鬼については書きましたから、

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#72|妖怪に会える特選日

#72|妖怪に会える特選日

「いや、会いたくはないかな…」と言われそうですが。

妖怪は季節や日に関係なくいつでも現れます。これが丑三つ時にしか現れない幽霊と違う点の一つでもありました。

ただ昔から「妖怪があらわれる日」というのは言い伝えられてきました。妖怪は「落ちぶれた神」なので、元々祭られていた日があるわけです。

本来祭られるべきだった日が、落ちぶれと共に「妖怪が出やすい日」として変わっていったというわけです。

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#71|もう妖怪と幽霊を混同しない!これで万全、違いを徹底解説!

#71|もう妖怪と幽霊を混同しない!これで万全、違いを徹底解説!

昨日の「夢は叶う!」投稿には、noteでもTwitterでも多くの応援と「励みになった!」コメントを頂きました。
あなたのコメントを見て、また私が元気を頂いています。エネルギーの循環が起きています!本当にありがとうございます。

で、今日はまた妖怪話に戻ります、まだ書いておきたいことがあるんですよ…!!

妖怪仲間が増えつつあります!note公開をお知らせしているTwitterでも、「妖怪って面白

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#69|子育てが10倍楽しくなる!「妖怪と暮らす」ススメ。

#69|子育てが10倍楽しくなる!「妖怪と暮らす」ススメ。

妖怪好きが高じ、「妖怪の素晴らしさを広めたい」という理由だけで、あてもなく書き始めた『妖怪note』も6作目。

”有益”とか、”読まれるために”とか、そういう「ライティングのいろいろ」に疲れ、全部とりあえず脇に置き、『書きたいから、書くんじゃーー!!』だけで書いています。

いや、いいですね。自分の好きなことを好きなだけ書く、って。

書くと同時に意欲が充電できています。リハビリになってます。

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#68|妖怪は今もいる。世代を超えて愛されるわけ。

#68|妖怪は今もいる。世代を超えて愛されるわけ。

ホントに妖怪がいる…とは思ってませんよ、そりゃ。

イオンエンジンを搭載した探査機が、直径たった870mの小惑星から地球の起源解明につながる物質を持ち帰る時代です。
月面に人類が長期滞在する計画が、夢物語ではなくなる時代です。

科学の発達は、私たちの生活を隅々まで明らかにしました。
「逢魔が時」でも人はせわしく動き回ります。「べとべとさん」も、人の歩くスピードが速すぎ、付いていけなくて困り顔でい

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#66|「鬼」はもともと、別の宗教の神様だった。仏教に負け「鬼」になった。

#66|「鬼」はもともと、別の宗教の神様だった。仏教に負け「鬼」になった。

「妖怪」を深く考察したくなり、突如始めた妖怪noteも3回目。妖怪のルーツである「鬼」から深めています。

※ マガジンにまとめました。よろしければ過去記事もぜひ!

私たち日本人は、幼少期から「鬼」に親しんで育ちます。畏怖を教えられるときもありますね。

世界に目を向けても、人間が考えることです、どこも似通ってきます。

価値観や信仰は地域ごとに様々あれど、「鬼」もしくは似たような怪物は世界中に

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#67|妖怪に会いたければ、この時間にここに行くべし。

#67|妖怪に会いたければ、この時間にここに行くべし。

そもそも『妖怪』を考察したくて始めたマガジン(←昨日からマガジンに昇格してます)。

「鬼」の話が続きましたが、今日は鬼さんにはお休みいただいて「妖怪」に話を戻します。

まず復習しましょう。
「妖怪」とは、そもそも何でしたっけ?
100文字以内で説明せよ。

・・・チッチッチ・・・

はい、正解はこちら!

妖怪とは、古来の人々が理解しがたい事象や自然現象に対して共通の認識を持つことで、共通概念

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#64|妖怪のルーツを語る。妖怪が好きすぎて。

#64|妖怪のルーツを語る。妖怪が好きすぎて。

妖怪と言えば?
『ゲゲゲの鬼太郎』派と、『妖怪ウォッチ』派に分かれるのでしょうか。

私は100%、鬼太郎派です(世代的な問題。吉幾三が主題歌を歌っていた頃頃のテレビシリーズを見ていました)。

ここから語る妖怪は鬼太郎、つまり水木しげる氏の世界の妖怪です。

こなきじじい、すなかけばばあ、ぬりかべ、一反木綿…”あの世界”です。ああ、たまらない。



さていきなりですが「鬼も妖怪の仲間だ」と言

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#65|みんな大好き「鬼ごっこ」。昔は〝ホントに〟鬼が追いかけていた!というルーツ。

#65|みんな大好き「鬼ごっこ」。昔は〝ホントに〟鬼が追いかけていた!というルーツ。

突如、昨日から書いています「妖怪・鬼」に関するnote。思いのほか反響があって、ホクホクで2日目を書いています。好きなんですよね、書いていて楽しくて仕方ありません!

▼ シリーズ1回目の記事はこちら ▼

前回は「妖怪のルーツは鬼。日本古来の思想が生み出した、人間が理解できないものを受け入れるための知恵」という話を書きました。

本来書きたい妖怪の話を進める前に、どうしても「鬼」について深い考察

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