他人

空白を書いては行間を読んだ


他人事ひとごとの一言どっさりと届く


共感が凶器のように押し寄せる


感性のまま完全に風まかせ


はなむけの花束 鼻につく話


餞別に煎餅ひとつ殘しとく

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ほろ酔い文学