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いのちとの出逢い

 韓国ドラマ『トキメキ注意報』『ショッピング王ルイ』を愉しく観終え、日本ドラマ『リコカツ』を家族で観始めているが、人の出会いに“運命”を感じてしまう。まさしく、それは現実でも同じである。一回性の人生において、誰と出会うかはとても大切なことだ。人に限らず、本やモノであってもいい。何であっても、その人の人生においては素敵なこと。しかし、何もせずに待っていたところで人生を変えるような出会いの契機が訪れるわけではない。まずは挑戦的に(自分が思ったように)動き出してみることで、流れが変わり、そこには新たなきっかけが生まれる。
 勿論、その出会いの中にはよいものもあれば、よくないものもあるかもしれない。でも、出会いそのものに善し悪しはない。すべて起きていることは我々が体験したい道であり、必然的に進んでいることなのだ。だからこそ、あらゆるタイミングは必然的に訪れるし、流れに乗りながら、起きたことをあるがままに受け入れる心構えが必要不可欠といえる。
 とはいえ、脳ではこれらを理解できているものの、そう簡単に体が反応してくれずにうまくいかないのが現実である。でも、それでいいと思う。すべてのことをうまく、そして思いどおりにやり遂げようとしてしまうから、悩んだり辛くなったりして嘆く。ところが、人間は完璧ではない。人生なんていうのは失敗の連続である。成功なんて数知れている。そもそも何をもって成功と呼ぶのだろう。だからこそ、人は助け合って生きていく道を選んでいるのではないだろうか。
 来たる11月7日の授業「看護総論」において、センジュ出版代表の吉満さんと池川明ら著『いのちのやくそく』をもとに対話会を行う。この対話会に向けて、この本を再読している。“夫婦関係において、料理が下手でも掃除できなくても、私は私。勉強ができたらいい子、行儀がよかったらいい子、そうでない子はよくない子。そんなはずがない。いいこと悪いことを親の判断で評価するのではなく、子どもの選択を信じ、意思をそのまま受け入れることが、いのちを育むことである。”とあるが、ドラマ『リコカツ』のストーリーに相通じるものを感じる。また、“産婦人科医は妊婦さんを通して、会社員は仕事を通して、先生は生徒を通して、親は子を通して、自分の人生を勉強している気がする。乗り越えられないことは基本的にやってこない。すべて乗り越えられることしか起きない。”という文を読みつつ、我が生い立ちを回顧してみて改めて得心した。
 宇宙が生まれ、何億年もの月日が流れ、神秘的に生命なるものが誕生した。そして、人としていのちが紡がれ続け、今に至る。私が生まれ、いのち(魂)が互いに惹かれ合って、妻と出会い、そして娘が妻(母)を選び、私たちのもとにやってきてくれた。それはなんと素敵なことだろう。このいのちとの出逢いを考えたら、これ以上の絆はないし、素直にあるがまま受け入れられるのは当然である気がしてならない。ともに学び合って歩んでいける自分の人生を大切にしたい。

내가 살아있다는 게 느껴져   私が生きているって感じる
                    (LIGHTSUM『ALIVE』)

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【Q94】先生が思う「自由」とは何ですか。
【A】腕は一定程度しか曲がりません。これを不自由だと思いますか。もっとグルグル回せたらいいのにと思うときがあります。現実では、不自由という制限がある中でやれることをやるしかないのです。それが本質的な自由ではないかと考えています。自由を自分勝手にやっていいものと解釈してしまうと収拾つかなくなりますよね。勿論、不自由を当然のこととして受け入れるのではなく、根本的に問い直すことは必要かもしれません。それとともに、不自由をなくすために努力することはできます。

【Q95】模試が全然取れない(逆に、点数が取れている)生徒の特徴は何ですか。
【A】そもそも考査と模試では質が違います。考査は範囲が狭いし、勉強した(覚えた)かどうかが試されます。しかし、模試は範囲が広いし、ただ暗記しているだけでは点数に結びつきません。スポーツと同様で、ただ練習して誰もが上手になるとは限りません。高得点を取るにはある程度センスやら発想力は必要かもしれませんが、大半は「積み重ね」が鍵です。スポーツで上手な人は、次の動きを迷わずにスムーズに体が反応します。そのように思考回路的なものとして慣れていけるといいですね。

【Q96】どんなときに数学が楽しいと感じますか。
【A】自分が積み上げてきた知識や解法そして発想以外で、斬新なアイデアやら捉え方を他者から知らされた(情報で知った)とき。また、ギリギリ解ける難易度の高い問題をじっくり解いているとき。大学時代に1週間くらい悩んだ結果の末、解けた(閃いた)ときはまじで嬉しかったですね。

【Q97】苦手な教科の勉強はどうやっていましたか。
【A】内職をしていたので、テスト勉強すらしたことがありません。3年生になって、日本史を友だちと競争すべく、少し勉強したら点数が上がり、嬉しかったです。初めからやっておけばよかったですね。こんな私がアドバイスするとしたら、あなたに目指す(譲れない)道があるならば、苦手であったとしてもコツコツやっていったほうがいいです。ただ、得意な教科をバリバリ伸ばすことも大切ですよ。

【Q98】やりがいのある仕事は、どんな仕事、職業だと思いますか。
【A】元々やりがいの仕事が存在するわけではなく、やりがいは感じるものだと考えています。だから、どんな仕事であってもいいのです。たとえば、お茶を美味しく淹れる仕事でもやりがいは感じることができます。自分が誇りを持ってやることができたら、どんな仕事でも素敵だなと思いますよ。

【Q99】おすすめの韓流ドラマはありますか。
【A】ドラマ:キム秘書はいったい、なぜ?、怪しいパートナー、トキメキ注意報、ショッピング王ルイ、TIMES、ブラックドッグ、屋根部屋のネコ、コーヒープリンス1号店、恋愛革命、魔王など
映画:私の頭の中の消しゴム、猟奇的な彼女、僕の彼女を紹介します、デイジーなど

【Q100】純粋に好きな食べ物は何ですか。
【A】ごはん、みそ汁を筆頭に、豚カツ、寿司、唐揚げ、チャーハン、ラーメン(とくに味噌)、沖縄そば、豚汁、漬物(とくに野沢菜漬)、チヂミ、チャプチェ、キムチ鍋、ゆで卵、ナッツ類、ポテトチップス、するめ、アイスクリーム、サーターアンダギー、ケーキ、海苔など

2022.10.24

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