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ことばのかけら

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これもなんてこたぁないです
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三の寒、四の温。

朝起きた瞬間にだいたいその日寒いか温いかわかるやん。
で、
今日はちょっと寒いな思て、ネックウォーマーして、手袋して家を出る。

でも歩いてるとそんな寒ないのよな。
で、
ネックウォーマーはずして、手袋はカバンに入れて歩き出す。

でもはずしたらはずしたでちょっと寒いのよな。
ネックウォーマーなんか特にそう。
首もとスースー。

明日はどっちだ、サンカンシオン。

観ときゃよかったな。

帰ってきてイチローも観ずに部屋の模様替えをしだしてる。
なんでかわからんけどしだしてる。
模様替え言うてもMacの位置を変えるだけ。
Macの位置言うたかてノートやからアレやねんけどそんなことしだしてる。

この部屋はモノが多すぎる。

ってか、『ヴ』にまつわる会話。
ホンマにこんな会話してるやつおったらえらいアホな2人やなぁとちょっと客観的に見てしまった。

まっ、ホンマにしてるんやけども。

めぐすりへの3行

目薬って使い切ったことがない。
半分くらい使って、その後はカバンの中へ。

ソコにいてくれるだけで安心する存在。

春 ハス カム

聞こえてくるのは“花粉”のニュース。
「続いて花粉情報です〜」
「今年の花粉の飛散は非常に多く〜」
とか。

アレ来年あたり一回やめてみたらって思う。
いっさいがっさい花粉のことは言わない。
か、
『今年の花粉の飛散はとてつもなく少なく〜』
それかもう
『今年の花粉の飛散は無いに等しく〜』
って言っちゃう。

コレで
“なんか気ぃついたら梅雨に入ってたわぁ〜”
ってことにならんかな。

以外のことを。

以外のことを。

つい先日“プロフィール”があることを発見しました。

『枝豆が好きです。』とだけ書いて置いといたろと思たんですが、どうも記事として上げたモノをプロフィールに設定できるという事のようなので、
何か“それ以外に”書こうと思います。

で、何を書くかな、と。

自分は、誰かの好きな音楽とか好きな映画とかの話を聞くのが結構好きなんで、ボクもソレを書きます。

では。
(って、なんか気が向いたやつはそれにま

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月と避雷針

月と避雷針

遠くに見える四角い避雷針は

澄んだ青い空にそびえ立って

足下に転がる折れた傘は

先日の台風を耐え忍んで

その間

定規で書いたような

一本の電線

こっちの世界と

あっちのセカイを

区切ってるようだ

どこまでがコッチで

どこからがアッチなんだ

太陽が沈む長い上り坂は

行く手を阻むように反り返って

徐々に姿を現す丸い月は

見上げる僕を睨み返す

ここまでが今で

ここからが

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kitto

kitto

魔法に取り憑かれたみたいに君の虜なんだ

何気ない風景の中で生きてる自分は                   無色透明の息を吐いて

あなたが映り込む光景は                        色鮮やかに舞い踊る

いつまでも響くこの情景を目に焼き付けておきたいんだよ

キット                                あなたのようなヒトがいるから         

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思い出す。

思い出す。

ボクは思い出す。

やらなきゃいけないことを思い出す。

思い出す。

車検のことを思い出す。

思い出す。

メモったことを思い出す。

思い出す。

泣いたあの日を思い出す。

思い出す。

荒れた指先を思い出す。

思い出す。

約束の時間を思い出す。

思い出す。

今いる場所を思い出す。

思い出す。

やらなきゃいけないことを思い出す。

思い出す。

払わなきゃいけないお金を思い出す

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希望の唄

希望の唄

森は風に揺れて 木々がざわめく

土は陽に照らされて 足に熱が伝わる

声は雑踏にかき消されて 思いは埋もれゆく

そこに手が届きそうな5本の指が

1つずつ砕け散って

跡形も無く消えゆく様で

いつか見た夢が 絶望に変わるまで

いつか見た現実が 希望に変わるまで

いつか見た理想が 空虚に変わるまで

流した涙が 虹に変わるまで

そこで待っていてくれ

そこで唄ってくれ

そこで舞っていて

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サンド オブ ミュージック

サンド オブ ミュージック

「この手のひらの上にどれだけの夢と希望が乗っかってると思う?」

そんなこと、キミが唐突に言うもんだから、ボクは当然聞き返す。

「だからさ、この手の中にある夢と希望はどれぐらいかってこと」

海を見に来た。

キミに誘われて来た。

ボクを誘った。

すべてのことに意味を見失っていたボクを。

照りつける太陽と寄せては返す波が、砂浜に腰掛けたボクらを見ている。

「たとえばさ、そこの砂を手ですく

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出世欲

出世欲

「各自記入して、書けた者から共有サーバに上げること」

一日何十通と配信されて来る社内メールの中に、そんな表題のメールが混じっていた。表題の最後に“自己紹介表”とある。

「は?また何やねん」

心の中の俺はそうつぶやき、マウスから一旦手を離した。俺の危機管理能力は「先ずこのメールを見ろ」と囁いている。

この会社はあらゆることがメールで成される。直接業務に関わる指示や注意から、ただの文句、時には

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セイキマツ

世紀末でキミを待つ

ボクは歩道に立つ

行き交う車越しに立つキミを見てる

ボクは傘を差す

雨に濡れながら立つキミは見てる

ボクら明日を見る

明日の風に吹かれるキミが見てる

ボクは靴を脱ぐ

羽ばたくキミの靴がそこに転がる

世紀末の向こうで

キミは待つ

家から13分。

今日はやけに鞄が重いな。

黒い鞄の重みを右肩に感じながらゆっくりと歩いている。毎日同じ中身の同じ鞄を持って出るのに、妙に重く感じる朝がある。

カーブミラーに一瞬映った自分の姿を横目で確認したが、いつもと違うのは傘を持っている右手だけ。パラパラと雨が降り始めた。

体調とかによるのかな。                        左手で鞄のショルダーベルトを締め体に密着させた。

駅はまだ遠

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