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次から次へと

昨日、クリニックの受診日で、知人に(というかもう恩人です)クリニックに連れて行ってもらった。

知人はその日も朝6時には家を出て、200km近く車で走ってきて、そこから迎えに来てくれて、マジで忙しい人なんですが、受診とカウンセリングがあって数時間かかるのに、その後も駐車場で待っていてくれて、本当に感謝しかない。

精神科の先生はいつもお喋りな私に、診察前に決まって「時間がないから」と言うんだけど、5分診療なんていわれる昨今、結局前回は40分、今回も20分近くの時間を割いてくれた。

カウンセリングで心理士の先生にそのことを言ったら「新患以外でそれほどの時間をくれる医師はまずいないでしょうね」と言っていた。

カウンセリングではできるだけ先生の話しを聞いて、家に戻った時の対策やテクニックを手に入れたい、と思うんだけどついつい苦しさや辛さを喋りし過ぎてしまう。

もったいないよね。

それでも聞きたいことは聞いてくるんだけど、1時間弱では3週間分の話しなんて難しい。

前回の宿題だった「使えなかったノートパソコンを使っている」と話したら「おお!すごいですね」と喜んでくれた。

そんな先生の言葉を聞いて素直にうれしくなった。

自分は人に求めてしまう依存傾向があるけれど、それ以上に人に喜ばれることが好きなんだ、ってことがわかった。

今なら、妻に喜んでもらえるように思いやりをもって接していけるのにな、とまた妻の思い出が浮かんでくる。

抗不安薬を飲んで行ったので、いつもよりは泣かなかったけど、時折妻が思い出されて泣いてしまった。

「泣くことはいいことです」と先生は言っていたけど、辛いよね、泣くのって。

泣いてスッキリ!、とかするんならいいけど何とかやり過ごすだけだから。

カウンセリングも終わって、駐車場に戻ると知人が飯も食わずに待っていてくれて「カツを食いに行こう」ととんかつ屋さんに連れて行ってくれた。

いつも菓子パンとおかしくらいしか食べてない(超ヤバいよね)ので、こんなにおいしいものを食べたのは久しぶり。うま過ぎてすっかり小さくなった胃にめいいいっぱい詰め込んだ。



家に帰って寂しさに潰される前にカウンセリングのメモをまとめておく。そうすることで、話し合ったことを忘れずに次のカウンセリングまで生き延びる武器にする。

思い出して辛いだけが問題じゃない。
強迫症にも立ち向かわなければならない。

だけどぞれだけじゃない。
借金問題ももう相当ヤバい。弁護士さんに連絡しないと後がない。
そうなったら家だって追い出されるのだろう。

やっと使えるようになったノートパソコンでアパート探しするだけで不安で胸が苦しくなる。誰か一緒に住んでくれたとしてもアパート暮らしなんてできる気がしない。

妻だったら、妻とだったらアパートだって、家が無くたって、どこだっていいのにな。

そんな妄想をしていると、返済催促のスマホが鳴る。

だから、もう電話には出ていない。

この先、いったいオレはどうなるんだろう・・・。

マジで問題多すぎだよ。

まさか人生にこんなに追い込まれるなんてね。

もう、そろそろ立ち向かえるレベルでは無くなってきた。

日本に生まれただけ幸せ、なんて考え方もあるけど
ふつうに生活できるように戻してくれよ。

プラスにして、と言ってるわけじゃないよ。せめてメンタルをプラマイ0にしてくれないか。山積みの問題を苦しみながら生きてやるからさ。

そこからだって十分、どん底男の苦しむ姿を拝んで楽しめるだろう。

人生に愚痴っても仕方ないのにね。

今日も辛い。ただ単に寂しいです。

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