ももあん

今、興味があることを徒然に 独断と偏見で書いています 現在は林遣都さんの出演作を観たり…

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今、興味があることを徒然に 独断と偏見で書いています 現在は林遣都さんの出演作を観たり 原作本を読んだり おっさんずラブを何度も観たり…

最近の記事

春田と牧くんは末永く幸せに暮らしました

年明け早々から始まった「おっさんずラブリターンズ」がとうとう最終回を迎えた。 私も手放しで喜んでいたわけでもないし、細かいところを上げるとキリがないけど、概ね「おっさんずラブとはこういうもんだ」と言える本編だったのではと思う。 以下、ネタバレがあります。 まだ視聴していない方は、ブラウザバックをお願いします。 ネタバレ上等!な方はそのままお進みください。 良かったのはやはり「夫夫(ふうふ)」として新生活をスタートした春田と牧くんの心の距離感と、ごく自然に寄り添う姿が拝めた

    • 彼らからしか得られない栄養がある

      3話のわたあめキスを見た時から、私の心のエンジンがかかった どうも彼らのキスは私にとってトリガーとなるようである ここ2年ほどは、「林遣都ファン」としての推し活が忙しかったのもあり、 おっさんずラブについてはそこまで追いかけてもなかった 何より、妙な上書きをされることが嫌だったので、できればもうそっとしておいて欲しいという気持ちも強かったし、友達ともそういう話をしていたという事もある 劇場版を観て以降、モヤモヤと残る不満とSNSでの悲鳴にも似た嘆きの言葉が目に入る事で、中

      • ふたりだから生まれる空気感

        2話の感想を書こうと思いつつ どこに焦点をあてていいのか全く思いつかず 第3話が放送されてしまった いろいろあったけど 2話でのポイントは春田母が牧くんの作った料理だけは完食していた事が最大か、と 知り合いに作ってもらったと正直に話した牧くんに、特に咎める様子もなく それどころか全然関心がない風だった春田母 牧くんも気合が入り過ぎて少々空回りしている部分もあったけど 最終的には合格点をもらえたと感じたのではないかと思えて、こちらもちょっと嬉しくなった さて2話のラスト

        • おかえり、ただいまから始まる「リターンズ」

          やっと二人が帰ってきた。 2018年、多くのファンを獲得したあのドラマの二人が、画面の中で新しい表情を見せる。 たったそれだけのことで「お祭り騒ぎ」できてしまえるのがファンである。 正直、始まるまでは疑心暗鬼になっていた。 なにせ2019年の劇場版が想定外の連続であり、終始不機嫌そうな牧くんと、勘違いするはずもないミスリードと。 不自然なほどギクシャクさせた中でも、「春田と牧」だけは連ドラと変わらない絆があることだけが救いだったあの映画で、多くの人が不完全燃焼になっていた

        春田と牧くんは末永く幸せに暮らしました

          「絶望」と言う名の「希望を抱く人」

          YouTubeを本格的に見始めてから5、6年経つが、最近とてもハマってしまったチャンネルがある。 「絶望ライン工ch」というチャンネル名。 40代独身、非正規雇用の労働者、婚活中というパワーワードの塊のような投稿者だ。 「絶望」というだけあって、質素な暮らしぶりを投稿する「日常系」なのだが、その動画の節々にはそれほど「絶望」感はなく、そこはかとなく漂う上品さと質の高さが垣間見える謎のチャンネルでもある。 ただ、その投稿主の過去や背景を知ると、その「絶望」は浮彫となってく

          「絶望」と言う名の「希望を抱く人」

          音楽劇 「浅草キッド」

          11月26日(日)、無事大千穐楽を迎えられた事、ほんとうにおめでとうございます。 新型コロナウィルスの大流行から、舞台の中止や演者の変更など、何かしらのトラブルがつきまとう中での完走は、ほんとうに素晴らしいと思います。 私が知る限りでは、「フェードル」の初日が緊急事態宣言のために仕切り直しになってしまったこと以外で、林遣都くんの舞台が中止になった例はなかったと思います。 これはある意味、奇跡ですね。 そして私は、浅草キッド大阪公演を2度観劇。 私は昭和40年代生れなので、

          音楽劇 「浅草キッド」

          鹿浜鈴之介という人

          「初恋の悪魔」が最終回を迎えて、もう10日経とうとしているのに、その余韻はまだ薄れる事がない。 自分の気持ちを満たすためだけにこの作品について書き残していこうと思う。 「エゴだ」ときちんと自己申告しておけば、鈴之介氏も許してくれるだろう。 最終回を見終えても、まだ考える事が多い作品というのは、人の心に残り続ける。 伏線と思われた箇所の謎解きが終わっていないと感じるとそれもずっと燻ぶり続ける。 もしかしたら作者はそれを「伏線」とは考えていなかったかもしれないし、そもそも人間そ

          鹿浜鈴之介という人

          備えあれば憂いなし

          災害時に備えて、備蓄してるよ、という方は そのまま続けておいて欲しいと思います うちはちょうど切れてしまっていたので ほんとに何もなく あるのは1か月分買いだめする冷凍庫の中の食材のみ 熱があったり、体調不良だと そんなの調理する気にはなれませんし 何よりも「感染症」という点からすれば 罹患した人間があちこち触るわけにもいかず… オミクロン株は潜伏期間が3日間程度と言われていますが 感染力は異常に強いのか 娘と同じ部屋で寝起きしていた私が感染するのはわかるとしても 娘とほぼ接

          備えあれば憂いなし

          ついに、来た

          大阪府民880万人 下げ止まりとはいえ、毎日3000人超えの新規感染者数 いつか来る…と思ってはいましたが、 その日は突然に… って感じでしたけども 娘から家族全員に感染したようで、 それでもみんな、かなり軽い症状で済んでいます 娘だけワクチン未接種 残り3名は、2回接種済、3回目の接種券を待っていたところ なのに、全員同じくらいの症状っていうのが ワクチンの効果があったのか? 未接種の娘が一番軽くて、なんなのだ? と疑問も多いのですが まぁ、そこは今後の研究に期待する

          ついに、来た

          映画「犬部!」を観て思うこと

          ~ネタバレを含みます~ 関西での「犬部!」上映は滋賀を除いて終了してしまった。 東京ではミニシアターを中心に随時上映が決定し、シネコンとの入れ替えが始まっているようだ。 関西でも是非、ミニシアターなどでの上映を期待したい。 犬や猫の殺処分というのはとても難しい問題だ。 可哀想だから、と全部引き取って面倒を見るのにも限界がある。 現在も年間3万頭以上の殺処分が行われているそうだが、そうした原因は人間にあると断言できる。 昔「動物のお医者さん」という漫画が流行った。 とても

          映画「犬部!」を観て思うこと

          プーのこと①

          映画「犬部!」を初日から3回観た。 子供の頃から動物が家にいた私にとって 共感できる部分もたくさんあるので 初回は涙が無意識に流れて来たシーンもたくさんある。 父親が動物好きで子供の頃から犬や小鳥が常にいた。 私が小さい頃にいた犬は雑種の白い子で 私が生まれた時から飼っていたらしい。 私が16歳の時に虹の橋を渡った。 当時は「犬は外で飼うもの」という事が当たり前で、 基本拾うか貰うかした雑種犬が多かった。 血統書付きの純血種(要は犬種の名前があるもの)は お金持ちの人しか

          プーのこと①

          映画「嫌われ松子の一生」

          さて、何から書き始めればいいのだろう。 観終わった後に放心状態となるような作品は久しぶりだ。 連続ドラマとして放映されている時に見ていたのだが、 最終回を見逃してしまい、ずっとそのままになっていた。 映画はその半年ほど前に公開になっていたので、 存在は知っていたし、主演が中谷美紀さんというのも魅力的だった。 ただ、なかなか観る機会がなかった。 ずっと気にはなっていたし、いつか観たいと思っていた。 家事の隙間時間にネトフリを開いたら目について 「ああ、そういえば」と何気な

          映画「嫌われ松子の一生」

          フェードル

          恋はするものではなく落ちるもの そんな言葉を耳にしたのは いつ、どこでだったか 「フェードル」はまさに 「恋に落ちた」 いや 「恋に堕ちた」人の 狂おしい情念とパワーで 様々な人や関係を破壊する物語だ 国王である夫・テゼの先妻の息子であり 自分にとっては義理の息子にあたるイッポリットに 恋い焦がれて苦しみ わずかに残った正気の中で 彼女は自らの命を絶とうと試みるも 乳母・エノーヌによって引き留められ ついにはイッポリット本人にその思いをぶちまける そもそもテゼの浮気性

          フェードル

          30歳恐怖症

          「私をくいとめて」が12月18日に公開になる その前に東京国際映画祭があったり 一般試写会があったり いろいろとあるが 私のような地方民にはハードルが高いので 多分、初日に行く事になるだろうと思う 原作は読み終えている これがどうなるのだろうとワクワクもしている 年齢の設定も少し違うし 多田くんの容姿も違う どんな風になっているのかが楽しみだ 今の女性はわからないが 私がまだ若い頃には 「30歳」はとても高いハードルだった まだ女性をクリスマスケーキに例えていた頃で

          30歳恐怖症

          湖に頭まで潜る幸せ

          林遣都という人のファンになって1年が経った この1年はとても充実していた 朝ドラでほぼ毎日彼の演技を見る喜び 舞台での生の演技を観る喜び 雑誌やネット記事などでインタビューを読める喜び どうしても枯渇していた時には 過去のインタビューが載っている雑誌まで買い漁り 過去の作品を観てしのいできた1年 とても楽しかった 今年の2月 大阪での豆まきに参加するという情報が入ったが 娘の受験間近であり 折しも新型ウィルスが猛威をふるい始めている時期でもあり 泣く泣く断念したのだ

          湖に頭まで潜る幸せ

          ミッドナイトスワン

          ネタバレを含みます 未鑑賞の方はご注意下さい 「ミッドナイトスワン」 公開前からかなり話題になっていた 本当は先行上映も舞台挨拶も行きたかったが 残念ながら仕事が入っていたので やっと本日、9月28日に観ることができた とにかく最初から最後まで 「救われること」がないほど ヒリヒリとした空気が漂う映画だった なのに観終わった後に残る優しい気持ち 登場人物すべてに寄り添いたくなる気持ちになった 凪沙と一果のぎこちない生活が 徐々に変化する過程 その感情の揺れや動きが と

          ミッドナイトスワン