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地球で見つけた好きな物の話ー本の章7頁ー

 地球を旅する冒険者の皆様、人口の多い王国では馬車や商人、通行人の量が増えている為、王宮の兵士達が手旗信号なる物で誘導を行なっているそうで御座いますよ。元本読師の文者部屋美です。


 御無沙汰の「本の章」で御座いますが、前頁「本の章」6頁は何と

見事!note公式様!
「みんなのおすすめの本記事まとめ」に
ピックアップして頂きました~!!!!!

note旅団の皆様!
本当に本当に、有り難う御座いました!!!!


 御陰様で、あっと言う間に文者の本ビューランキング「第3位」に、食い込んで参りました(笑)。


ちなみに、不動の「第1位」は「ぺんてるちゃんの章1頁」
「第2位」は「文房具の章1頁」が、ほぼ動く事なく
上位を陣取っております!!!!!


いつも文者の頁を御読み下さっている
冒険者仲間の皆様!!!
心より、感謝申し上げます!!!!!



 そして、そして!

 ついに、始まりました!


創作大賞 2024!!!!!



 文者も、満を持して!

こちらの作品を
「ファンタジー小説部門」にて、
応募させて頂きました!


 夜中であったにもかかわらず投稿後、すぐにスキボタンを押して下さいました冒険者の皆々様!!!

 本当に嬉しくて嬉しくて、涙が出そうで御座いました(涙)。

 この物語は四半世紀も前の、文者がまだ若かりし頃に綴ったお気に入りの物語であり、あえて執筆時の日付を最後に入れさせて頂きましたが、ほぼほぼ当時のまま手直し等はしておりません。

 昔からいつも感想をくれる妹にしか見せた事はなく、25年の時を経て初めて地球を旅する冒険者仲間の皆様にお届けする事が出来ました!!!

 また頁を改めまして綴らせて頂きたく存じますが、取り急ぎ御礼申し上げます!!!!!




 さてさて、今回の「本の章」7頁目の内容は「地球に降り立った私が出会った 古典海外ミステリー3冊」について綴ろうと思います。


 ちなみに、古典作品とは…今から100年前後もの長い間、延々と読み継がれている名作中の名作の事である…と、文者は解釈しております。

 その中でも、文者の大好きな「海外ミステリー」の古典作品3冊を、御紹介させて頂きます!


 本好きの冒険者の皆様におかれましては、古典作品はどのような物を御読みになった事が御座いますでしょうか?


 文者は「本の章」2頁でも綴りました通り、本格的にミステリーにハマりましたのは、それこそ古典ミステリーの代表作家でもあります「アガサ・クリスティー」氏で御座いました。


 それ以前に、小学生の頃から「講談社青い鳥文庫」にて、「シャーロック・ホームズ」や「怪盗ルパン」等を読み漁り、既に古典海外ミステリーに触れておりました故、文者の海外作品好きは此処で形成済みであったと言う訳です。


 ですので、「本の章」3頁にて読書家冒険者文者部屋美の復活を綴らせて頂きました通り、此処は原点に立ち返って古典の海外ミステリーを読み直してみようと思い立った訳で御座います。


 いくつかピックアップし、有名どころを片っ端から読み漁りました。


 軽く、ラインナップを御紹介させて頂きますと、


「モルグ街の殺人」エドガー・アラン・ポー 新潮文庫

 古典海外ミステリーを語る上で、この作品を抑えない訳には参りませんよね!!!

世界で一番最初に書かれた推理小説が、
このポー氏の「モルグ街の殺人」だと
言われております。


 様々な出版社から出ているのですが、たまたま本屋に新潮文庫の物しかありませんでしたので、文者はこちらを購入致しました。


まあ、結論から申し上げますと…
うーん…笑ってしまいました(笑)。


え?そう言うオチ?(笑)


 しかしこの作品の御陰で、現在に至るまでの様々なミステリーの名作が生まれる事になった訳であり、


本作に登場する没落名家出身の素人探偵
「C・オーギュスト・デュパン」こそが、
あのシャーロック・ホームズの原型となったキャラクター


 だそうで御座いますから、ポー氏には「良くぞ、書いて下さった!」と、拍手を送らせて頂きたく存じます!!!!!



「妖魔の森の家」ディクスン・カー 創元推理文庫

 カー氏の存在も、古典海外ミステリーを語る上では、欠かせない存在であるかと存じます。

 有名作品は多々あれど、悩みに悩んで文者はこちらの作品を購入させて頂きました。

 まず、タイトルが既にファンタジー感たっぷりで、そう言う要素もあるのかしら?と、ワクワクした訳であります。

 しかしですね、実際はファンタジー要素ゼロであり、100kgの大柄名探偵「ヘンリー・メリヴェール卿」も真っ青の、それはそれは恐ろしいミステリーで御座いました(笑)。 


 そうですね…こちらは短編集になっておりまして、他の冒険者の皆様もレビューで綴られておりますが、この表題作は割と評価されているのですが、他はまずまずと言った所。

 文者的には、全体的にまずまずと言った所でありました…。



「ジャンピング・ジェニィ」アントニイ・バークリー

創元推理文庫

 バークリー氏は「最上階の殺人」が新訳で発売されて間もないのですが、文者はあえてこちらをわざわざ取り寄せて購入。

とにかく、被害者がとんでもない女!!!


 よくもまあ、此処までの人物を生み出したものだと、其処に感心してしまった次第であります(笑)。

 本作の探偵役は、作家の「ロジャー・シェリンガム」。

 彼がまた、何と言ったらいいのか…。

 完璧にビシッと推理を決めるタイプではなく、陽気で社交的ではあるものの、お喋り好きで少々お間抜けな面もあったりと…まあ、憎めないキャラクターではあるのですが(笑)。


 他の冒険者の皆様のレビューによれば、ロジャーの推理は作品を追う毎に
酷くなっている(笑)
そうで、いわゆる「迷探偵」と言う立ち位置で初期作品からあえて書かれているそうであります。


 また機会があれば、他の作品も読んでみたいと思っております。



「ナイン・テイラーズ」ドロシー・L・セイヤーズ 創元推理文庫

 セイヤーズ氏は、アガサ・クリスティー氏と並ぶ有名女流ミステリー作家で御座います。

 セイヤーズ氏の作品もどれから読むべきか、非常に悩みました。

 そして、こちらの作品を購入した訳ですが…いや~文者には少し、翻訳が分かりにくかったように感じました。


 貴族探偵ピーター・ウィムジィ卿はお付きの運転手と共に、雪深い地方の道端で溝にはまって立ち往生してしまい、教会の見える近くの村に助けを求める所から物語は始まる。

 その村では死者が出ると、弔いの為に鐘を鳴らす風習があるそうで御座います。

 その鐘には全てに名前が付けられており、その歴史から、鳴らし方から、まあ事細かに説明文が長々と続く訳であります。


 此処の辺りが、出来れば新訳で出して頂けると有り難かった(涙)。


 冒頭の部分は、これから何が起こるのだろうとワクワクしながら読んでいたのですが、鐘の説明が入り始めてからどうも文者の頭ではチンプンカンプンで、もうそれ以上話が入って来ませんでした(笑)。


 そして…まあ、村人達の純粋さが其処に表れているとは思うのですが、話し方の翻訳のクセ(笑)!

「~でのす。」
「~でがす。」
「~ちょるのす。」


 文者の理解力を越えましたので、残念ながら挫折致しました。



「ギリシャ棺の謎」エラリー・クイーン 創元推理文庫

 有名な「Xの悲劇シリーズ」と、こちらの「国名シリーズ」と迷いましたが、後者の中から本作を購入。

うーん…(またか・笑)。


文者の本の「面白い」「面白くない」の基準は
「1頁目」で決まると、
以前にも「本の章」3頁にて綴らせて頂きました。


 こちらの作品のファンの冒険者の皆様には大変申し訳ないのですが、文者には合わなかったようで御座います(涙)。



 とまあそんな訳で、代表的な古典海外ミステリーを何冊か御紹介させて頂いたのですが、
 

ようやく、本題で御座います(笑)!!!


 では、早速発表致します!





1.「グリーン家殺人事件」S・S・ヴァンダイン 創元推理文庫

 こちらも古典海外ミステリー常連作家、ヴァンダイン氏の代表作で御座います!

 「本の章」4頁にて、少しだけ御紹介させて頂きました。


 ヴァンダイン氏の作品は、創元推理文庫にて続々と新訳版が発売されておりまして、こちらの「グリーン家殺人事件」も1月に出たばかりで御座います。


 「僧正殺人事件」とこちらと、大分悩みました(笑)。


 特にこの「グリーン家殺人事件」に関しましては、他の冒険者の皆様のレビューを見ますと

「新訳版の御陰で、随分読みやすくなった」


 と言う御意見が多く、そんなに読みにくい内容なのだろうかと正直ビビっておりましたが、文者は近くの老舗書店にて旧訳版を見つけてしまい、


「値段が安い」




 と言う理由で、すかさず購入してしまった次第であります(笑)。


 あらすじを、御紹介致しましょう。


 ニューヨークの真ん中に取り残された、前世紀から建つ古い屋敷グリーン家。
 主は既に亡くなっており、現在は母親と5人の子供達が住んでいる。
 その内、2人の娘が何と銃で撃たれてしまうと言う惨劇が起こった。
 世間が「押し入り強盗説」で盛り上がる中、渦中のグリーン家長男はそれに納得が行かず、警察の捜査も当てにならないと、地方検事のマーカムに相談を持ち掛けた。
 マーカムは長年の友人である、素人探偵のファイロ・ヴァンスを誘ってグリーン家長男の依頼を引き受け、調査に乗り出す。
 屋敷内の捜索や関係者への聞き込みを進める中、何と次の犠牲者が出てしまう事態に。
 グリーン家に渦巻く愛情と憎悪、嫉妬と侮蔑、様々な秘密を抱える家族達の関係性。
 それらが徐々に暴かれると共に、犠牲者も1人、また1人と増えて行く。
 犯人の目星が付かないまま、流石のヴァンスも焦りの色を見せ始めていた。
 果たして、犯人はこの中にいるのか?ヴァンスは無事、事件の真相を突き止める事が出来るのだろうか?


 旧訳ではありましたが、物語自体が非常に面白かったので、翻訳は全然気になりませんでした!


 ヴァンスのキャラクターが、スラッとして筋骨逞しく、彫刻の様な整った顔立ちとの事で、性格は「冷静沈着な皮肉屋で好男子とは言えない」そうですが、中々好感の持てる人物でありました。


 まあ~~~、グリーン家のメンバーがもう!

まるで「某渡る世間のドラマ」のような、
それはそれはドロドロとした人間関係!!!



 で、ありまして!!!!!


 この中で一体、次は誰がどうなってしまうんだろう?と、非常にワクワクしながら読み進める事が出来ました!


 犯人は、この人?いや、やっぱりこの人?と二転三転しつつ、後半でこの人ではないだろう!と言う人まで可能性が出て来たりして、最後の最後まで気が抜けませんでした。


やがて、犯人が分かった時には…
「ああ…映像化して欲しい!」
と、感じた次第であります(笑)。



 犯人は名演技が不可欠ですので、バシッとハマる演技を是非映像で見てみたい!そんな作品で御座いました。





2.「黄色い部屋の謎」ガストン・ルルー 創元推理文庫

 ルルー氏は、あの有名な「オペラ座の怪人」を書いた作者であると言う事で御座います。


 ただ年代的には「黄色い部屋の謎」の方が、どうやら先に書かれた作品の様であります。


 こちらは早川書房旅団様からも「黄色い部屋の秘密」として発売されており、散々悩んで文者は創元推理文庫の方をを購入。

 勿論文者は、ハヤカワ文庫も数多く所有致しておりますが、


如何せん、合うカバーがない。


 以前少し綴りましたが、文者は大好きな水色のA4カラーコピー用紙を文房具店で購入し、それをカバー代わりに使っておりますので、まあ問題ないと言えばないのでありますが(笑)。


 では、あらすじを。


 勲章を授与されるほど有名な科学者であるスタンガルソン教授と、その令嬢マティルド。
 二人が住む森の外れにあるグランディエ城には、父親の仕事用の実験室があり、其処でアカデミーに発表する研究を続けながら、娘も助手として父親を支えていた。
 この日の夜も父親と娘、そして昔から一家に使えている老人ジャックは三人で実験室にいたが、先に休むと言い残して娘はすぐ隣にある寝室へ入って行った。
 しかし、暫くして突然娘の悲鳴が聞こえて来る。
 慌てて父親とジャックがドアをぶち破ると、其処には寝間着姿の娘が瀕死の重傷を負い、血の海の中に倒れていた。
 窓もドアも鍵が掛けられていた、その「黄色い部屋」と呼ばれる密室には、娘の姿しか見当たらない。
 一体、襲撃者は何処へ消えたと言うのか?
 この事件の謎に挑んだのは若き新聞記者、18歳の青年ルルタビーユ。
 パリ警視庁の名警部ラルサンと謎解き合戦を繰り広げながら、父親、ジャック、娘の婚約者、城の門番夫婦等、何か隠し事がありそうな関係者達を次々と問い詰めつつ、徐々に事件の真相に迫って行く。
 果たして、どちらが先に犯人を突き止めるのか?
 密室で娘を撃ち、其処から見事に消え失せた人物とは?


 残念ながら文者は「オペラ座の怪人」は未読でありまして、こちらの「黄色い部屋の謎」も100年以上も前に書かれた作品で御座います故、果たして世界観に馴染めるかと、正直不安ではあったのですが。
 

そんな心配は、全くもって無駄で御座いました!


 初っ端から世間がこの「黄色い部屋の事件」で盛り上がっている様子が書かれており、娘の容態や父親の崩れ落ちるような心神喪失ぶりも共感出来る所があり、あっと言う間に物語に引き込まれて行きました。


 探偵役のルルタビーユが18歳の若さである事に驚いたのですが、彼は真っ赤で真ん丸の福顔で、人当たりが良く、どんな荒んだ人間も魅了する気のいい男だそうで御座います。


 いや~、様々な証拠や登場人物達の聞き込みにより、事件は二転三転して行く訳なんですけれども、どの人物も何となく怪し過ぎて読みながら大分振り回されました(笑)。


 ルルタビーユは持ち前の頭の回転の良さで、周りがちょっとイラっとしてしまう程、「自分だけは分かっている感」を出したりもするのですが。


 最後、犯人が分かった時は「えーっ?そんなのアリ?」と、ちょっと吹き出しそうになりました(笑)。


 まあ…思い返せば、所々おかしな行動を取っていたと言えば取っていたのですが、逆にそう言う行動を取る事も…あるかぁ…と、勝手に自分を納得させてしまっていたので、やっぱり其処で疑うべきでした(笑)。


 ラストの展開は、まだこの物語には続きがありそうな雰囲気を醸し出しており実際続編が出ているようなのですが、恐らく絶版になっているのではないかと思われます。


東京創元社旅団の皆様!!!
是非とも続編の再販を!!!!!





3.「赤い館の秘密」A・A・ミルン 創元推理文庫

 ミルン氏の名前を聞いて、思い当たる冒険者の皆様もいらっしゃる事でしょう。

 

そう、あの「クマのプーさん」を書かれた作者であります。



 文者の幼少期の愛読書で御座います「岩波少年文庫」より、「クマのプーさん」は出版されております。


 また、大人向けに

新潮文庫から、阿川佐和子様・翻訳
角川文庫から、森絵都様・翻訳



 で出版されておりますので、未読の方はこちらから入られるのも宜しいかと存じます。


 とは、言え…。


 どうも文者は幼き頃より、「クマのプーさん」には食指が動かないのであります。

 イラストも可愛らしく、世界観も何となくディズニーのキャラクターとして存じ上げてはいるのですが、原作本には手が伸びず。


 そんな中、そのミルン氏がミステリーを書いていると知り、だったら文者はまずこちらから入ってみようではないか!と言う事に。


 それでは、あらすじで御座います。


 長閑な田舎に建つ名士の屋敷、赤い館。
 主のマーク・アブレットは、ハウスパーティーと称して五人の宿泊客を招待していた。
 その他に、マークの従弟であり館の管理を任されているケイリー、そして館に勤める従業員達も共に住んでいる。
 ある夏の昼下がり、青年アントニー・ギリンガムは旅先の宿屋で「赤い館」の話を亭主から聞く。
 宿泊客5人の中の1人、ウィリアム・ベヴァリーはギリンガムの友人であり、まさに先日「赤い館に泊まっている」と言う手紙を受け取ったばかりであった。
 折角近くまで来たのだから…と、ギリンガムはべヴァリーに会いに赤い館へ向かう。
 すると、其処には激しくドアを叩くケイリーの姿が。
 ギリンガムが声を掛けると、ケイリーは「銃声の音が聞こえた」と慌てた様子。
 初対面同士ながらも協力し合って窓をぶち破り、中に入ると其処には男の死体が。
 ケイリー曰く、それは紛れもなく主マークの兄であり、15年もの間全く姿を見せる事のなかったロバートだと言う。
 実は先日「久しぶりに館に戻る」と言う連絡がロバートからあり、あまり褒められた性格ではない兄とマークはうまく行っていないようだった。
 それらの状況を踏まえて主のマークが怪しいと思われたが、何とマークは忽然と姿を消してしまったのだ。
 ゴルフ場でのプレイを終え、館へ帰って来た5人の宿泊客。
 ベヴァリーとの再会もそこそこに、ギリンガムは彼を相棒役に据え、事件の真相を追う事に。
 果たして犯人は?主のマークは何処に?ギリンガムは、ベヴァリーと共にこの謎を解明する事が出来るのか?


 流石は、子供向け作品の作者!

 非常に読みやすく、ミステリー特有のおどろおどろしさも全くないので、そう言った雰囲気が苦手な冒険者の皆様も気軽に読んで頂けるのではないでしょうか?


 外国の田舎の夏の長閑な田園風景の中で起こる、殺人事件でありながらも何処か「赤毛のアン」の情景を彷彿とさせるような自然たっぷりの世界観は、ライトノベルのような感覚で入り込む事が出来るかと存じます。


 探偵役のアントニー・ギリンガムも、「中々のいい男であり、きれいに髭をあたった彫りの深い顔立ち、どんな細かい事も見逃さない灰色の目」とある通り、様々な観点から鋭い推理を披露して行きます。


 相棒役のウィリアム・ベヴァリーは、好奇心旺盛で、ちょっぴりドジな憎めない性格で、読者は彼と共にギリンガムの推理を御手伝いしているかのような感覚を体験出来ます。


 序盤はああでもない、こうでもないと、推論を立てながら文者も自分のメモとにらめっこしておりました。


 終盤になると、まあ良くある話では御座いますが、新たな証言者が出て来たりして、結局の所どうなるのだ?と(笑)。


 そして最後、犯人が分かりました時には、まあそうだろうなと思いつつも、何だか物悲しい気持ちに相成りました。


 残念ながら、ミルン氏のミステリーはこの1冊だけのようで御座いまして、このような気軽に読める初心者向けミステリーを、もっと書いて欲しかったと言うのが正直な感想で御座いました。




 さて、如何でしたでしょうか?


 どれか気になる作品が1つでもありますれば、文者も御紹介した甲斐があると言う物で御座います。


 そして…。


 この度の、見出し画像の意味が御分かりでしょうか?


 そう!


 本当に偶然なのですが、今回御紹介した作品のタイトルが


「緑、黄、赤」
の3色だったのであります!!!

(まあ「グリーン家」は名前であります故、
緑色と解釈するか否かは
意見の分かれる所では御座いますが・笑)



 ですので、数々の本を御紹介するに当たり、このような偶然から成る括りでまとめるのも面白いなと思いました。


 それでは皆様、素晴らしい読書の旅をお続け下さいませ!




 手旗信号も、中々の重労働でしょうね…。
 王宮の兵士の皆々様の御尽力には、頭が下がります。

 ああ、ほら…ああやって馬車の前に飛び出しそうなお子様の誘導も、きちんとなさって下さり、有り難い事ですね。


 え?冒険者の依頼掲示板に、手旗信号の御手伝いが?

 いえいえいえいえ、私にはとても務まりませぬ!

 貴方様は本当に、好奇心が旺盛でいらっしゃいますね。
 私も、見習いとう存じます。

 これからその勉強の為に、本屋へ?
 ええ…御一緒したいのは、山々なのですが…。

 以前、地下ダンジョン攻略パーティで知り合いになった若い御嬢さんが、何故か私を慕ってくれておりましてね。
 久々に近日私に会いたいと旅して来られます故、先に宿屋に戻りまして彼女の「元本」でも読んで差し上げようかと思いまして。

 「元本」の内容を綴ります羊皮紙と、インク瓶を買い足さなくてはなりませんので、お先にこちらで失礼させて頂きます。




※この度の画像を探すに当たり、3色が全て入っている物と言う事で「信号機」の画像をお借り致しました。しかしライトが緑だけ点いていたり、赤だけ点いていたり…と言う物が多い中、こちらの冒険者の方の画像は丁度3色が綺麗に見えており、大変助かりました!投稿者の方、有り難う御座いました!


その他の本の章の頁はこちら!


noteの門開設1か月を記念致しまして、綴らせて頂きました

放浪の元本読師 文者部屋美の本棚ーサイトマップー

 こちらも是非、御活用下さいませ!
(クリエイターホームページ「プロフィール」のタブにも
         固定させて頂きましたので、そちらからもどうぞ!)


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