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Pizza 4P'sのサステナビリティ

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Pizza 4P'sでの仕事内容です。ベトナムのレストランでサステナビリティ担当しています。
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Pizza 4P'sホーチミン全店舗のガラス瓶を100%リサイクルし始めました

Pizza 4P'sホーチミン全店舗のガラス瓶を100%リサイクルし始めました

11月末より、ホーチミンの全店舗から出るガラス瓶をリサイクルし始めました。12月20日時点で、700kg近く回収されています。

以前より、ビール瓶やワインボトルの空き瓶など、ガラスの瓶はかなりの量が廃棄されていて、店舗側からもなんとかリサイクルできないかと相談されており、ずっと検討していたことでした。

今回、これらガラス瓶を全てリサイクルできるようになったのは、ガラス瓶製造会社であるO-I B

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ガラス瓶返却プログラム、3ヶ月経過。1300個以上の瓶を回収&リユースしました

ガラス瓶返却プログラム、3ヶ月経過。1300個以上の瓶を回収&リユースしました

1,323個の瓶を回収しました
さて、今年8月から開始したPizza 4P'sが小売販売するヨーグルトやプリンの容器であるガラス瓶を回収するプログラムですが、開始から3ヶ月が経過しました!

この3ヶ月間で回収できた瓶の数は1,323個。ちなみに、一番多く回収した店舗はホーチミンのサイゴンセンター店でした。

開始から3ヶ月でこれほどの回収ができてとても嬉しく思います。ただ、同期間に生産したヨーグ

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ミミズコンポストワークショップを開催しました

ミミズコンポストワークショップを開催しました

10月25日(日)、Pizza 4P's Xuan Thuy店にて、ミミズコンポストのワークショップを開催しました。ベトナム発のイベントオンラインプラットフォームを提供するVibeji社の協力のもと、小規模なワークショップを実施。結果、オフラインで11名、オンラインから3名参加していただきました。

ミミズコンポストはXuan Thuy店をオープンした2019年3月からずっと継続しており、お店のキ

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Pizza 4P'sは、全店舗にて使用する卵を、今年中にケージフリーで育てられたものに切り替えます

Pizza 4P'sは、全店舗にて使用する卵を、今年中にケージフリーで育てられたものに切り替えます

先日、ダックラック省を訪問した際に、そこで300haもの大きな土地でオーガニック農法を実践するEveryday Organic社の農場を訪問させていただきました。

同農場は2016年にスタートしたばかりですが、翌年2017年にはオーガニック認証を取得。野菜や果物に関しては、USDA、EUのオーガニック認証、JAS有機認証を取得しています。

驚くのはその規模感。総土地面積は300haもあり、まだ

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ダックラック産のオーガニック胡椒を使い始めました

ダックラック産のオーガニック胡椒を使い始めました

Pizza 4P'sで使用する胡椒をダックラック産のオーガニック胡椒に切り替えました。同地域の胡椒農家さんと提携しているViet Pepper社の胡椒です。

日本だと胡椒は食材としてはかなり脇役、というか「胡椒をかけてもかけなくても味はあんまり変わんないよね」という存在になりがちですが、ベトナムなど東南アジアで味わう胡椒は、生産地ということもあり、とても風味豊かです。

Viet Pepper社

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ガラス瓶の返却プログラムを開始しました

ガラス瓶の返却プログラムを開始しました

Pizza 4P'sが販売しているヨーグルトやプリンの容器として使われているガラス瓶を返却していただけるプログラムを開始しました!​

返却方法4Psのウェブサイト、コンビニ、スーパーなどで購入されたヨーグルトやプリンの瓶をご自宅で簡単に洗っていただき、ホーチミンもしくはハノイのPizza 4P's店舗へお持ちください。

返却のリターン瓶を返却いただいた方にはなんと、

 1つの瓶でストリングチ

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ベトナム南部の農家さんからカニを調達し始めました

ベトナム南部の農家さんからカニを調達し始めました

昨年末に訪問したベトナム南部のカニ農家さんコミュニティ。Pizza 4P'sのホーチミンの店舗の蟹パスタは、100%ここのコミュニティから調達になりました。

ここは、ベトナム南部カマウ州のさらに最南端にあるナムカン郡ラムハイ村のカニ農家さんコミュニティ。ナムカン空港から車で2時間ほど走り、さらに小型ボートで15分ほど川を進んだ先にあります。

およそ2000世帯ほどの小さな村ですが、ここの村人の

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コンポスト1ヶ月経過。合計360kgのレストランから出た生ゴミが堆肥になりました

コンポスト1ヶ月経過。合計360kgのレストランから出た生ゴミが堆肥になりました

前回のnoteに書きましたが、Pizza 4P'sのEstella店から出てくる生ゴミをガーデニング屋さんのGAGACOでコンポストにしてもらい始めました。

さて、テスト的に初めてみたこのコンポストプロジェクトですが、1ヶ月経ちまして、どれくらいの生ゴミを送ったのか確認してみると、その量なんと360kgでした!

1日あたり、およそ12kgくらいですね。送っていたのは主に堆肥化しやすい野菜の切れ

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家庭菜園ショップと提携して、レストランの生ゴミを堆肥化し始めました

家庭菜園ショップと提携して、レストランの生ゴミを堆肥化し始めました

先週から、Pizza 4P'sのEstella Place店から出る生ゴミを、ガーデニング屋さんのGAGACOと提携して、堆肥化し始めました。

GAGACOはホーチミンにて家庭菜園に関連する製品やサービスを提供しているショップ。中でもオーダーメイドの木製プランターがめちゃセンス良いです。

プランター以外にも、ハーブの苗や種、害虫に効く天然のニームオイルや、自家製のコンポストも販売しています。

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コンポスト可能なプラ代替パッケージ開発企業7社

コンポスト可能なプラ代替パッケージ開発企業7社

前々回の記事では、デリバリーの包装素材をコンポスト可能なものへ切り替えようとしている話、そして前回の記事では具体的には「Home Compostable」な素材を探しているという話をしました。

仕事柄、定期的に世界中のパッケージ素材会社をリサーチしていまして、良さそうな会社(=Home Compostableな素材を開発している会社)には全てコンタクトしています。

本記事では、僕がコンタクトし

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コロナ時代の、サステナブルな食品パッケージについて

コロナ時代の、サステナブルな食品パッケージについて

飲食店を運営する上で、プラスチックゴミは大きな課題の一つです。キッチンで多くの使い捨てプラを使用しているのはもちろんですが、昨今のCOVID-19によるベトナム国内のロックダウン下では飲食店もデリバリーに頼らざるを得ず、多くの食品パッケージが使用され、そして廃棄されることになりました。

日本のゴミ収集の仕事をしている知人から聞いた話だと、家庭ゴミはコロナ以前と比べて1.5倍に増えていると話してい

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720個の紙パックをリサイクルしたプランターを購入

720個の紙パックをリサイクルしたプランターを購入

以前、Pizza 4P'sのオフィスの新しいテーブルとして紙パックをリサイクルした素材を使ったという記事を書きました。(下記参照)

これを書いたのが2019年7月。まだその当時はこのテーブルを作ってくれた会社には正式な名前すらなかったのですが、その後PLASTICPeopleとして事業をスタートしました!

彼らのインスタグラムの投稿にも書いてあるとおり、

プラスチックという素材を開発して地球

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ソーラー検討中の社内担当者向け資料(前編);事前検討

ソーラー検討中の社内担当者向け資料(前編);事前検討

2019年5月末、Pizza 4P's Xuan Thuy店に太陽光発電システムを導入しました。

今回この記事を書くに至ったのは、今後もっと多くのビジネス(レストラン、ホテル、工場などなど)が再エネを導入していくには、やはり社内の担当者の知識が重要だと思いまして、実際に導入した経験が少しでも参考になれば!!と思い、実際のソーラー導入経験+解説をザックリまとめることにしました。

ちなみに本記事は

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ソーラー検討中の社内担当者向け資料(後編);EPCと交渉

ソーラー検討中の社内担当者向け資料(後編);EPCと交渉

前回の記事では、ソーラー導入する際に検討すべきことについて実際の体験を元に解説しましたが、今回はその次のステップである「EPCとの交渉」について同じように解説します。前回の記事は下記からご参照ください。

さて、EPC会社との打ち合わせを行い、実際の屋根もEPCと共に確認し、事前検討事項もほとんど検討し終わったら、いよいよEPCから提案書をもらう段階です。

発電量シミュレーションの精査提案書をも

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