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絵描き、立体彫刻家、ジュエリー作家。 要はなんでもやる人。そして統合失調症と共に生きて…

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絵描き、立体彫刻家、ジュエリー作家。 要はなんでもやる人。そして統合失調症と共に生きてます。 自分の作品や抱えている云々を言語化するために、noteを始めました。

最近の記事

言語化に励む脳活動

ここのところ何ヶ月もnoteを書いていませんでした。 個展のお知らせも結局できず申し訳ありません。 個展までの間、特に制作に勢いがつき始めた頃からアウトプットはキャンバスの上でしていました。 そして個展が終わったあとしばらく抜け殻のようになった期間もありました。 そして体調も徐々に回復してきて、最近はアートに関わる仕事を探したり、 ZINEのために文章を書いたりしていました。 ZINEを作ろう!と思い始めて約一週間で入稿データがまとまりました。抜け殻のような期間にも

    • メタメッセージ!

      なんで今までこの言葉を知らなかったんでしょう(ただ不勉強なだけや!) 私は今まで自分の中にある少ない言葉でのみ芸術や表現について書いてきましたが、昨日友達と話していてやっとこの言葉に出会えました。 メタメッセージ それは言葉の向こう側、言葉の意味を超えたものが作品とタイトルの先にあるということ。 そして自分の制作に関して言えるのが、順番的にメッセージ→表現ではなく 表現→メッセージ であるという事。 私は制作の中で、言いたいことが先にあってそれを絵にしているので

      • 言葉って難しい

        友達が「無憂樹の文章はよくわかる、言葉が上手」と言ってくれた。 また別の友達は「核心突くね」と言う。 それらは全部物事をシンプルに言い換えているだけで、私の言葉は上手でも核心を突いてもいない。 ただ自分や誰かを客観的に観てそれを自分がわかりやすい言葉で表しているだけ。 きっと世間の誰かからしたら私の言葉は稚拙で知的さなんか感じられないだろうと思う。 実際そうだから。 友達と話していた時改めて自分は「感覚で表現する人間」だと知った。 私はその「感覚」を言葉というツールに

        • 異常正常、そして今日の音楽

          どうもこんにちは。 相変わらず心地悪さに翻弄されていますが、なんとかやってます。 さて、今日は通院の日だったのですが、日頃の鬱憤がにじみ出て同時に涙もにじみ出てしまいました。先生には「やっぱり入院する?」と言われたのですが、私は家の中でアトリエを行ったり来たりしてなんとか自分を保っているので、入院はお断りしました。 気候やなんかのせいもあると思いますが、やっぱり不調です。 なんて言うか、現実に居たくないというか、とにかく自分の周りのもの全てが心地が悪くて感覚を遮断したい

        言語化に励む脳活動

          今日は少し弱音を吐きます

          統合失調症。私の病名です。 この病気は多角的な症状を持っています。私はかつて自分の中にもう二人の自分がいました。4歳の私と14歳の私です。私は彼女たちに完全に支配されて、できるだけ苦しんで死ぬことを強要されていました。 私は食べることを禁じられ、私自身がこの世で最も忌むべき存在だと洗脳されていました。 その過程で私は拒食症になったり血を流したりしました。あまりに栄養失調状態が続いたので強制入院をさせられそうになりました。 日々薬で朦朧としながらそのような行為に励んでし

          今日は少し弱音を吐きます

          振動の行方

          物心つく前から何かを作って表現することに没頭していた。子供の頃はただ作るだけでよかった。大人になった今、自分を表現者と自覚している今はそうはいかない。 作ったものにはそれが生まれた理由があるし、私はそれを鑑賞者に伝える力を持たなければならない。 私は作品で語り、言葉でも語る。しかしそれらは手段にすぎない。私は自分の哲学を振動として誰かに伝えて共有したいのだ。 私たちは各々がそれぞれのやり方で振動を伝え合っている。たとえ振動に関して無自覚でも、それは間違いなく細胞レベルで

          振動の行方

          不条理と振動

          病による不条理に振り回される私にとって、何かを紡ぐことは唯一の対抗方である。 不条理は私を支配しようとするが、私によって観察される不条理こそが私に支配されているのである。 しかしそこには確かに愛というものもあって、愛憎と言うのだろうか、それは救いである。 不条理は物語の1行目を語って去っていく。私はそこから続きの物語を描き上げていく。 私は自分の身に降りかかる不条理を作品に仕立て上げているように見える。しかしそこにその姿はなく、むしろその残り香すら残したくない。 誰しもが持ち

          不条理と振動

          絵本をかこうかと思います。

          しばらくnoteをお休みしていました。日常生活でいろいろあって、でもそれをnoteに書くことはできず、モヤんとしていました。 表題の件ですが、そうなんです、絵本をかいてみようかなと思っています。 動機としては、昔から本という媒体に憧れていたというのもありますが、自分が抱えている問題(主に統合失調症のこと)はどうやったら伝えやすいか、と考えていたんです。でも今のところその絵本にはオチもハッピーエンドもなくてただ単に自分が今まで体験してきたものをショートストーリー的に紹介する

          絵本をかこうかと思います。

          絵を描くこと、化学変化、進化

          絵を描いていてたまに頂くご意見。 「もっとこういう風に描けばいいんじゃない?』 ご意見ありがとうございます。だ、け、ど。じゃああなたが描いてください。というのが正直な感想です。人の意見に耳を傾けることは重要です。リクエストや期待に答えてゆくのも、必要な時があります。 特に私は自分の感覚を信じ過ぎているところがあるのも自覚しています。外部刺激を受けて起こる化学変化は大切です。自分の知識や想像が及ばなかったところにたどり着くことができます。誰かが使っている面白そうな素材や視

          絵を描くこと、化学変化、進化

          昨日の病院のこととか

          昨日は通院日でした。最近幻覚や過呼吸がしばしばあったのでそのことをお話ししたらお薬の内容が変りました。同時に2種類以上の薬を処方しちゃいけない決まりができたので、少しずつ変えるのではなくいきなりスイッチする形でした。その薬は以前頓服でも飲んだことがあるものなので、薬疹等はないと思います。 今朝、起きたら見たことないくらい大きな埃がふたつ、ゴロンと床に落ちていて「??」と思っていたら、猫たちに網戸を外されていて彼らがベランダでのほほんとしているではありませんか!あわてて直そう

          昨日の病院のこととか

          私はテレビをもっていない、何をみているのか

          そう私は上京して14年テレビの無い生活をしています。もともとテレビっ子で、実家にいる時は暇さえあればテレビを見ていました。見ていない時は絵を描いていない時くらいでした。 脱テレビのきっかけはもちろん、上京してミニマムな生活がスタートしたことでした。母に「テレビ買う?」と言われたけれど、なんかまだいらないや、と思いました。それからは情報源がYoutubeで音楽を流したりDVDを借りてきて映画を観たりだけの生活になりました。 テレビが無くなってよかったことは、時間に縛られなく

          私はテレビをもっていない、何をみているのか

          みつめる、みつめられる

          今日は珍しくほぼ連続で12時間も寝ました。早朝に起きたりしてそのまま起きていようと思ったのですが、睡眠薬がよく効いていたのか眠気が覚めずにまた布団に倒れこみました。気がついたらお昼でした。でも純粋に(厳密には薬の効果ですが)「眠い」と感じたのは久しぶりの感覚でした。 私はよく進行中の作品を写真に撮ります。そして外出先やふとした瞬間にそれを見返して次の工程を考えたりします。そうやって自分の痕跡をみつめているのですが、ふと気がつくと逆にみつめられているような感覚になることがあり

          みつめる、みつめられる

          しあわせ、とか、たのしい

          昨日今日と私はとても幸せで楽しかったです。 昨日は友達と夜遅くまで笑いあって、今日は友達が私のジュエリー作品を嬉しそうに買ってくれました。 バカなことを言い合って笑ったり、「全部かわいい、迷っちゃう!」って言う友達と一緒にどれにしようか悩んだりしました。 幸せとか楽しいって感じられること、それは心が豊かで健康な証拠だと思いました。落ち込んでいる時は何事にも興味がわかなかったり、楽しいはずの空間にいてもひとりだけぽつんとした気持ちになってしまったりします。 私の友達はほ

          しあわせ、とか、たのしい

          入院するかしないか

          今日も私は4時に起床しました。昨夜寝たのが23時半頃だったので4時間半睡眠ですね。でも寝起きは割とすっきりしていました。段々と早起きしてnoteに向かうことが習慣化されてきました。 以前のnoteにも書いたように、睡眠はとても大切です。長さも質も大切です。私は本来ロングスリーパーなので、今日のように短時間睡眠だった日はお昼寝をしてしまいます。しかも結構な長時間。それだけで1日が終わってしまうこともままあります。でも、眠れない、眠らないよりましなのです。こうやって私は昨年末か

          入院するかしないか

          わたしはねこをかっています

          タイトルのとおり、私は2匹の黒猫と一緒に暮らしています。 彼らが私の元に来たのは3年と6ヶ月まえ。大学時代の同級生の実家の縁の下でお母さん猫が産んだ子たちでした。たまたまFacebookで同級生が保護主を探していて、私はそれに飛びつきました。昔から犬も猫も鳥も大好きだったけど、複数のアレルギーがあったので飼うのが難しかったんです。特に子供の頃は仔猫が強烈にアレルギーを引き起こしてしまって白目の部分がブヨブヨになるくらい目が痒くなってしまっていました。 でも、その保護主募集

          わたしはねこをかっています

          偶然、たまたま、おっとっと、他人

          私の制作スタイルでは、絵の具をある程度ランダムに配置して、その滲みにリアクションをするという事をメインにしているのですが、たまーにその滲みを操りたくなる時があります。 しかしそのキャンバス上で起こっている現象は私の手から離れた1個の世界で、私には介入できない領域があるのです。むしろ私はその「手を挟めない余白のような世界」を楽しんでいます。なのに「ここがもっとこうだったら」とかを思ってしまう時があるのです。 それって人間関係にちょっと似てて、ある程度親密になると相手の世界に

          偶然、たまたま、おっとっと、他人