今の心境は、正直言って「やっと終わった。うれしい。これで帰れる」という感じで、かつ呆然というような状態です。

一週間前にはよくわからなかったことが、今になるとわかることがありました。

まず「生かされる」という意味が分かりました。

あと内観のやり方で、なぜ小さい頃から順々に思い出さないとダメなんだろうと思ってたんですけど、“過去があるから今のここにいる自分がある“ということを気づかせていただきました。

それにしても、内観ってすごいなーと思いました。

お食事中の放送で昔の内観者の話を聴いても、自分の実感としても。

これからもし嫌なことがあっても、そのときは内観に来ちゃえば大丈夫だからいいや、と気楽に思えます。

私が内観に来させていただいたきっかけは、大学の研究室の教授が嫌で嫌でたまらなく、学校にいけなくなったことなんですけれども、内観してても「こんなことしてて学校に気持ちよく行けるのかなあ」と思ってたんですが、先生にお話を聞いていただいたり、内観を続けるうちに、
「あの先生も私を作る要素の1つだ」と思いました。

あと、「生かされる」ということを気づいたきっかけは、６日目の午前中くらいに、なんだか内観に飽きてきて『内観研修費の内訳ってどんなだろう』と考え始めたことです。

『食事と、面接の費用か。
　えーと食事は何回あるっけ…。
　あれ？これだけじゃないよな。
　布団も、お風呂も、ストーブも、屏風も、
　座布団も、お湯のみも、この建物も…、
　全部してもらって、私は快適に内観できてる。
　色々な人物に支えられて、私は生きさせていただいている。

　自分の力なんて及びもつかない
　大きなエネルギーの流れに乗って生きてきて
　今の私がある、

　みーんな遠くの方で全部つながっていて、
　みんな大切なんだ』

と思い、ここにいてもいいよと言われている気がしました。

ありがとうございました。

でもまだまだ内観が足りないような気がしていますので、いつかまた集中内観に来させていただきたいです。

食事がすごくおいしくて、いつもいつも楽しみで、このおかげでがんばれたというのもあります。

本当にありがとうございました。

　（神奈川県 23歳女性 大学生）

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