葵音

初めまして。 葵音[あお]と申します。 のんびり短編小説を投稿しようかなと考えています…

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初めまして。 葵音[あお]と申します。 のんびり短編小説を投稿しようかなと考えています。まずは他サイトで投稿した作品を…。 よろしくお願いいたします(´˘`*)

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お願い

初めまして葵音〈あお〉と申します。 今回はこちらでは初めての投稿になりますのでお願いしたい事を投稿できればと考えております。 最後まで目を通していただければ幸いです。 ☆自作発言や無断転載、無断改訂のないようご協力ください。  投稿している作品は私の大切な子どもたちになります。 どうか傷つけないであげてください。 ☆世界感が壊れるようなアドリブはないようご協力ください。  ほとんどのものが性別変更可となっております。そのため人称変更や語尾変更は可能になります。 ☆ご使用

    • 【一人読み】私の事も…

      性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ シトシトと静かに空が地を濡らしていた。 私はその中を一人で歩いている。 どうせ誰も見ていないだろうと持っている傘もささずにただ真っ直ぐに。 もう何時間…。いや何分歩いていたのだろう。 ふと。窓に映った自分が目に入った。 そこに映っているのは瞳に光が点っていない哀れな女がただ一人。 はは…。なんて滑稽な姿なんだろう。 昔は花から花へと飛び回る蝶の様だと言われていた。 綺麗だね。可愛い

      • 【一人読み】遠距離

        性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 遠距離恋愛で一番嫌いな事は。 会いたいときにあなたに会えない事。 強がるんじゃなくて素直になれば良かった。 嘘じゃなくて本音を伝えればよかった。 黙るんじゃなくて言葉にすればよかった。 もっと話したかった。 もっと会いたかった。 もっと抱きしめたかった。 好きで好きで堪らなかったのに。 沢山の言葉を飲み込んだ。 そんな言葉が心に積もっていき。 そしていつの間にか溢れ出していく。

        • 【一人読み】冬の光に乗せて

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 今日、君を見つけた。 いつも待ち合わせしていたあの場所で。 君は静かに立っていた。 出会った時と何も変わらなくて。 懐かしさに涙がこぼれたんだ。 声をかけられたらどんなに幸せか…。 もう僕の声は君には届かない。 懐かしい想い出が。 楽しい想い出が。 溢れてきて止まらなかった。 どうして君の手を離してしまったのかな…。 どうして君に伝えなかったのかな…。 好き

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          【一人読み】寝坊助な黒猫さん

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ むかし、むかしあるところに。 黒猫さんが居ました。 猫さんは眠ることが大好きでいつも日向でクークーと眠っていました。 今日もまた日向で猫さんが眠っていると。 「ねぇ、猫さん。一緒に歌を歌おうよ」 小さな小鳥さんが猫さんの頭の上を飛びながら声をかけました。 「あとで…(眠)」 猫さんはまったく起きようとしません。 小鳥さんは悲しそうにパタパタと飛んでいきました。 また別の日も猫

          【一人読み】寝坊助な黒猫さん

          【一人読み】本当は…

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼今日もまた「大丈夫」って話す。 その本当の意味は。 限界を迎えた自分への言い聞かせ。 大丈夫。 まだ大丈夫。って言い聞かせて自分を誤魔化していく。 過去の自分。 現実の自分。 未来の自分。 答えの出ない日々が流れていく。 他人のせいにしても。 何かのせいにしても。 何も変わらないし、何もスッキリしない。 知り合いと比べても。 友人と比べても。 何も分からないし、ただモヤモヤする

          【一人読み】本当は…

          【一人読み】お別れ…。

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 今日でお別れだね…。 いつからかな…。 生きることがこんなにも辛くなったのは。 いつまで続くのかな…。 この悲しみは。 ただみんなと同じように笑っていたいだけなのに。 目を閉じると思い出してしまう。 出来ない自分。 弱い自分。 必要のない自分。 明日もまた同じ繰り返し。 暗闇の中で自分を責める事しかできない。 そうする事で今まで生きてきた。 いつの間にか何もかも変わってしま

          【一人読み】お別れ…。

          【一人読み】空腹と笑顔のリスさん

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ グー。 静かな森に可愛らしい音が聞こえてきました。 お腹すいたな…。 可愛らしい音はリスさんのお腹の音だったみたいです。 秋の涼しさも和らぎ。 森にも冬がやって来ました。 グー。 お腹すいたな…。 ドングリないかな? 木の実ないかな? リスさんが周りをキョロキョロしています。 何処にもないな。 あっちにあるかな? むこうにあるかな? リスさんは森の中を走って探しました。 木

          【一人読み】空腹と笑顔のリスさん

          【一人読み】桜

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 分岐ありますのでご確認お願い致します。 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 公園の桜も散り始めた頃。 俺はいつもと変わらないベンチに座り弁当を食べていた。 もう結婚適齢期も過ぎ。 友人や同僚はどんどん結婚していく。 それなのに俺は結婚どころか相手もいない。 俺の幸せって何だろうなと思いながら。 行きつけの弁当屋で買った日替わり弁当に箸を伸ばしていく。 弁当も食べ終わりぼーっと景色を眺めていたら。 遠くから何となく見覚

          【一人読み】桜

          【一人読み】あなたとの時間

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 私はあなたといる時の自分が一番好きだった。 あなたと一緒に居られる、話せるそれだけで嬉しかった。 私が知っているあなたは笑顔だったはずのに、思い出すのは涙を流すあなただった。 電車の扉の向こうにいるあなたは目に沢山の涙を浮かべて笑っていた。 一緒に居られる時間が幸せだと照れたように話してくれたあなた。 その優しい言葉に甘えていたのかな。 一秒でも一分でも一緒に居たいと思っていた。

          【一人読み】あなたとの時間

          【一人読み】地平線は続く

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 多くの笑顔が溢れていた日。 夢や希望が輝いていた日。 世界は一瞬にして深い青に染まってしまった。 誰もが恐怖し、逃げ惑うなか僕は1人でその様子を見ていたんだ。 逃げたって変わらない。 焦ったって変わらない。 闇に染まることは誰にも変える事ができない現実。 神様が決めたことなんだ。 空は光を忘れたのか永遠に太陽は昇らない。 海は空腹の子供のように多くの大地を食べ尽くした。 陸地は

          【一人読み】地平線は続く

          【一人読み】想い出の交換日記

          性別不問(女性推奨) 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 掃除の途中に書斎の棚から取り出した数冊のノート。 一番小さなノートに書かれていたのは、丸い幼い文字とちょっと不格好な文字。 交互に沢山の文字で埋められていくページたち。 ちょっと薄汚れているノートは私とあなたの初めての交換日記。 私の我儘から始まった交換日記。 断られるかなとドキドキしていたけど「仕方ないな」と返された日から始まった。 幼馴染との思い出の交換。 初めは

          【一人読み】想い出の交換日記

          【一人読み】私の恋は…

          性別不問(女性推奨) 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 私は恋をした。 人生で5回目の恋。 相手は会社の近くにあるコンビニで働いている店員さん。 年齢はきっと私よりも年下で身長も私よりもちょっぴり高い人だった。 胸で輝いているネームプレートには『牧野』と書いてあった。 恋に落ちるきっかけは本当に些細な事だった。 仕事も終わり疲れた自分を癒すために立ち寄ったコンビニ。 いつもと同じプリンと紅茶をレジに出すと。 彼は「仕事帰

          【一人読み】私の恋は…

          【一人読み】君の好きな

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 小さな喫茶店でことりと置かれた可愛らしいカップ。 ゆらゆらと美味しそうな香りを纏った湯気が私の鼻を擽ってくる。 カップの中では黄金色に輝く液体が「飲んで」とまるで私に語り掛けている気がした。 私はカップのふちからミルクを注ぎ砂糖を1つ落とす。 ゆっくりとスプーンを走らせると黄金色から伽羅色へと姿を変えていく様子にクスリと笑ってしまった。 1くち口へ含めると温かい甘さが広

          【一人読み】君の好きな

          【一人読み】たった一言。

          性別不問 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ たった一言だった。 その一言で見えない傷を負った。 たった一言でした。 その一言で見えない傷は見える傷へと変わっていった。 たった一言のはずだった。 その一言で傷は大きく、深くなっていった。 たった一言だった。 その一言で心にロウソクが灯りました。 たった一言でした。 その一言でロウソクは温かさをくれた。 たった一言のはずだった。 その一言で傷はゆっくり癒されていった。

          【一人読み】たった一言。

          【一人読み】初恋は幼馴染

          性別指定(女性) 人称変更可 語尾変更可 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 雪が舞っている時に君からの電話に気が付いた。 そっと電話に耳を傾けてみる。 「もしもし?」 不安そうな声が私からこぼれた。 「おぅ。元気にしてるか?実は。俺…結婚する事が決まったんだ」 やっぱり…。私の嫌な勘はよく当たる。 きっと電話の向こうでは照れ笑いしている君がいる。 めでたいはずなのに私の周りからスッと音が消えた。 「おめでとう」って伝えたけれど…。 私はちゃん

          【一人読み】初恋は幼馴染