【恋愛小説】みずいろの雨
バラバラバラーっと突然のスコール
いつものバス停で降りる君を
後ろの方から見つめていた
僕の家はまだ先だけれど
気づいた時には君の後を追っていた
良かったら一緒に入らない?と言う僕に
少し戸惑った君は一瞬下を向いたけれど
恥ずかしそうにコクっと頷いた
コンビニのビニール傘では
肩が触れ合うほどに小さくて
蒸し返すような初夏の空気に
酔いそうになるけれど
まだ離れたくなくて
青空が透けて見える傘の中から
小雨になったみずいろの雨の雫を
名残惜しそうに数えていた
僕は君のことがずっと好きだった
同じクラスになったあの日から ずっとずっと好きだった
みずいろの雨 夏空に咲く
君は僕の気持ちに気づいていたの?
ねぇ 本当の気持ちを聞かせてよ
あなたから頂いた「スキ♡」だけでニヤニヤしてしまう単純な私ですが、サポートして頂けたら、すっごくやる気がでます^^ noterさん同士でつながるご縁と幸せ(サポート)の循環に、もっと参加させて頂けたら嬉しいなと思っています♬