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想像と理解とゆるすこと①
「向こう(夫)の実家でみてもらいなさい。」
20年前のある日、「里帰り出産をしたい。」と母に連絡したら母から返ってきた返事がこれだった。
20年前は現在のように産休育休制度も整っておらず、「産休育休?そんなの取ったらもう昇進できないよ?」という転勤族の夫と
頼れる友人知人もいない土地での初めての出産・育児への不安が大きかった私は、
実家での里帰り出産を希望していた。
「なんで?なんでそんなこ
オープンダイアローグを語りきる
今、ものすごい勢いでこの記事を書いている。
というのも、昨年私がまだ真っ白い霧の中に揺蕩っている時期に参加した
『オンラインオープンダイアローグ』で出会った仲間から、
今度は自分でオンラインオープンダイアローグを始めるというお知らせをいただいたからだ。(Home | karikakoi (jimdosite.com))
https://t.co/YBrN14MlYc
このお知らせに触発され、
想像と理解とゆるすこと⑩
半年ぶりに母の面会に行った。
今月初旬、母の友人からクリスマスカードが届いた。
私宛ではない、母の名前が記入された封筒に入っているであろう、クリスマスカード。
誰にも気付かれずに捨ててしまうこともできたのに、私はクリスマスギリギリまで迷いに迷っていた。
そして一昨日、重い重い腰を上げてそのクリスマスカードを届けに行った。
母は居室でベッドに横になっていた。見ているのか見ていないのかわからない
想像と理解とゆるすこと⑨
あんなにも熱心にnoteを書いていたのに、最近放置気味。
継続は力なりとはよくいったものだ。耳が痛い。
書くことがないわけではない。書くことは沢山ある。だが書く体力がない。
仕事を理由にしてる、ってのもあります、はい。
継続しない理由はいろいろあるけれど、自分の中での「語り切った」感が大きい。
2か月前、夫の父が亡くなった。
夫の母は2年前に亡くなっているので、私は「義理の両親」という存在を
想像と理解とゆるすこと⑦
2022年12月。私は休職に入った。
父と妹に休職した旨を連絡し、介護施設からの第一連絡先を父に変更した。
その後は自分のケアに専念し、ひたすら寝た。
読書も大好きなBTSの動画視聴も音楽も何一つ楽しむ体力もなく、ひたすら寝た。
そして少しずつ少しずつ受信ができるようになり、身の回りを整えられるようになり、散歩に行けるようになり、友人と会えるようになり、四六時中夫と家にいることに耐えられなくなり、
想像と理解とゆるすこと②
19年前、母が統合失調症と診断された。
診断される数ヶ月前から幻聴などの症状が出現していたらしい。
「らしい」というのは、「子育てで大変だろうから。」という父の配慮で私には何一つ母の状況が共有されておらず、弟からの事後報告で知ったからだ。
弟の話を聞きながら、私は嘆くでも怒るでもなく静かに「これでやっと自由だ。」と考えていた。
母には「グレー」がなかった。「良い・悪い」「白・黒」しか存在しなか