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さびしくない、きっと
ぜんぶうまくいってるはずなのに、なぜか不安が拭えない。新学期が始まったとき、何か大事なものを忘れているような気持ちを抱えて登校するときと似ている。
恋人もいて、友人にも恵まれている。就職活動も無事終えた。大丈夫、きっと大丈夫。そうやって一つ一つ確認していく。忘れ物はないか確認する児童と同じように。それでも、なにか違和感がある。そういうときは大抵大切なものを忘れている。
若干の心当たりとして、生
21歳になってわかったこと
天下一品のこってりがしんどくなった。あればあるほど良かったチーズも、ステーキやカルビの脂身部分も、もう食べたいと思えなくなった。あれだけ毎日食べていたアイスもあまり食べなくなった。その代わり、毎晩酒を飲んでいる。
そして、飲んだくれた次の朝の、なんともないただの味噌汁がこの世で一番美味しいのだと気づく。二日酔いの朝の味噌汁とカネコアヤノの音楽だけは、わたしたちを裏切らない。
好きな人とキッチン