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461.人間なんて、そんなもの、考えが足りなかっただけさ。別に寂しいわけじゃあない~

(22)人生を好転させる方法
how to turn your life around㉒


1. 自分を振り返ってみる。


常に、他人の意見に晒されて、
動かされて行動してしまう私たち。
 
別に、それって、すべてが悪いことではないよね。
正しい部分だって、いっぱいあるのだものそれは否定しないよ。
 
また、この人間社会で生きるためのルールや法律があるわけなのだから、
それには従うのは義務と責任のあること。
 
そこで必要なことは、常に「わが身を振り返る」ことだよね。
 
現実って、なかなか、わが身を振り返る暇なんてないし、
それよりも、誰もは毎日、生きることにせえいっぱい。
 
それも、みんな同じ。
 
人は違って当たり前なのに、
違うと怒られたり、
批判されたり、
否定されてしまう場合が多い。
 
でも、その中で「自分を知る」「自分を見る方法」もある気がする。
それはね、人は鏡というように「自分の姿は、人によって反射している」という事実がある気がする。
 
例えば、
「あの人はいつも嫌味ばかり言う…」
「あの人の考えは嫌いだ…」
「あの人はどうしてそんな言い方をするのだろう…」
 
そう、まさに感じたまま、それが自分の姿の鏡といえるかもね。
そう、自分だったら嫌味は言わない。
あんな考え方もある。
そんな言い方はしない、というように、
もしかすると、違う場面ではその人と同じことをしている場合もあるかもしれないかも。
 
このように「わが身を振り返る」ことで人との違いが明確になる。
そして、自分を知ることができるからね。
 
意外と、自分も自分勝手な所があることがわかるかもしれない。

©NPО japan copyright association Hiroaki


 

2.笑ってすませない!


最近、私はなんでも「笑ってすませよう!」と思うようになった。
 
なぜってね、coucouさんは、今まで「笑ってすませたことがなかった」からなんだ。
常に真剣に、常に相手のことを考え、常に真面目に受け取ってきたんだよ。
 
でもね、意外や意外、相手との温度差が極端に違うことを知ったのさ。
 
自分が勝手に真剣に考えたからと言って、
相手は同じように真剣に受け止めているかな?

実際は、ほとんどが、違う。

ほとんどは真剣に受け止めてはいない。
でも、coucouさんはね、そのことに気づかずに全力で対応してきたんだ。
ただ、ひたすらに、全力でね。

だけど、相手はそのcoucouさんを見て疲れてしまうのかな?
逃げてしまうんだ。
 
おかしいよね。


 
ある会社が、倒産しかけた。
coucouさんはね、相談を受けたのだから、真剣だ!
何とか最小必要限度の被害で食い止めて、再生できる道を考えた。
 
もちろん、coucouさんには自信がある。
それでたくさんの痛い思いをしてきたんだもの。

coucouさんは、人の数倍の失敗をし続けてきたのだから、
失敗しない方法を知っているのさ。
 
でも、内容はとても手強い…。
負債総額が4億以上ある。
 
それでも、相談された以上、全力で考えた…。
本当の本音は、もう、こんな世界からは離れたかった…。
 
どうしてって、お金がらみの人間関係ほど醜いものはないからね。
それに、人は追い詰められると、自分のことしか見えなくなることを知っていたからね。
 
でも、自分が相手を信用すると、相手も自分を信用してくれていると勝手に信じてしまう、人間の性(性質)がある。

coucouさんはすべてを信用していたから、
信用されているものだと信じていたんだ。
 
そして、最悪の最悪を想定するcoucouさんは、
最後の最後にその会社の負債4億を被ろうとまで考えた。
とても馬鹿な話だけれどね…。

それでその人が再生できるならば、
どうせ、私は汚れているし、
何よりも失うものがないからね。
 
それに、怖さなどない…。
百戦錬磨の自信も持っていた。
 
だけど、成功したけれど、coucouさん自身は失敗に終わった…。

その方法はね、
(1)М&A(吸収合併だが、実質は譲渡(売る)する)
(2)会社の代表をcoucouさんが就任する(名義変更し、代表取締役となる)
(3)自己破産と会社整理法(会社の借金の連帯保証人が代表者となっているため個人と法人の同時生理が必要)を提案。(1)は任意、(2)(3)は弁護士に依頼。

人ってね、何度も言うけれど、苦しんだり、追い詰められたりする場合、人は藁になる。つまり、助けてくれるのなら誰でもいい。別にcoucouさんじゃあなくたって、自分が助かるならそれでいい、と思う。

そんな酷い話はないよ、という人もいるけれどcoucouさんを含めてほとんどが同じ。ちょうど痛みが苦しくなると、最終的には薬に頼ってしまうようになるのと一緒で、その場の痛み、その場が救われればいい、という考え方に凝り固まってしまうんだ。

心の痛みも同じさ。

coucouさんの実体験なんだよ。
人のことよりも、今の自分、ただ救われればいい。

©NPО japan copyright association Hiroaki


3.のど元過ぎれば熱さ忘れる

ある霊能者がいた。
彼女のところには毎日、様々な人が訪れて救いを求めてくる。
彼女は誠心誠意その人たちのために力を与え続けた。そしてたくさんの人を救い続けたが、あることに気が付いた。

それは、ほとんどの悩める者たちは、自分が今すぐに救われることしか考えていない、ということがわかるようになった。
その理由は、ここの場所に来ている人たちは病気であれ、心であれ、憑依であれ、みんな苦しんでいる人たちなのに、「我先に…」となってしまう。

彼女のことなど真剣に考えるものなどいない。
ただ、自分が救われればいい。
他の人の痛みなど関係ない。
自分の痛みを取り除いてほしいと彼女の周りを取り囲む。

彼女は疲労困憊し、力を授けてくれる神に祈りをささげた…。
「神よ、どうか、私をお救い下さい…、神よ私のこれからの道をお示しください…」と。

もちろん、神は何も答えてくれなかった…。


話が横道に反れてしまったけれど、coucouさんの提案で彼は無借金になり、晴れて新しい生活を始められるようになった。

(1)М&A(吸収合併だが、実質は譲渡(売る)する)の理想の売却となった。(2)はcoucouさんの背水の陣。(3)は弁護士さん担当。


そして、数か月後、coucouさんはその彼と会うことになった。
彼から驚いた言葉が発せられた…。

「coucouさん、自分は上手くいくと思っていた。もちろん、coucouさんの助言は助かった。でもね、会社を譲渡することで無借金となり、今まで抱えていた社員たちもそのまま残してもらえるようになったけど、よく考えてみたら、譲渡しなくともあのまま経営を続行できたかもしれない…」

coucouさんは驚いた…。

この温度差は一体何だったのだろう?

今までの努力はなに?

確かに、彼が救われたことは喜ばしいことだよね。

でも、もう死ぬかもしれないという、あの悲壮感でcoucouさんに相談に来て、coucouさんはかなりの時間を裂いて、彼の会社の中枢部にまで入り込み、用意周到にすべてを計画してきた。(6か月かけた…)

そして、最悪の最悪を想定して4億以上の借金をcoucouさんが背負い人生の最後の闘いを、あらん限りの力を注いで彼を救おうとしてきた…。

(※注 coucouさんはね、善意の第3者という立場、会社を倒産させずに再建を主と考える。当然、会社の借金は、会社の借金として残る。問題は代表者の個人保証に対しての保全をメインにする。会社がどんな形であれ存続する限りは、個人保証の責務は伸ばすことが出来る。どんな会社でも「出るお金」と「入るお金」しかない。出るお金が多ければ、出るお金を削る、減らすことで再建を図る。そのためすべての債権者との任意な交渉によって解決する。それが(2)の方法)



良かったことは、最悪の最悪までいかずに済んだが、それはたまたま運もある。coucouさんはあまり運など信じてはいない。それは、coucouさんには運なんてものがなかったからさ。

いつのまにか、彼が助言者で、coucouさんが当事者のように悩み、苦しんできた6か月。結果は、ハッピーエンドだったけれど、それでも彼にしてみればハッピーエンドではなかったようだ。

その理由は手元に現金が欲しかったからだ。だけどね、約4億の借入金と、借入利息、返済、家賃、人件費、固定経費などを計算すればすぐさま5億円近くなってしまう状態なのだから、十分に儲けは出ていたとcoucouさんは思い込んでいた。

でも、彼は自分の手元に約3500万円しか残らなかった、と嘆いていた…。

「のど元過ぎれば熱さ忘れる」

煩悶するほどの苦痛、苦労、激痛も、それが過ぎてしまえばその痛みや苦しみをすっかり忘れてしまう。 苦境の時に恩を受けた恩人のことを、苦境が過ぎると忘れてしまう、こんな言葉が浮かんだ…。

のど元過ぎれば熱さを忘れる似たことばもあった。
「暑さ忘れて陰忘る」
「雨晴れて笠を忘る」
「病治りて医師忘る」

coucouさんは、信じたことのない神に祈りをささげた…。
「神よ、どうか、私をお救い下さい…、神よ私のこれからの道をお示しください…」と。

もちろん、神はcoucouさんにも何も答えてくれなかった…。

だって、そんな神さまなどいないのだもの~

©NPО japan copyright association Hiroaki


4.笑ってすませる
 

これがきっかけで、coucouさんはものごとを「笑ってすませる」ことにした。
最近は567の問題も残されまさにアフター567の時代。
coucouさんはお金にはならないけれど相談者は後を絶たない…。

これも、天命なのかな~

でもね、coucoucさんはね、あれ以来、よほどでなければ、あんまり真剣になることをやめたんだ。だって、ビジネスではないし、ほとんどの人は「のど元過ぎれば熱さを忘れる」てしまうのだもの。

でもね、人間なんて、そんなもの。

coucouさんも、そうだった。
ただね、coucouさんはね、人間はそうじゃあないもの、って信じていただけさ。coucouさんは助けてくれた人を忘れないよ~

違いはね、「人間なんて、そんなもの」って、考えが足りなかっただけさ。
別に寂しいわけじゃあない~

だって、「そんなもの」なんだからね。


そう、そんなもの、笑ってすませればいいのさ~

明日に続くよ~


©NPО japan copyright association 

coucouさんでした~
みなさん、ごきげんよう~

ここまで読んでくれて、うれしきかな~

coucouさん~

パワーアップ~

ありがたきかな~

また、あしたね~

 


All The Way


coucouさんのホームページ~みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru







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