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まりゑ本

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ありのままの、言葉で。ありのまま綴ります。よかったら、覗いてください。
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甘いの

甘いの

“詰めが甘い”

“爪が甘い”

だと思っていた、今まで。
何だ、爪が甘くなるって。
みんな爪齧っちゃうじゃないそんなの。

ーパリパリしてて甘くて、お金もかからなくて最高だよな!爪齧り!君もやるといいよ!ハハっ!ー(吹替)

Anyway
電車の中で爪を齧ってる人を見るのが苦手だ。
小指だけ爪を綺麗に伸ばして穿ってる人も見たくない。

あれはどこで教わったんだろ
“なんちゃら知恵袋”みたいなも

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今年の山場、今ここ。今来てる。

今年の山場、今ここ。今来てる。

おはようございます。
久しぶりにこちらのnoteに綴りにきました、無類の無塩ピーナッツクリーム大好き人間

まりゑです。
私の体の3割はナッツに侵されています。本望です。

さて

ミュージカル『シンデレラストーリー』も無事東京公演を終え
ツアーもスタートし、愛知公演(めちゃめちゃ色々あったw)も無事終えて
“ただいま東京”している私であります。

ホッとひと息したいところではありますが
10月8

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振り返れば『風桶』

振り返れば『風桶』

梅棒
『風桶』

無事、大千穐楽を迎えることができました。

ご観劇、応援してくださった皆様
本当にありがとうございます。

終わったー。
終わったんだなぁー。

稽古の日々から辿ると、なんだかとても昔のことのように感じます。
まるで青春の1ページを思い出すかのような感覚すらある。エモ。

稽古場でとにかく汗をかき
脳をフル回転させて
鈍った脳みそに振付刻みこませて
表情筋をコロコロさせて
休憩中

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神様はなんでも知っている。

神様はなんでも知っている。

私はおみくじが好きだ。

一年のはじめに一回だけでいいだろーに。
おみくじなんて。と
思う人も中にはいるだろう。

でも私は、年に数回はおみくじを引く。

神様の集会があるとしたら

「お、そちらさんにもまた来ましたか?」

「ええ、来ましたよ〜。目瞑って、真剣な顔しておみくじ、引いてましたよ〜。」

「ははは昨日、うちでおみくじ引いたばかりなのになぁ〜私のアドバイスは左の耳から右の耳に受け流すつ

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東京の迷月

東京の迷月

月が綺麗ですね。

中秋の名月



満月が重なった

のは8年ぶりなんだとか。

8年前のこの日
何をしていただろう。
月をじっくり眺めるくらい、
心に余裕はあっただろうか。

1年前に、キャンプ用チェアーを購入した。

流行りのキャンプにハマっているわけではない。

コロナ禍がはじまり、あまりにも外気に触れていないと焦り
とりあえずベランダで読書するためにと、ポチった。

こういうイレギュラ

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今はもう、秋。

今はもう、秋。

秋だ。

とてつもなく、秋だ。

2021年の夏も熱く
そして慌ただしく
私の体内の水分は汗となって放出され
未確認植物を巡って
ちょっぴり可笑しく、実はとってもホラーな物語の中を生きた。

夏はいってしまった。
軽く、帽子を掲げ、ひょいっと会釈をして。

後腐れがいつだってないのが
夏の君の特色だ。

“ひと夏の…”というフレーズがあるように

なぜ、夏だけ許されるのか。
夏には、特別な“なにか

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“サンライズさんセット”を注文したのは私です🌞

“サンライズさんセット”を注文したのは私です🌞

私には

他人には理解され難い“妄想”がある

内容はこうだ

「自分はホームにいて、快速急行で止まらない電車の“電車と電車の繋ぎ目”連結部分の隙間に瞬時にして、挟まることは可能だろうか」

というものである。

これは小学生の頃から
私の脳内で浮かび上がっては消える、
妄想議題のひとつで

頭の中でうまく挟まれた時の快感が心地よい。

割れ物を包装するプチプチを丸めて一気に潰した時と同じくらい、

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私の耳ってば、繊細なの。

私の耳ってば、繊細なの。

私は音に弱い。

小さな頃から、運動会の徒競走で使用される
壮絶な破裂音がするピストル?みたいなものが苦手だった。

今から走るって準備しているのだから
そんな大きな音を出さなくてもいいじゃないか。
『はいっ!』て先生が手叩いてくれるだけでいいんじゃないのか!?
と幼い頃から嫌悪感を抱いている。
それは今もそうだ。あれ怖い。煩い。

結果、耳を塞いだまま、よーいドンしていた。
1位になることなんて

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自己肯定ジャケット🧥

自己肯定ジャケット🧥

今年も“母の日”がやってきた。

自分をこの世に創造してくれた、唯一無二の存在だ。

母は偉大である。
と同時に
もちろん、父も偉大でもある。

私の家庭は、母子家庭の時代が長かったこともあり
母との関係はかなり屈強である。

「やっぱりイナバ百人乗っても大丈夫ぅ〜🙆🏻‍♀️」ばりに揺るがない絆で結ばれてると思う。わかりにくい。すまない。

共に様々なことを乗り越えてきた
最愛のパートナーであ

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愛でる2021に。

愛でる2021に。

まるで物語の中にいるかの様な

嘘みたいなことが立て続けに起こった2020年に句読点をし

私は、今、生きている。

寝て、目が覚めたら今までのことは全て嘘でした。ちゃんちゃん♬

みたいにならないであろうか。とありえないことを願ったりもした。

“終わりが見えない”恐怖は、

掴むことの出来ない漠然とした大きなオバケみたいだ。

そんな屈強な世界を

共に生き抜いてくれる家族や仲間、そして応援し

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むきふむき。

むきふむき。

やぁ

いきなりここに遊びにきた。

そう、今さっき新しいiMacを開封し、そのために購入したスタンディングテーブルを

“ガムシャラ”に組み立て、それを梱包していた巨大な段ボールたちをまるで自分が怪人ハルクになった気持ちで解体しガムテープでなるべく小さくなるようにホールドし

商品が傷つかないように敷き詰められていた発泡スチロールを

細かく傷つけて小さくしゴミ袋にサヨナラする作業がひと段落した

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『大地』

『大地』

大千穐楽を終え、

瞬く間に大阪から東京へ

“私の日常”空間に戻り

気付いたら、化粧も落とさず
カーペットの上で携帯握り締めたまま明け方を迎えてました。

終わったんだなぁ…

ちゃんとベットに移動し
二度寝もきちんと決め込んだ重い瞼の重力を感じつつ

いつもと変わらぬ、窓の向こうをぼーっと見つめながら過るのは

『大地』の稽古初日のこと。

コロナ禍の中、動き出せたこの作品

この先我々は一

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ナッツ食べ過ぎ注意報自覚アリ

ナッツ食べ過ぎ注意報自覚アリ

『大地』

気がつけば、
手をおもいっきり伸ばせば
届きそうなところまでやってきた。

羽毛布団をしまうタイミングを逃しがちな

まりゑです。

やはや、あっという間過ぎるなぁ。

いつだって舞台のお稽古中はそう感じるわけだけど

今回は、輪をかけてそう感じるかもしれない。

実際、少ない稽古期間ということもあるが

一切、外的要素断ちをしていた巣篭もり生活からのシフトチェンジで

私の体の中の細

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“鎧”のしたは何を着よう。

“鎧”のしたは何を着よう。

6月の晴れの日

風も心地よく

穏やかな時間を過ごす。

今日は“本を読む日”と決めていたので
たっぷり時間を使って
声に出しながら、読んでいる。

発声練習を兼ねつつ、
朗読のお稽古をしているつもりで。

窓を全開にし、途切れることのない車の往来サウンドとともに
たまに微かに聞こえる鳥のさえずりに癒されながら。

4月と5月、自粛期間中
あんなにも時間があったのに
こんな時間を優雅に過ごしてこ

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