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柔らかく考えるノート

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今野富康によるノンジャンルの雑記です。「柔らかく考える」を基本スタンスにゆるく現代社会について語ります。
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これの「せい」で犠牲者は生まれる

これの「せい」で犠牲者は生まれる

自分の選択を、時代のせい、社会のせい、親のせい、あいつのせい、貧乏のせい、体が弱いせい、自分の選択を何かの「せい」にした瞬間に、その人はその選択を自分の責任ではないと宣言したことになる。

そして、同時に、自分の人生をコントロールする力を自ら放棄することになる。なぜなら、責任=コントロールだから。責任を持てないならコントロールはできない。コントロールするなら、そこには責任が伴う。

そして、責任を

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過去を学ぶなら、未来のために

過去を学ぶなら、未来のために

今、太っている原因は過去にある。だから、それが不満なら過去の事実を観察して「好ましい結果」になるように今ある原因を取捨選択すれば結果が出る。
 
同じように、現在に不満があるならば過去に遡って事実を観察し、好ましい結果に近づきやすい選択肢を選べば良い。実用的には歴史の知識はそのためにこそ明らかにする価値も、学ぶべき価値もあるはずだ。故に他の知識と同じく、歴史の知識もより良い未来のために「批判的」に

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正しい行動を選択するための秘訣

正しい行動を選択するための秘訣

「それは幸せに近づく行動だろうか?」を価値と行動の基準にすると、およそ間違ったことはしにくくなると思う。

 

憎悪、怒り、恐怖、金銭欲やその他もろもろの欲望は、私たちを時に「正しい行動」から遠ざける。

 

しかし、「幸せ」を基準に考えるならば、人は誰も他人を傷つけたいとは思わないだろう。他人を傷つけながら、なお良心の呵責や心の痛みを感じない人はおそらくいない。

 

 

「それは幸せに

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配られるカードは選べないけど・・・

配られるカードは選べないけど・・・

思いついたことですが。。。

 

「運が良い」というのは、最初に配られた手札がどんなものであれ自分に配られたカードを上手く使えばゲームを面白く進める事ができると、「知っている」ことを指すのかもしれないですね。

 

 

それを知っているからこそ、一時的に手持ちのカードが悪くてもゲームを捨てずに続けることができます。逆に、手札が悪い時こそ、知恵や忍耐やスキルが身に付きます(笑)運が良い人は不運

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過度の一般化という病

過度の一般化という病

【過度の一般化】

これって、相互理解をする機会を失わせて、差別や対立を生み出す危険な発想なんですよね。いろんなパターンがありますが、例えばたった数回の失敗経験から「自分は◯◯できない」と決めつけたり、「ゆとり世代だから…」「これだから、年寄りは…」「外人はだから・・・」とかそういう感じの思考法です。

最近だと、「素人レシピ」=危険、けしからん。みたいな話とかがそうですね。あるブログでそんなこと

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成功の定義?

成功の定義?

あるきっかけがあって、仕事から「自分にとっての成功とは何か?」を考えながら帰りました。

今までは何を得たら成功か?ということを考えていたんですが、「失ってはいけないものを失わない」こともまた成功だなと、いう気がします。

たとえば、事業の売り上げがたとえどんなに伸びても、奥さんと娘たちに愛想をつかされてしまったら私にとっては失敗です。何兆円手に入れても嬉しくない(-_-;)

また、自分の目標や

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「当たり前」が見えなくする。

「当たり前」が見えなくする。

娘たちの寝顔をみていつも思うこと。

この子たちがすやすや寝息を立てているのはとても「有り難い」こと。仕事があるのだって「有り難い」こと。食べるのだって、寝る時間があるのだって、なんだって「有り難い」こと。幸運の賜物だ。

運良く今あるからといって、こうしたものがいつでも永遠にあるとは限らない。それを「当たり前」だと思い始めた瞬間に、おかしくなり始めるんだよね。

不平ばかりになる。

今、ない物

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鎧

嫌なやつには、嫌なやつなりの理由があるんだ。あなたがあなたであるには理由があるように。

誰にだって、苦しさを生き抜くために、心を鎧わなければいきていけない時もある。だけど、その時が終わったなら、鎧は脱がなければいけない。人生を歩いて行くにはその鎧は重すぎるから。

心を鎧わずに生きていくのは簡単ではないけれど、あなたがたどり着くべき所に自分の足でたどり着くには、鎧は重すぎて妨げになる。だから、そ

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知識VS経験

知識VS経験

知識で経験を補うことは出来ない。

言葉には言葉で語られた部分以外を
「語れない」という欠点があるからだ。

「リンゴがある」といった時、
本来リンゴの背景にあるであろう空間に
関する情報は全て捨てられてしまう。

だから、事実上、人間は
自分が肉眼で見たことを
そのまま言語化することはできない。

ましてや、知識というのは
他人が見たり考えたり経験したことを
言葉に落としたものなのだから、
その

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教育<学習<創造, 過去<今≒未来

教育<学習<創造, 過去<今≒未来

教育というのは、
主に「人に習う」ことを指す。

学習は自ら学ぶことを指す。

学びの対象は9割9分、
「過去の情報」である。

しかし、今は
人に教わるだけでも、
学習するだけでも、
まったく足りない。

環境が変化する中で
即応するには答えを自分で
創る他ない。

答えを創って、
適宜、軌道修正しつつ
ともかく前に進むのだ。

過去に正しかった
戦略、戦術、方法、考え方が
今日正しい保証なんて

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どう在るか。

どう在るか。

自分を大きく見せようとしなくていい
大きくなろう。

どうやったら、自分が大きく見えるか?
なんて考えるだけ、馬鹿げているよ。

照明の角度で、影を大きくしたって
実がなければ空洞化だ。

本当に大きければ、どの角度で見せれば
大きく見えるか?なんて考えなくて良くなる。

賢いふりなんてしなくていい
賢くなりなろう。

よく学び、よく動き、知恵を身に着けよう。

そうすれば、
誰かが言ったことを賢

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Do it!

Do it!

勉強しないで成功した人はたまにいるけど、
行動しないで成功した人はいない。

たくさん勉強して成功できない人はいるけど、
沢山行動して失敗する人は少ない。

「知ってる」ことと、「できる」ことは大違い。

沢山「知っている」と他人が馬鹿に見えるが、
バカでも行動すれば成果は出せる。

逆にどんなに物知りで賢くても行動しなければ一文にもならない。

批評のために口を動かす暇があるなら、
実現のために

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Follow Your Heart!

Follow Your Heart!

誰かが言ったから、
それを「真」と認めるのではなく。

己が調べ考えた結果、
「真」だと言える人間でありたい。

正しい解を導き出すにしても、
間違うにしても、
自分で判断したいと思う。

他人に答えを
出してもらっているようでは、
自分の人生を
生きているとは言えない。

他人の答えに
依存して生きていると
すれば、
それは自分の人生ではなく
他人の期待を生きて
いるのに等しい。

他人の期待を

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愛は意志

愛は意志

愛することは
あるものや、あることの
ある人の
美しい面だけでなく
醜い面も認めることだ。

美しい面だけを見て
醜い面だけを目を背けるとしたら
それは愛とは言えない。

醜い面から目を
反らすのは
醜い面を見た時に
その対象を受け入れる
自信がないからだ。

愛するというなら、
好ましい面だけでなく
好ましくない面にも
目を開くべし。

恋は冷めるが、
愛は冷めないものだ。

なぜなら、
愛には

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