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気まぐれな詩、つぶやき、あるいは月

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noteのつぶやきの枠で書いた詩が中心です。 (クリックして写真もぜひどうぞ) もう滅多に詩は書かなくなりましたが。 写真に合わせて書いたり、訳したりしています。 何でもないつぶ… もっと読む
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記事一覧

風の吹く夜です。
どこかで、がんばっているのですね。
きのうも、今日も、明日も。
でもどうか、
あまり強い風に向かいすぎることの
ありませんように。
風にさらされるいっぽんの葦にも
安らぐときが必要です。

生まれたばかりの三日月の下、
祈りを抱いています。

さわ

【目印を見つけるノート】62. ウミガメとミサゴの海

【目印を見つけるノート】62. ウミガメとミサゴの海

きのうは救急車の音が2回聞こえました。

まだ予断を許さない状況ですが、万全で柔軟なかたちを整え、音楽のライブやフェスの開催情報が入ってくるようになりました。

『中津川SOLAR BUDOKAN』(フェス)の開催告知です。
http://solarbudokan.com/2020/

例年も工夫されていますが、それとも比較できないほど、たくさんの工夫が必要になると思います。それでもたくさん考えて

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【目印を見つけるノート】63. 視点(あるいはヨットを見ながら海水浴)

【目印を見つけるノート】63. 視点(あるいはヨットを見ながら海水浴)

きのうは1回、救急車の音が聞こえました。

きのうの夕方の空はどことなく幻想的でした。
鳥が飛んで、亀が泳いでいるように見えたりして。
子どもっぽいかな。

もうすぐ満月です。
街灯にも負けていない月あかりです。

⚫海の視点

さて、きのう海の話を書きましたが、きょうも海の話を出します。

海が好きなのです。

2017年の8月、神奈川・油壺の横堀海岸で海水浴をしたときのお話です。いつもの海水浴

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凪の海 光をちりばめて
霞む山 動ぜずに見守り
空の青 水面から深きへ
風微か 草間を通り抜け

きらきらと ゆったりと
しんしんと さわさわと
閑かの音を 奏でている

しずかに 力を抜いて
わずかに 目を閉じて
心のみなもに
石を投げてしまわぬように

(詩です)

【押韻詩です】落葉のことば

【押韻詩です】落葉のことば

もう少しで身を寄せあえる ほら
こんなに近くに いるのだから
吹いてくるはずだよ ちょうどの風
ぼくらをくっつける ぴたり
もともとはひとつだった ふたり
ずいぶんと長く離れていたね なぜ
枝はぼくらを別々に付けたのかと
揺れながら嘆いていたんだよ ずっと

あなたは心配しすぎ だいじょうぶ
風が来ないうちは お話しましょう
声も聞こえるわ あなたが私を呼ぶ
風が来なくても 雨が来るでしょう
ほど

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詩を書くのは今年初かもしれません(無題)

詩を書くのは今年初かもしれません(無題)

いつものかたの おなまえが
きょうここには ありません
ゆびのさかむけ できたよに
なにかひりひり するのです

あしたおいでよ かぜがいう
またきますよと こたえます
あめがぽつりと ほほにのる
これでなみだは いらないよ

さかむけなでて あるきだす
どうかごぶじで きのせいで
あってほしいと くりかえす
あしたははれて いるかしら

いつものかたの おなまえが
きょうここには ありません

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説明が長い真夜中の詩

説明が長い真夜中の詩

万国博覧会の前に市場が閉鎖されて
嘆く売り子のバラッド

雨が止んでいる
どうしたらいいかわからない
変わらなければならない
理由はどこにある

雨が止んでいる
ガス燈が眩しすぎる夜
見えないままやり過ごす
光は影を鞭打ち蹴飛ばす

雨がまた降りはじめて
蝙蝠傘でそっぽを向いたのは誰
安らぎの喧騒を追われて
これ以上歩けと言わないでおくれ

雨はまた降りはじめるでしょう
追い立てられて行くあてのな

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天使のサイン

橋を渡ろうとしたとき
白い羽がほとんど静止して
目の前に浮いていました

おもしろいなとしばらく見ていると
ふわりと足下に下りてきました
不思議なのだけれど とても素敵

もしこれが天使のサインなら
あなたにあげたいな

きっとうまくやれるさ
だいじょうぶだよ

カウベルを一目、
見ただけでわかった。
ギロでもわかるかな。
コンガでもわかるかもしれないな。
わかったのだけれど、
思い出すと
ちょっとだけ せつなくなる。

きっと 時間に酔ったのね。

原稿を打つ方に向き直って、
とても静かで 耳鳴りもしない
日曜の夜が更けていく。

さきほど、月と金星が縦に揃って綺麗でした。
つい、It's only a paper moon~♪♪とマスクの下で軽く口ずさんでいました。
天体の情報はあらかじめ調べれば分かるのですが、不意に見つけたときのワクワクといったら格別です。

今週もおつかれさま。
素敵な週末を🌙

【詩です】変化

【詩です】変化

こちらから 行くのではなく
来てくれるのを 待つだろう
前もって 知らせてはこない
いきなり不意に あらわれて
私を 驚かせたりするだろう

その時 両腕を大きく広げて
私は 静かに抱きしめるのだ
そして にっこり笑うだろう
どのような 形をしていても
望んで迎えると 決めたから

きっと 幸せのきざしになる
いつでも かたく信じてきた
そのために やってきたのだ

いつでも かたく信じている

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業務スーパーに行く途中、空ばかり撮っていました(帰りは荷物を持っていて撮れませんから)。
夕食の一品に自称『エンチェラーダ風オムレツ』というのを適当に作りましたが、会心の出来でした。トルティーヤの部分をオムレツにしたのでした。

空に羽ペンのような雲もありました。
さあ書こう。

頭の中がぐるぐる回転中です。
こうでもない、ああでもない。なぜだろう、どうしてだろう。
正解はどこにもありません。誰にもわからないことをひたすら考え続ける。

彼は何を考えただろう。

脳の、普段はぜったい使わない部分を半端なくフル回転させるこの作業が、この上なく爽快です。

【詩です】

あなたはひとすじの ひかり
わたしはひとすじの ひかり
違うところで うまれて
違う色を はなっている

あちらからこちらからやってきて
ときどき くにゃっと折れ曲がり
はるかな道の真ん中で 出会う
あらかじめ わかっていたように

まじりあって 白いひかりになる