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【古高取焼とは?】大名黒田家の茶陶古高取焼の謎に迫る!

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福岡藩黒田家の藩窯として、茶陶と呼ばれる茶の湯で使われる焼き物を焼いた古高取焼について紹介します。未だに謎多き伝説の焼き物、古高取焼を知り、あなたも名品を掘り当ててしまいましょう!
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【古唐津と黒田官兵衛】朝鮮唐津の茶陶を焼いた永満寺宅間窯の謎を解明!桃山茶陶の新事実と幻の朝鮮唐津花入を発見【古高取焼と黒田如水】

【古唐津と黒田官兵衛】朝鮮唐津の茶陶を焼いた永満寺宅間窯の謎を解明!桃山茶陶の新事実と幻の朝鮮唐津花入を発見【古高取焼と黒田如水】

みなさん、こんにちは。
古陶磁鑑定美術館です。

2023年5月より当館では、特別展【 黒田官兵衛(如水)の野望 】をオンラインにて開催します。

特別展とは「一つのテーマに注目して、一つの器の謎に迫る」。
そんな革新的な展覧会です。

今回のテーマは、天下人豊臣秀吉の名軍師として名を馳せた「黒田官兵衛(如水)」。官兵衛の晩年期の動向から「朝鮮唐津」という茶陶の秘密を明らかにします。

「朝鮮唐津

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■歴史的発見なるか?古高取焼、永満寺宅間窯の茶陶を掘り出せ!研究者も存在を知らない幻の焼き物、永満寺宅間窯産「古高取焼」の名品を古陶磁鑑定美術館が初公開!?

■歴史的発見なるか?古高取焼、永満寺宅間窯の茶陶を掘り出せ!研究者も存在を知らない幻の焼き物、永満寺宅間窯産「古高取焼」の名品を古陶磁鑑定美術館が初公開!?

古陶磁鑑定の専門機関、古陶磁鑑定美術館です。

前回までのコラムで、福岡藩は黒田家の藩窯「古高取焼 永満寺宅間窯」について紹介してきました。

【前々回のコラム:古高取焼とは?を読んでいない方はこちら】

【前回のコラム:永満寺宅間窯とは?を読んでいない方はこちら】

今回は、いよいよコラム最終回「幻の永満寺宅間窯の伝来品」に迫ります。

調べれば調べる程、古高取の最初の窯「永満寺宅間窯」では、内

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■古高取焼「永満寺宅間窯」とは?慶長時代の織部好みの茶陶「古高取焼」の名品を焼いた幻の黒田家御用窯に迫る!

■古高取焼「永満寺宅間窯」とは?慶長時代の織部好みの茶陶「古高取焼」の名品を焼いた幻の黒田家御用窯に迫る!

古陶磁鑑定美術館です。

前回のコラムでは、福岡藩主黒田家伝来の焼き物「古高取焼」について、大まかな概要を紹介しました。

【前回のコラム:古高取焼とは?を読んでいない方はこちら】

今回は、古高取焼最初の窯「永満寺宅間窯」について、より深く考察していきます。

古田織部在命期の「本当の織部好みの古高取焼」とは、一体どんな焼き物だったのでしょうか?

その真実を明らかにします!

【永満寺宅間窯と

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幻の焼き物「古高取焼」とは?福岡藩黒田官兵衛・黒田長政が手掛けた「古高取焼」の謎を解明し、名品を発掘しよう!

幻の焼き物「古高取焼」とは?福岡藩黒田官兵衛・黒田長政が手掛けた「古高取焼」の謎を解明し、名品を発掘しよう!

こんにちは。古陶磁鑑定美術館です。

みなさんは、「高取焼」という焼き物をご存知でしょうか?

高取焼は、1600年頃に、福岡県直方市付近で作られ始めた焼き物です。

豊臣秀吉の命で行われた朝鮮出兵の際に、黒田長政によって日本に連れてこられた陶工「高取八山」が開窯し、筑前福岡藩の藩窯として発展したと言われています。

そんな高取焼ですが、実は、近年まで「唐津焼」や「萩焼」に紛れてしまって、その存在

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