マガジンのカバー画像

小鳥のエッセイ

28
日常のささいなこと
運営しているクリエイター

記事一覧

つまらない私が誓ったこと

つまらない私が誓ったこと

妻と二人でバラエティ番組を観ていたら人気占い師が登場した。その占い師は選挙の結果を当てたこともあるほど、よく当たるで有名らしい。女性出演者も演出なのかもしれないが、キラキラした目になって番組を盛り上げる。

そんななか、一ミリもテンションが上がらないぼくは「いやいや、何を当てたかよりどのくらいの確率で当てるほうが大事だろ!選挙だって1000回予想すれば一回くらい当たるわ!」と、テレビをみながらツッ

もっとみる
早くも挫折しそうです

早くも挫折しそうです

ちくしょー、挫けそうだぜ。

今年は本業のほうにもっと力を入れていこうと思っている。だから、今年から、いや、正確には去年の暮れから資格の勉強をはじめている。だけどこれがなかなか進まない。もうすでに心が折れそうである。このために昨年から毎日書いていたnoteを週に2,3記事に抑えているのにもかかわらず、残念なありさまである。

昨日やったところを全然覚えていないやら、文章の意味を理解できないやら、集

もっとみる
グレーなことを話したい

グレーなことを話したい

困ったことがある。白でもない黒でもない、グレーなことを人に話すときにどうしたらいいのかわからない。ここでいうグレーというのは、ちょっと恥ずかしかったり王道からそれたようなことをいう。

というのも、床屋に行ってなんでもない爽やかな会話をしていたのだが、そのときに「初詣行きましたか?」と聞かれた。一見なんの不自然もないどこにでも飛び交うような質問なのだが、これが今のぼくにとってはかなりめんどくさい質

もっとみる
飲み会で思い出したこと

飲み会で思い出したこと

この記事を書く前に重大なことに気づいてしまった。

かれこれ半年以上noteを続けているのだが、飲み会でnoteのネタが生まれることが多いのだ。自分がお酒を頼りにしているのか、お酒が自分の人生を支配しているのか、わからない。どちらにしても、お酒がアイデンティティーであることは間違いない。今回も飲み会で思い出したことがあったので、その話をしたいと思う。

年末に友人たちと知り合いが経営するバーで飲ん

もっとみる
元日を赤裸々に語ってみた

元日を赤裸々に語ってみた

新年、明けましておめでとうございます。

新年一発目の投稿をどうしようかと考えていましたが、みなさん元日の過ごし方気になりませんか?気になるよね。うん。気になると思う。ただダラダラするだけ、そうなんだけど、どうダラダラするのか、気になるよね。

なのでこの先は体たらくな人間の行動をご覧ください。

前日、夜中の3時まで飲んでいたため、9時に起床した。

ストーブにあたりながら本でも読もうと思ったけ

もっとみる
少しずつ自分の殻を破っていきたい

少しずつ自分の殻を破っていきたい

ステーキを食べにいった。

この店はリーズナブルなわりにとても美味しく、たまーに贅沢気分を味わいたくてくることがある。ほんとにたまーにしか来ないので、期間限定のモノではなくいつもと同じものを頼もうと思っていた。

いや、まて。本当にそれでいいのか?

最近なんだか無駄に向上心のあるためか、とても迷う。

これでいつも通り、健康ビーフハンバーグ&ステーキセットを頼んだら、お前は一生そのままだぞ。それ

もっとみる
お酒をとおして時間の流れを感じた

お酒をとおして時間の流れを感じた

ぼくはお酒を飲むと、いつも介護される側であった。20代の頃はイケイケでコンコンとお酒を飲んでいたので潰れることが多かった。そのたんびに先輩たちに介護されながら家帰っていた。

でも、最近は介護するほうが多くなってきた気がする。そして介護するってこんなに大変だったんだと、社会人になってはじめて社会の厳しさを知ったときと同じ気持ちになった。

先日も会社の人たちと飲みにいったときに後輩がつぶれた。まあ

もっとみる
「船を編む」を観て言葉をもっと知りたくなった

「船を編む」を観て言葉をもっと知りたくなった

三浦しをんのエッセイを読んでいたらあまりの面白さと文章のセンスに感動してしまった。どうしたらこんなに日常のだれでも起こりうるようなことをコミカルに描くことができるのか。語彙の豊富さと表現の自由が凄すぎてプロの力を目の当たりにした。

エッセイだけでなく小説も読みたいと思った。この人の作品は面白いにちがいない。もちろん、有名作品はたくさんあるし面白いことはそうなんだけど、自分にとってハマるかハマらな

もっとみる
それ以上に大切なことがあったかもしれないのに……

それ以上に大切なことがあったかもしれないのに……

いままで後悔なんてありません。ぼくにとってどれもかけがえのない素晴らしい人生でした。

なんて方がいたら羨ましいなと思う。ぼくには後悔してることがたくさんある。その過去があるからいまがある。という考え方もあるけど、やっぱりときどき思うわけ。

あの子に告白できていれば、もっと勉強していたら、もっと脇目もふらずにガムシャラになっていれば。

ダサいなーって思うけど、あのときもっとこうしておけばな、な

もっとみる
どこもかしこも味噌ばかり

どこもかしこも味噌ばかり

モーレツに寒いなかのしごとだったので、心も身体もあっためようとおもい、お昼はラーメンを食べることにした。

はいったラーメン屋は味噌専門店でメニューに味噌がらみのものしかない。北海道みそ、信州みそ、九州みそ、の3種類。それぞれに特徴があってどれも美味しそう。なんだかはま寿司の醤油みたい。

味噌はラーメンだけでなく、味噌から揚げ、味噌チャーシュー、味噌餃子。あっちもこっちも味噌ばかり。味噌の暴走は

もっとみる
はじめて歯医者に行きたいと思った

はじめて歯医者に行きたいと思った

ついに、ついに、ついに歯ぐきから血が出るのが止まった。

というのも、ここ数年のあいだ、歯ぐきから血が出まくっていたのだが、まったく気にしていなかった。歯みがきとはそういうものだと思っていた。

だけどある日、血まみれの洗面台をみて、妻がまるで遺体を見つけたかのような驚きの表情をうかべていた。ぼくは普通のことだと思っていたのだが、よくよく聞いてみると、歯みがきで血が出ることはないという。ぼくはそこ

もっとみる
なんでもない日常に気づきたい

なんでもない日常に気づきたい

バラエティ番組をみていると、芸人のなんでもないけど「ちょっとわかるわ~」というエピソードに感心してしまう。

このあいだ観たバラエティで、芸人のいとうあさこが「公衆トイレの使い切ったトイレットペーパーを、清掃のおばさんよりかえている気がする」といっていた。

あー、わかるなー。なんで最後の人がかえないんだよ、と思うことがあるので共感した。

いつだかのバラエティー番組で、松本仁志が「クラクションの

もっとみる
良いからいいとは限らない

良いからいいとは限らない

妻がサツマイモを切っているとき、スパスパ切れなくてボコボコになったとなげいていた。どうやら包丁の問題らしい。

料理をしないぼくはとくに共感できるはなしではなかったので、テキトーに「うんうん、そうだね」と頷いていた。

そんなときにひとつの記事を思い出した。

望月さんが包丁を研いで感激したという話だ。

まったく料理をしないぼくには包丁を研ぐという発想がなかった。読んでいてたしかに包丁でもなんで

もっとみる
新しい自分に出会いたい

新しい自分に出会いたい

もっとグレードアップしたい。そんなことを日々考えている。

これは仕事をテキパキこなすとか新しいスキルを身につけたいとか、そういう意識高い系のはなしではない。もっとこー、感覚的なものを呼び覚ましたいみたいな。新しい自分に出会いたいといった具合である。

そのためにたくさんの本を読んだり、いったことのない場所へ足を運んでみるのだが、あまりグッとくるものがない。それなりに感じるものはあるのだが、もっと

もっとみる