人生は苦くも、酸っぱくも、辛くもある。でも甘く舐めちゃお。 TOKYO LOLLIPOP
帰宅ラッシュで突進してきた人の鞄にボディブローを食らう…
めちゃくちゃ行きたかった会社の書類選考で落とされる…
あんなに大好きだった彼氏から「嫌いになったわけじゃないけど」と突然の別れを告げられる…
「人生地獄だな。」と絶望する。
その一方で、SNS上では幸せそうな友人の写真が流れてくる。
「今この世で辛いのって私だけ?」そう思う時がある。
「苦汁(くじゅう)を なめる」
「辛酸(しんさん)を なめる」
いずれも『苦しいことを経験する』という慣用句だが、
いや〜人生、苦いやら酸っぱいやら、辛いやら!忙しいったらありゃしない!
大丈夫、人には人の地獄がある。人間ってそんな完璧な存在じゃないぜ。
気が触れた訳ではなく今回は、
「人には人の地獄があるけれど、もっとキャンディのように人生を舐めちゃおうよ!闘う人の人生がもっと甘くなりますように。」
こんなコンセプトを掲げ、キャンディーのようなガラスリングを販売する『TOKYO LOLLIPOP』代表・高橋さんにお話を伺いました。
インドJK爆誕!
現在もインドの工場と直接やりとりしていたりと、インドと親交がある高橋さん。
実は高校生の頃、インドに留学していたんだとか。
インドで勢いのある経営者ファミリーと生活する中で、日本での生活では得られない起業マインドを吸収し、漠然とした起業家に対する憧れを胸に帰国。帰国後は、留学していた分卒業が遅れた日本での高校生活を取り戻すように勉強し、大学へ進学。桐生市にトゥクトゥクを走らせる事業や、インド向けのYoutubeチャンネルの運営など、幅広くアクティブに活動していた。
詳しくは、高橋さんが高校生の時に執筆された文章を是非ご覧ください!
側から見たら充実した生活を送っているように見える。
だがしかしそこには彼女なりの無数の地獄があった。
インド向けのYoutubeチャンネルを運営する中で、メディア上ではキラキラしているように見えていても、その裏では毎日アナリティクスと格闘していて、本当の自分とSNS上での自分の乖離に苦しんだり…
しかしどんな辛いことがあったとしても、友達と駄弁っている時は辛いことを忘れてしまう瞬間があるし、美味しいものを食べれば「人生最高だな」と思う。
目の前の事象の根本的な解決にはならないけれど、地獄の中にも救いはあるのだ。
またインドでの生活の中で、路上で手足を切って台車にのる物乞いのおじさんを目にしたり、自身がゲストで呼ばれた席でさえも、男性はダイニングテーブル、女性は床にござを敷き食事をとる、そんな慣習を身をもって体験した際。
人道的か否か、男女平等に反するなど…ふつふつとした怒りが込み上げてきたものの、物乞いの人もござで食事をとる女性たちも、すごく楽しそうに生きている。
「あれ?怒っているのは私だけ?」
「地獄を地獄と決めつけていたのもまた自分なんだ」ということに気がついたそう。
辛い地獄のような時を過ごしながらも、続けてきたからこそできることが広がった今がある。続けることには意味があるのだ。
「果たして自分はどうしたら続けることができるのか?」
時代の潮流に乗ったビジネスではなく、自分が本当に好きなもの・かわいいと思えるものを届けたい。そんな想いからTOKYO LOLLIPOPは生まれた。
丸くて歪なものがかわいい。
TOKYO LOLLIPOPの商品には、高橋さんが思う「かわいい」ものがふんだんに詰め込まれている。
高橋さんにとってかわいいとは、「ごろっとしてて歪なもの」。
特にリングのころっとした丸さは何度も調整を重ねたんだとか。
かわいさと人の地獄がどう繋がっていくのか。
歪さに込める想いを高橋さんはこう語る、
「人生って、ごちゃっとしていて、わかりやすいストーリーラインはないし、メディアで語られるような劇的な人生の転換期や綺麗な美しいビジョンもない。これこそが、世の中のスタンダードだからかえって排除しないほうが美しいと思うんです。」
人間の完璧じゃないところまでぎゅっと抱きしめてあげるような高橋さんの優しさがプロダクトに反映されている。
さあ、地獄を舐めてみよう。
「地獄だな。」
「なんで私だけがこんな辛い目に。」
「この状態に終わりはあるのか?」
ストップ!ストップ!一旦休憩!息抜きをしてふぅーと一呼吸。
画面上でキラキラ輝くあの子にも、いつも明るいあの子にも、きっと「人には人の地獄はある」
「人ってそんなに完璧じゃないさ」
と人生を舐めてみる。
元気がでたら、さあもう一度、地獄みたいな人生と闘おう。
そんな闘うあなたの指に『TOKYO LOLLIPOP』の指輪はよく似合う。
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執筆者: 成田吉子
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