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東京百景

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自身の東京の思い出を綴るエッセイです。
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記事一覧

中野の居酒屋で差し伸べられた1本の手

毎日文章を書いているので、ほとんど書きたいことがなくなってきた。毎日のように記事のネタは…

忘れたい。でも、忘れない

初めての旅行は東京だった。生まれて初めての東京を好きな人と堪能できる。あまりの喜びに胸が…

不器用なままで生きていく

東京で必死に頑張る人たちを見るたびにすごいなぁと思うし、そんな彼らと比較して自分は東京に…

やっぱり東京にはまだ慣れないや

地元に帰省するたびに「東京はどうですか?」と聞かれている。 答えは「決まって楽しいし、充…

安心感がある大阪、主体性が問われる東京

大阪に住んでいたときに、自己紹介をすると決まって「ライターさんと初めてお会いしました」と…

「待つ」という行為について

早く35歳になりたい。それは自身が文章で食っていくか、別の道を選んでいるかの分岐点となる歳…

東京は生きやすくて生きにくい

東京が生きやすくて生きにくいのは、ずらりと高層ビルが並んでいたり、たくさんの人がいたりするからだろうか? 大阪にいた時は、「フリーランスで文章を生業としています」と言うと、「初めて出会いました」と言われることが多かった。それは個人としてではなく、奇妙なものをで見たと思われている感覚だった。東京で同じ言葉を伝えると、ふーんそうなのぐらいの目で見られる。東京には文章を生業としている人がたくさんいる。肩書きなんてどうでもいいから自分自身の実力で勝負しなよと言われている感覚に近い。

東京タワーにいつかの夢を見て

東京タワーを少しずつ登っていく。徐々に遠のいていく街並みが綺麗だった。と、月並みな感想し…

夢見る高円寺

高円寺の北口のロータリーの前で、男女二人組がギターを弾きながら歌っている。何かに取り憑か…

今日もかっこいい大人になれない

『仮面ライダー』を見ていたのは、小学生のときだった。当時は大人になったら自分が悪を倒すと…

ずっと憧れていた東京で生きていく

死ぬまでずっと大阪に住むはずだった。自分がまさかずっと憧れていた東京に住むとは想像もして…

まだ渋谷という街に馴染めない

東京に来て、もう2ヶ月が経つ。上京する前も2ヶ月に1回は東京に足を運んでいたのだけれど、渋…

中野の中心で何を叫ぼうか

中野の中心部をさすらうように歩いている。どこを見渡しても視界の先には人と建物が広がってい…

それではどうぞご自愛ください

東京に住んで、1週間が経った。とはいっても、ほとんど東京っぽいことはしていない。家の中で仕事をして、近所のカフェを練り歩いたぐらいだ。大阪と比べると物価が200円ほど高いため、財布の紐が硬くなっている。以前よりも広い部屋に住み、食べ物の味は少し濃いけれど、物価以外に特段困ったことはない。案外いけるじゃんと思いはするものの、まだ何も知らねぇからなという思いもある。適応能力はそれなりにあるほうだから、生活の変化に対するストレスを感じていないと思っていたのだけれど、体は実に正直であ