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記事一覧

『  ターコイズの詩  』

『  ターコイズの詩  』

絶えず恋する    貴女の瞳から

流れる太古の泉   雨乞いの儀式

命芽吹く春が来た  "Mahal kita"

別名トルコ石    まあ僕は君の虜だし

P.S.

   君がトルコ石の色が好きと言っていたのをふと思い出して、それを題材にした詩を書いてみたいと思った。しかし、アイデアも何もない状態でどうしたものかと暫く唸った末に、諦め半分、なんとかなれーッというやけくそ半分、誰も居ない部屋

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『  お前のNumberン責け  』

『  お前のNumberン責け  』

           (かす)
You're my curseだ 燃え滓 corpseに貸す灯火は無ぇっす
                   (ライター)
     (しゃれこうべ)
救いようも亡き髑髏 首を垂らして逝った洒落
         (こうべ)

あゝ痛悔 全部嫌になるほど82吸っちまったかい

おゝ早計 83つきになって浮かべる笑み 喜々怪怪

84んも生きる意志もない 6

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『  パピプペポの詩  』

『  パピプペポの詩  』

「ぱ」 パープルサマー 紫は夏カラー

「ぴ」 ピンクとは入れ違い 「すしざんまい」

「ぷ」 プルプル震えてた 歌声を聴いた

「ぺ」 ペン持つ手を見た 何も分からないまま

「ぽ」 ぽやしゅみ 夢の中ではずっと一緒

P.S.

記憶の整理という名の死海をサーフィンするモル
ネガティブフルコースに自ら齧り付くのが僕だよ
うん、心地良い塩加減だ

捨てられない憧れと何も伝えられなかった後悔
あの

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『  何故君は生きている?  』

『  何故君は生きている?  』

生きていれば また何処かへ行ってしまうだろ
本になればいい 僕の手が届く所に居てくれよ
それでも誰にでも 手に入るような存在にはなってくれるな
そんなのは言語道断 それなら1冊刷った切り絶版
高値の本としてお高く 棚に収まっていてくれないか

満たして僕の読占欲 掻き乱して僕の毒性欲
僕は人も物も自分も大切に出来ない けど君ならば
日焼けも虫喰いも破れもさせない 忘れもしない
わざと隠すのは僕を已

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『  偶像  』

『  偶像  』

  Xでポストするにはちょっと長かったのでこちらで供養。
  

  偶像が最も輝く場所は壇上だと僕は信じて疑わない。星が夜空でしか綺麗に輝けないのと同じで、偶像にとっての夜空が壇上なのだ。自ら崇拝者(観測者)を名乗るのであれば多少無理してでもその姿をより長く、より多く見届けるべきだと思う。星達もそれを一番に望んでいる。

  もっと上手くなりたくて乗り越えたレッスンの数、その過程で付けた痣と傷跡

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『  あのはなのやうにはなれないな  』

『  あのはなのやうにはなれないな  』

僕の花は、

つまんない花。摘んでいい花。本当はただの穴?
人為的に注がれる水で命吹き返せる程の生命力はない。
とっくの昔に精も根も尽き果てたんだ。
誰かの生きる理由になりたい、だなんて勘違いも花葉田椎(はなはだしい)。

同情心で如雨露を傾けてくる奴は複数居た。優しい花(か)?
僕が「じょうろ」に漢字を当てるなら「情髏」。
僕に情を売ってくるけど、表情(本心)が全く読めない髑髏の顔。
感情を向け

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『 鎧(カイ)の底よりI(アイ)を込めて 』

『 鎧(カイ)の底よりI(アイ)を込めて 』

ぬくぬくじめじめ 感じる温もり独り占め
地味で惨めな思いせぬよう 殻でしっかり戸を閉じて
僕の心のシェルター But she’ll never tell me ほんとの気持ち
籠る 居座る 暮らす 貝(クラム)の中


眩む視界のなか 腹痛め身籠る言葉(子供)達へ 心地良い子守唄を
『ララ』 産声高らかにCrying 『バイバイ』 気付けば静かにDying
それでも更に膨れる 腫れる気持ち抑えて

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『 Dead or Alive 』

『 Dead or Alive 』

題材: from 存 to 亡

僕と君の「存亡」を賭けた闘い

そんなサイリウムで大丈夫か?
   (棒っ切れ)

"Raison d'etre" 生への依存で出来とる

それが僕達の生存計画 さあ威張る改革

気張りすぎると胃が張る 偶にinterval頼む

名存実亡 その時が来ても

昼想夜夢 夢の中で君想ふ

存か亡か 在り来たりな言葉では表せぬ

それでも君を生かす言葉紡いでいく所存

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『 けむりくさ 』

『 けむりくさ 』

題材: 煙草 × 恋愛

肺まで入れない 見せ掛けの愛

口の中遊ばせるだけの ふかした恋

誤魔化したつもりの僕を 見透かした君

こもるだけの熱 降り積もる想いの圧

煙がふわふわり 君への想いも千鳥足

脳に達する幸福感 素面になれない罪悪感
(すなお)
深く吸えば黒ずむ 重い まるで腫瘍

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