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モール上層階は活況を呈す。

■ベトナム2024年GDP成長率+6.7%。
・最近のニュース(2024年3月26日付)、「英国/スタンダードチャータード銀行、「ベトナム2024年GDP成長率+6.7%に据置き」、24年第1四半期+6.1%(前四半期+6.7%)で減速」。
・同行は『ベトナムのマクロ経済に関する最新レポート』で上述の数値を発表し、「2024年ベトナムの国内総生産(GDP)成長率、上半期(1~6月期)+6.2%、下半期(7~12月)+6.9%」の見通しを示した。

■外国人観光客数は増加中。
・同行責任者は「世界貿易が直面する課題から、我々は2024年上半期の成長見通しに慎重な姿勢を崩さない。第1四半期のGDP成長率は前四半期から減速する見通しだが、ベトナムは依然として回復の勢いを維持するだろう」と述べた。
・また「インフレ率上昇への懸念から、ベトナム国家銀行(中央銀行)が2024年9月末まで基準貸付利率(リファイナンスレート)年4.5%に維持し、第4四半期に+0.5%ポイント引上げる」との予想を示す。
・2024年2月にベトナムを訪れた外国人観光客は前月比7.1%増の93万3000人以上となり、1月と2月の外国人観光客数合計は180万人以上(年間目標800万人)に達した。2019年同時期比では約60%程度の数字であるが現在ベトナム主要都市では多くの外国人旅行者を目にする。

■小売業も試行錯誤。
・余談、ベトナム国内衣料品等の小売業に目を向ければ、外国人旅行者は異国の文化や風土に触れられる経験によりお金を使う傾向にあるため売上は伸び悩む。これまで大幅な値引きをしてこなかった世界的に有名なアパレルやシューズブランドでさえ、今やオフ率を高めた販売戦略を展開する。
・一方、小売業でも生活必需品や食を提供するスーパー、飲食店、ショッピングモール(モール)には結構な人がいて家族や友達との時間を楽しむ。ベトナムのモールの低層階は衣料品等がテナントとして数多く入り、上層階には飲食店が軒を連ねる構造がスタンダードとなる。
・先週末私はモールで買物をしたが、上層階は混雑しているのに低層階でショッピングする人々は疎らだった。今は生活必需品を満たす事に重点が置かれ、嗜好品購入を控える傾向にある事を私は本報道と日常に見る。

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