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取材者の心絵(ココロエ)

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東洋経済オンラインやOCEANS、AlpenGroupMagazine、キングギア などの媒体に寄稿しているスポーツライター、瀬川泰祐が取材・執筆活動の中で、日々感じている取材か… もっと読む
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#Fリーグ

ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

フウガドールすみだというチームの育成コンセプトの一つに「EMOTION」というキーワードがある。

僕はこのコンセプトに惹かれて、息子をフウガドールすみだのスクールに通わせた。

小学校5年生の時に、埼玉のド田舎から、電車を乗り継ぎながら、1時間半近くかけて、週2回もフットサルスクールに通うのを横目で見て、我が子ながら、息子もよく通っているなと思っていた。

当時の息子の課題と、スクールの育成方針

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爪痕を残す

爪痕を残す

「めちゃくちゃいいピヴォだね」

僕の隣で観戦していたスポーツライターの仲間が、ある選手に視線を向けながら、こう言った。

その視線の先にいた選手の名は、岡村康平(31)。現在、フウガドール すみだに所属するフットサル選手だ。

岡村は、30歳の時に初めて日本代表合宿に呼ばれたが、それまでFリーグでの出場試合数も決して多くはなく、下積みがとても長い選手だった。

この日、僕は友人たちとFリーグの

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対談で大切なこと

対談で大切なこと

今をときめくドリブルデザイナーの岡部将和さんと、僕が共感してやまない諸江剣語選手の対談。

2人に気持ちよく話してもらうためにはどうしたら良いか?

対談の構造をどう作ろうか?

前日から、あれやこれやと、シナリオを頭の中に描いていた。まだまだ経験の浅い僕は、この時、対談のインタビュアーという役回りは、初めての経験だったためだ。

スムーズに話が流れるように、話の流れを頭の中にイメージしては、

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書くだけでいいのか?

書くだけでいいのか?

「ライターって何かを書くのが仕事なのに、なんだ、このタイトルは。」

そう思った方がいるかどうかは定かではないが、実は、この「書くだけでいいのか?」という問いは、僕が記事を書く上で、いつも自分に投げかけている事だ。

こう考えるようになったきっかけは、僕が東洋経済オンラインで書かせてもらった一つの記事にある。

フットサル「Fリーグ」の何とも厳しい現実

このタイトルで掲載された記事は、数多

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