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映画の感想

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2018年12月の記事一覧

12月の色々(修道女たち/Homecomings/スカート/SMAのド自慢/クリープハイプのすべ展/来る)

12月の色々(修道女たち/Homecomings/スカート/SMAのド自慢/クリープハイプのすべ展/来る)

12/1 KERA MAP # 008「修道女たち」@北九州芸術劇場・中劇場

ケラさんのことは、観れる限りの映像作品は観てるくらい好きだけど、本業の舞台は1度も観たことなく。なので今回、待望の拝見。ある廃れゆく宗教の修道女たちと、巡礼地の村人との交流を描いた作品。劇場は室内なのに、ひんやりとした空気に包まれているのかような静寂が映える重厚な作品だった。慈しみと嫌悪、信じることと裏切ること、何と結

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2018年ベスト映画 トップ10

2018年ベスト映画 トップ10

10位 羊の木

育ってきた環境とか、蓄積された経験、思い込みや先入観などにより、どうしても形作られる「人に対しての嫌な目線」を、2時間かけてずっと指摘され続ける映画。誰かを信用するということを問う作品でもある。何か良くないことが起こりそうな予感が終始あるので、どっと疲れる。悪人顔俳優大集合というメンツの中で、松田龍平かくあるべき、というような存在感。物語の端っこで、ひっそりとタイトルモチーフを

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11月の色々(椎名林檎/千鳥/ハード・コア/PUFFY×OKAMOTO’S/indigo la End/フレンズ/折坂悠太)

11月の色々(椎名林檎/千鳥/ハード・コア/PUFFY×OKAMOTO’S/indigo la End/フレンズ/折坂悠太)

11/4 折坂悠太 インストアイベント @ タワーレコード福岡パルコ店

アルバム「平成」のリリースを記念してのイベント。ツイッター上などでも大絶賛されてた作品で。とにかく歌声が強烈。まだまだこんな聴いたことない歌声を発する人がいるのか、と。生で観ると、その歌い方がよく分かる。ゴロゴロと猫が喉を鳴らすような発声は、とてもユニークで野性的だった。メロディラインは唱歌のようで、穏やかだがどこか不気味

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