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#140字小説 『食べられないサンプルを食べたい』/お題:食品サンプルの日/Xへポスト3/26

2024年3月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『食べられないサンプルを食べたい』

真緑のソーダに白いアイスがこんもりと。真っ赤なさくらんぼがかわいいクリームソーダ。サンプルに導かれて扉を開く。
目の前に置かれた途端ワクワクは萎んで、知っている味が喉を通るだけ。
現実は虚構を越えられないのか……。
初デート相手の話がつまらなすぎて、昨夜の洋服選びにタイムリープしたい。

2024年3月26日作

◆3月26日は「食品サンプルの日」なので
 自主お題として創作しました。

全国の飲食店の店頭を飾る食品サンプルのパイオニアとして知られる
いわさきグループの「株式会社いわさき」・「株式会社岩崎」・
「岩崎模型製造株式会社」の各社が制定したそうです。
日付は、「サン(3)プ(2)ル(6)」と読む語呂合わせから。
日本独自の文化である食品サンプルの販促効果や見た目の楽しさ、
思わず注文したくなるその魅力などをより多く人に知ってもらい、
将来にわたるさらなる普及と発展が目的のようですよ。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆2023年の「食品サンプルの日」に創作した140字小説
 『ガラス越しに経年劣化の食品サンプル』を含む3作品まとめ記事です。
 1話につき30秒程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓


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