マガジンのカバー画像

心が動いた記憶

73
日々感じたことを言葉にして表現する練習。心が動いたことを、そのままにしないように、書きたいことを書きます。
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

幸せの超訳し方

幸せの超訳し方

朝7時。
強烈な朝日を浴びながら、
はじめての朝を迎えた。

引越の緊張から解き放たれて、
ひさしぶりにぐっすりと眠れて。

お布団で大の字になりながら、
昨日の夜からずっと考えを
めぐらせていたことに戻る。

あの「幸せ」という感情に、
名前をつけてあげたい。

そっと胸に秘めながら
また現れてくれるその日まで
日々を大切に生きられるように。

名前をつけてあげたい、と。

昨日、私は「京丹後市

もっとみる
企画者は、どんなときも主語を「私」にする 〈言葉の企画2020 第四回〉

企画者は、どんなときも主語を「私」にする 〈言葉の企画2020 第四回〉

なぜ、”みんな”でなら”遠く”へ行けるのだろう。

この数週間、ずっと考えていたことだ。

If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

早く行くなら、ひとりで行け。
遠くへ行くなら、みんなで行け。

チームというキーワードで、思いだした人も多いだろうアフリカのことわざ。

私たちは、いや、「私」は、”

もっとみる
会ったことのない私たちは「再会の乾杯」をする

会ったことのない私たちは「再会の乾杯」をする

2020年12月12日。
私は、大切な大切な待ち合わせをしている。

まだ会ったことのない仲間たちとの「乾杯」の約束。

その「未来の待ち合わせ」を特別にしたくて、日々たくさんの言葉を交わし、伝えることと伝わることの狭間で悩み、こうしてnoteを書いている。

***

緊急事態宣言が発令された4月。
6月末で仕事を辞めなければならなくなった5月。

そして、6月。
私は「言葉の企画」というオンラ

もっとみる
ことばを「間」に置けるようになりたい  〈言葉の企画2020 第三回 後編〉

ことばを「間」に置けるようになりたい 〈言葉の企画2020 第三回 後編〉

先週、ひさしぶりに大学時代(広告研究会)の友人と会った。

大阪駅で待ち合わせをして中崎町まで歩いて、美味しいスパイスカレーを食べた。

【中崎町】スパイスサロン バビルの塔

定期的に誰かの結婚式があって、みんなで会えた6年間を経て、今年は結婚式がない。積もりに積もった近況報告。

既婚者の二人から、「すず、結婚式してよ〜」と冗談めかして言われる。

まったく予定なくて、ごめんやで。結婚式を絶対

もっとみる
会ったことのない私たちはチームになっていた 〈言葉の企画2020 第四回の前に〉

会ったことのない私たちはチームになっていた 〈言葉の企画2020 第四回の前に〉

長い一日だった。8月31日がまだ続いている気がする。

今は、2020年9月1日の16時半。炎天下の京都で、横断歩道を歩きながら
青空を見上げて、心底ほっとしていた。

出せたんだ。完成したんだよなあ。

仕事がひと段落して、
やっと落ち着いて企画書の最終稿を読んで。

泣いた。

随所に、5人の言葉と関係性の軌跡がある。

この5人じゃないと、こうはならなかったという部分ばかりで、尊くてたまらな

もっとみる