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何歳になっても言葉を選べない人 その原因を考えてみた 幼児期の読み聞かせ 追記あり

今月の2日(土)に「5行以上の長文を理解できない日本人が5割もいるらしい」という記事を書きました。そうしたところ意外な反響があって、多くの読者の皆さんに共感していただけたようです。

その記事がこちらです。

今回はその派生記事です。

昨日は上の記事を書きました。記事タイトルは「今すぐにブロックしたい人の話 誰にも相手にされない人は言葉遣いがおかしい」です。

上の2記事の根底にある共通点は、語彙力とその運用にあります。

それらを踏まえて、今回は「何歳になっても言葉を選べない人の共通点」について、少しだけ考えてみました。それでも、5,000字を超えてしまいました()。

最後までお付き合いいただければ幸いです。

<追記>
当記事は私生活で起きたことを元に書いています。noteで相互フォローしている皆さんには一切関係がありません。念のためご銘記いただければありがたいです。また、私は数万人に一人の極々一部の人間しか攻撃しません。
<追記ここまで>

何歳になっても言葉を選べない人の共通点

語彙力が少ない

言葉を選べない人は、そもそもその対象となる言葉の数が少ないです。選択肢が少ないわけですから、会話において適切な言葉が口から出て来ないことになります。

しかし、文章で書く場合は、ネットで調べればすぐに参考になる言葉がたくさん出てきます。記事やコメントで言葉を選べない人は、その手間さえ惜しんでいることになります。

調べる時間さえも億劫ならば舌足らずのコメントなどしない方がましです。


思考力が低い

言葉は、思いやりと配慮、そして優しさに満ち溢れたものでなければなりません。つまり、言葉とは、相手の立場になって連ねるものなのです。

それらが欠けている人は、間違いなく思考力が低いです。おそらく知能も相当低いはずです。

これらの問題は、偏差値やIQの高さとも多少は関係があるはずです。今回は時間がありませんので、それらには触れません。

他人を傷つけていることに気が付かない

言葉はいつでも武器や凶器になります。発した言葉はたった一言で相手を傷つけます。最初から相手を傷つけることが狙いの会話ならば、そういう人との会話を避ける手段はあります。

しかし、意図せずに無意識に出てしまう言葉が相手を傷つける場合、その人はおつむがあれです。最近はこれらに該当する専門用語があるようですが、私はその道のプロではありませんのでここではそれらの使用を避けておきます。

いずれにせよ、無意識に言葉で「他人を傷つける人」とはあまり関わらない方がいいと思います。

また、病的な人はどこにでもいます。もしもその病気が治ったり改善したりする可能性がある場合、自然な会話が成立するまではできる限り接するべきではないです。もちろん、身内や医療関係者を除いた話です。

他人を傷つけることが目的である

私たちの日常会話は楽しむために行います。そしてそれらの楽しい会話は人間関係を円滑にします。しかし、場所によっては、それらの会話が自分の地位と利益を守るために行われるものもあるようです。

例えば、一部の勘違い富裕層の主婦におけるマウント合戦です。彼女たちの会話は、自分や身内がいかに優れているかをアピールするためのものです。そのため、自分や自分の夫、家族がいかに優れているかを常に話し続けます。

他人を傷つけることが目的である会話は疲れるだけです。人間としては下等に属する連中の会話には巻き込まれないようにしたいものです。

会話でマウントを取りたい

上の話も女性同士におけるその一例でした。これは男性同士でも起きる話です。

私も過去にアルバイト先で某有名大学出身の後輩が、会話でマウントを取ってきた時には驚きました。その時の私はまだ大学生だったのですが、当時はマウントという言葉すらなかった時代です。

今思いますと、その人は本当にかわいそうだと思います。なぜなら、そんなことでもしないと、自己のアイデンティティを保てないからです。

アイデンティティとは、自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚のことです。日本語では「自我同一性」と呼ばれたり、「存在証明」と訳す人もいます。

アイデンティティ

自分の利益しか考えていない

普通の会話は相手を慮ることが根底にあります。しかし、会話で相手から情報を引き出したり相手に商品を売りつけようとしたりするような人は、自分の利益しか考えていませんので著しくデリカシーにおいて欠けています。

そのような人は言葉を選びません。とにかく自分のことしか考えていないのです。彼ら彼女らにとって言葉の選択など二の次なのです。

某会社の支店に勤めていた時に、1週間に少なくとも2回は電話営業や飛び込み営業で売り込みの対応をしていました。その人たちの会話には全く「」がありませんでした。つまり、自分たちさえ儲ければそれで良かったのです。

社会においてお互いに繁栄したければ、相互繁栄の思想がその根本になければなりません。しかし、自分たちさえ儲ければ良いと考えていますと、長期的に自分たちが反映することなど決して不可能です。

最近話題の中古自動車を扱っていた会社などが、その典型的な例です。日本の企業には意外と似たような会社が多いです。そして、その餌食になっている日本人も少なくないです。

自分たちの商品やサービスによって、お客様も便利さを得たり楽しみを享受したりできる」。それによって、「その報酬で販売者も利益を受け取ることができる」。そのように考えていませんと、会話が一方的になってしまうのです。

言葉を選べない大人たちは、仕事もできないようです()。またそのような大人たちに騙される大人たちは、自分が犠牲者であることにすぐには気が付かないようです。

相手を尊重することができない

noteのコメント欄で不快なコメントをする人もそうなのですが、彼ら彼女らは人々を尊重することができないようです。

そのような人たちが日常生活で人間らしい生活を送っているとは到底思えません。

私の後輩で父親が京都大学出身の人がいました。用事があって彼の家に電話した時のことです。たまたま本人がいなくてその父親が電話口に出たのですが、その人のあまりにも不躾な対応に呆れてしまいました。育ちが悪いとはまさにこのことだと思いました。ちなみに、その後輩は中学時代に同級生から集団リ〇チに遭っています。父親が人を人とも思わないような家庭教育を行っているからこそ、そのような大問題を引き起こすような被害者が育つのではないでしょうか。なお、決してイジメやリンチを肯定しているわけではありません。大人数に嫌われるぐらい人間性に問題のある子どもを育ててしまうことに異議を申し上げているのです。

他人を尊重していない人は、おそらく自分自身も尊重していない人です。そして、自分のことが大嫌いなはずです。トラブルメーカーの多くは、自分のことを好きになれない人かもしれません。

自分や他人を尊重できない人が親になった時に、その配偶者や子どもたちは不幸になる可能性が高いのではないでしょうか。

言葉を選べない原因の一つ

様々な原因が考えられますが、一番の原因は幼児期の教育にあると思います。例えば、母親による絵本の読み聞かせなどが不足していますと、小学生以降子どもたちの語彙力が極端に少なくて苦労します。

上のサイトに下のような記述がありました。

小学校の高学年になると、友人同士や大人との会話をする際に、語彙力の差が歴然と表れてきます。それは、生まれてから幼児期を経て小学校へ上がり、高学年(例えば小学校6年生)になると、11年前後の間日々語彙力を増やし続けているかどうか、によって差が生まれます。 仮に、十年間に限ると、1日一語 一年365日×10=3650語、1日10語で36500語です。

さて、石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第一章 赤ちゃんの脳力アップは漢字から」に、「言葉の数が少ない子どもは知能が低い」という項目があります。引用してご紹介します。

言葉の数が少ない子どもは知能が低い

 心理学者のポール・ショシャールの言葉に、次のようなものがありま す。

知能は言葉によってつくられる

私の母親は幼児期の私に対して読み聞かせをやろうと試みたそうです。ところが、当時の私は全く絵本に興味を持たなかったそうです(笑笑笑)。

子どもの頃の私は一人遊びが大好きでした。さすがに小学生の頃になりますと、集団で遊ぶことが多くなり遊び仲間は大勢いました。

しかし、語彙力不足は、中学時代になってから顕著に影響し始めました。

そのため、行ったことが、朝日新聞の「天声人語」と「社説」の要約です。

これは母からの提案で中学3年生の頃に行ったのですが、要約の練習のおかげで読解力と語彙力が急激に伸びました。

言語能力は中高年でも伸びます。要約の練習は大人でも効果的だと思います。念のためアマゾンで調べましたら、大人向きの要約力を身に付ける本がありました。

ちなみに、大学受験時代の私も、要約をまとめる練習は相当行いました。そのため、国語の偏差値も随分上昇しました。大学入学後大量の読書をするようになったのですが、その好影響は社会人になってから恩恵を受けるようになりました。個人的には、要約力の高い人は仕事もできる人だと思います。より正確に言えば、仕事ができる人の何割かは、要約力が高い人です()。

<参考>0歳から始める脳内開発―石井式漢字教育

下の2冊の本は持っていませんが、能力開発や早期教育関連の本は20冊以上読んでいます。これから親になる方や祖父母になる方には、こういった関連の本がお勧めです。きっと図書館にもあるはずです。


最後に 教育が大事である

一部の病気の人を除けば、言葉に関する問題は、教育で解決することです。地方の公教育ですとあまり期待できませんから、まずは家庭教育で子どもが読書に興味関心を持つような子育てが大切だと思います。

私は過去に十数年間教育関連の仕事をしていました。その中で、いわゆる劣等生に相当するような生徒たちも大勢担当したのですが、中学生以降ですと手遅れになる場合が多かったです。

一番の原因は、親御さんがお子さんの国語力、特に、語彙力や読解力を高めることに非協力的だったからです。

お母さんたちの要望で特に多かったものは、「数学を平均点以上にしてくれ」や「英語を伸ばしてくれ」というものでした。これら2点で全体の9割を占めていました。

一部の優等生のお母さんは、さすがでした。「私の子どもは国語の学力が低いので、読解力を上げて下さい」という人がいました。そのお子さんは学校ではオール5の成績だったのですが、県レベルや全国レベルではまだまだの学力でした。そのことに気が付いていたお母さんもまた賢い人でした。

<今日の3行日記>

最近数日間湿度が高いです。現住所には約30年間住んでいますが、9月中旬以降でこの湿度は異常です。これもまた異常気象の一部でしょうか。

<今日の3行日記>のグーグル英語翻訳

It's been humid for the last few days. I have lived at my current address for about 30 years, and the humidity has been abnormal since mid-September. Is this also part of the abnormal weather?

<今日の3行日記>のChatGPT和訳

The humidity has been high for the past few days. I have been living at my current address for about 30 years, but this level of humidity after mid-September is unusual. Could this also be a part of abnormal weather patterns?

イラスト素材:緑のパンダがやる気(意欲)を持つ絵

昨日から涼しくなって昨夜から熟睡できるようになりました。昼間は相変わらず湿度が高いですが、質の高い睡眠のおかげで体力が戻ってきました。そうしましたら、急に幸福感とやる気で心が満たされてきました。そんな自分を表現しているイラストがこれです()。



今日はお寝坊さんでした()。それで、あまりにも時間がなさ過ぎて所々雑になってしまいました。あとで加筆修正するかもしれません。

今日の記事はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございます。

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