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歴史上の人物から読み取る命の定義

みなさんこんにちは!とらねこです('ω')ノ
今回は『歴史上の人物から読み取る命の定義』とその他3編について書いてみました。
命の定義というのは、歴史上の人物はどのように捉えているのでしょう?
諸葛孔明、中岡慎太郎、山本五十六、ソクラテス、天草四郎が残している言葉から推測していきたいと思います。

少し長いので、音楽でも聴きながらご覧ください('ω')ノ



Chapter1 歴史上の人物から読み取る命の定義

Part1 優れた人は静かに身を修め、徳を養う

誰の言葉かご存じでしょうか?かの有名な諸葛孔明の言葉です。優れている人間というのは、自分の力をさらけ出すことなく、ただずっと自分の力を向上し続けるものだという事です。そして、ここぞというときに、その力を発揮するというものです。諸葛孔明の場合、劉備玄徳との出会いがそれだったのでしょう。そして、こうも続けています。

無欲でなければ志は断たず、穏やかでなければ道は遠い

今から1800年前の人間の思考とはとても思えません。そこまで人間のことを理解していたという事でしょうか。人間というのは欲の塊ですが、それを捨てなければ自分の想いは成し遂げることはできないというものです。これを理解している現代人はいかほどでしょう。そして、次のように続けています。

学問は静から、才能は学ぶことから生まれる
学ぶことで才能は開花する

自分の頭で考える事がいかに大切なことなのかを伝えてくれています。人から教えてもらわなければ何もできない社会人多いですよね。自分が何をすべきかという事は自分で考えるべきです。誰かが教えてくれるという発想は愚か極まりない事です。

そして、学ばなければ自分の才能は決して開花することはないというものです。何のために勉強をするのかという事を現代人は考え直さなければならないのではないでしょうか?義務で学びをしている方が非常に多いようですが、決して義務などではなく、自分の才能を開花するために権利としてあるものなのです。そして、最後にこのように締めくくっています。

志がなければ学問の完成はない

志を持って日常生活をおくっている人はどれくらいいるでしょう?不満や愚痴ばかりをこぼしているようでは、絶対に学問の完成はありません。自分が何をしたいのか?生きている間に自分が成し遂げておきたいことは何かをよく考えておくべきです。それが人間の生き甲斐なのですから。


Part2 志とは、目先の利益で動かされるものではない

変革に命を賭けた志士、中岡慎太郎の言葉です。志とはいかなるものかを明確に残している人物として有名ですね。中岡慎太郎について少し説明をしておきましょう。

▶中岡慎太郎の晩年
1861年土佐勤王党に参加しますが、2年後に弾圧されると脱藩して長州に出向き尊皇攘夷運動の中心人物として活躍します。そして、坂本竜馬と協力して薩長連合の締結を実現させます。同年、陸援隊の隊長となり、倒幕を目指して活動しますが坂本龍馬と共に京都で暗殺されます。

この言葉続きがあります。

望むべきは、その先の大きな道のみである。今尊いものは、明日賤しいものかもしれない。今賤しいものは、明日尊いものかもしれない。

時代が揺れ動くことを予知していたのでしょうか?この世の中に不変なものはなく、常識は常に移り変わっているという事を教えてくれています。現在にも十分に通用する名言です。そして、次のように閉めています。

君子となるか、小人となるかは、家柄ではなく、君自身の中にある

家柄や親の責任にしてはいけないという事です。自分が成長できるか否かということは、他の誰でもない自分自身で勝ち取るしかないというものです。恵まれた環境で生まれてくる人がいれば、劣悪な環境で生きなければならない人がいます。これは事実です。しかし、自分の中に志を持ち続けることで、いつかきっとその志を叶えることができるというものです。

志を強く持ち、自分の命のすべてを国に捧げた人物の言葉を誰が否定できるでしょうか。


Part3 百年兵を養うは、ただ平和を護る為である

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