tabi-ki47| 盛岡から呑み・喰い・旅を発信

岩手県盛岡市在住。旅の記録をnoteにまとめているうちに、盛岡での呑み食べ歩きのことが…

tabi-ki47| 盛岡から呑み・喰い・旅を発信

岩手県盛岡市在住。旅の記録をnoteにまとめているうちに、盛岡での呑み食べ歩きのことが中心になっていました(笑) 盛岡の酒場のことをはじめ、旅の記録などをNYタイムズ「2023年に行くべき52ヶ所」で紹介された盛岡市から発信しています。※ときどき若干昔の記事も混ざってます。

マガジン

  • 日々のできごと

    こちら、盛岡で暮らす日々あったことについて書いています。少しでも盛岡の魅力を発信できたら嬉しいです。

  • 盛岡という街

    「2023年に行くべき52ヶ所」に選出された岩手県盛岡市の日常の光景を紹介するマガジンです。盛岡に興味のある方、旅行してみたい方にご覧いただきたいです。

  • 盛岡の酒場

    盛岡の酒場(酒を呑めるところをすべて酒場と定義しています 笑)の記事をまとめたマガジンです。盛岡に旅する方、旅した方の参考になれば幸いです。

  • さかばなし

    「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

  • 老舗をゆく

    420年の歴史を持つ盛岡という街で、長く商売をされている老舗の店を紹介します。酒場に限らず、時代の荒波を超えてきた名店の魅力を発信します。

記事一覧

固定された記事

酒を呑むこと、肴を食べること、酒場をハシゴすることを日常や旅先で楽しみたい

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【さかばなし47】ベーコンは脂身が勝負どころ

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【盛岡市中ノ橋通】河南のくつろぎスポット「ひねもすほっと茶屋」でビールと酒と

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中ノ橋通「たそがれ屋」が、南大通へ移転オープンしたらしいです!

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【さかばなし46】宝清酢のバンバンジー

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。 グラスのカヴァを…

【盛岡市内丸】0次会に最適、せんべろの名店「浅沼商店」で江戸ハイボール。

会社を退職される方の送別会があったので、0次会で内丸・桜山の「浅沼商店」を訪れます。 何度もわたしのnoteでも書いているせんべろ酒場で、いつも賑わっている店内です…

【さかばなし45】隠し味はアレです

ひどく暑い日だったので、一杯目はハイボールのメガジョッキにした。持ち上げるのにも、少し力を込めないといけないほどの重さだ。 で、この酒場のマスターが本当に酒好き…

【盛岡市】ディープ河南で呑んだ日々の記録

近ごろの話ですが、大通界隈や桜山界隈の人の出がすごくて、静かにしっぽりと呑める雰囲気の店が見つけられないので、近頃はなんだか河南界隈の裏路地を目指すことが多くな…

盛岡の「ネオ酒場」から大衆酒場を考えてみた。

盛岡にも「ネオ酒場」とか、「ネオ大衆酒場」「ネオ大衆居酒屋」と言われる業態の居酒屋が増えてきました(ここでは統一的に「ネオ酒場」としていきます)。 「ネオ酒場」…

【さかばなし44】ホタルイカの目玉

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。 富山湾に揚がった…

【盛岡市内丸】あいがけスパイスカレーの「八まめ」のバー営業でイチローズモルトを呑んだ

内丸・桜山の釣鐘のすぐそばにある「八まめ」はあいがけスパイスカレーで人気の店ですが、週末の夜はバー営業をしておられます。 実はわたしは、昼営業にお邪魔したことは…

【盛岡市中ノ橋通】ホヤ塩辛とアンコウ共和えで酒が進む「三陸居酒屋 きりや」

親戚と会食することになり、中ノ橋通にある「三陸居酒屋 きりや」を訪れます。三陸沿岸出身の親戚が、盛岡市内でこよなく愛する酒場です。 こちらの店は、江戸末期に造ら…

【さかばなし43】こごみの春

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酒を呑むこと、肴を食べること、酒場をハシゴすることを日常や旅先で楽しみたい

酒を呑むこと、肴を食べること、酒場をハシゴすることを日常や旅先で楽しみたい

酒を呑み、肴を食べ、一軒にとどまらず二軒三軒とハシゴ酒が相変わらず大好きです。

何年前でしょうか、訪ねた酒場の軒数をカウントしていたのですが、半年ぐらいで200軒以上になったので、数えるのが怖くなってやめました 笑

そのうち、気の合う仲間と旅に出て酒を呑むようになり、その楽しさにとり憑かれ、旅先の酒と肴を求めて旅行を楽しみに日々の生活を送るようになっていたところにコロナです。

近頃はコロナの

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【さかばなし48】黒霧島と麹小豆

【さかばなし48】黒霧島と麹小豆

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

泥酔間近、たまに顔を出す小料理屋のカウンター席に座っていた。先客が二人。サラリーマン風で、なにやら熱くなって議論していた。

ママが、「お待ち遠さま」と目の前に置いたのは、「黒霧島」のお湯割り。そして、酒器というか焼酎カップがとてもセンス良く、見栄えする

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【盛岡市菜園】浜焼きの名店「番屋ながさわ」の料理がやっぱり美味かった。

【盛岡市菜園】浜焼きの名店「番屋ながさわ」の料理がやっぱり美味かった。

会社で取引関係にある、東京に本社を置く企業の方が出張で盛岡にいらしたので、一席設けることにしました。

その方、だいぶ若く20代半ばぐらいで、東京からほとんど出たことがないとのことで、岩手・盛岡の食材を楽しんでもらいたく、観光で訪れた方にも人気の郷土料理店「番屋ながさわ」を選びました。

20時台の新幹線で東京へ帰るとのことで、17時の開店と同時に宴会をスタートです。

生ビールで乾杯しますと、な

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【さかばなし47】ベーコンは脂身が勝負どころ

【さかばなし47】ベーコンは脂身が勝負どころ

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

棒棒鶏を食べ終えると、店主が「もう少しなにか食べる?」と聞いてきたので、「あ、お願いします」と答えた。

春牛蒡の揚げ焼き、棒棒鶏と軽めの酒肴が続いたので、もう少し食べたかった。

スプマンテが空いたの見て、店主が「ほい、これ」と蕎麦猪口を目の前に置き、

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【盛岡市中ノ橋通】河南のくつろぎスポット「ひねもすほっと茶屋」でビールと酒と

【盛岡市中ノ橋通】河南のくつろぎスポット「ひねもすほっと茶屋」でビールと酒と

とある夜、八幡界隈で友人と会食をした後、「なんだか物足りないな」と思い、友人と別れた足で中ノ橋通、国道106号の近くにある「ひねもすほっと茶屋」に足を運びました。

ランチ営業と夜営業で地元客のくつろぎの場となっている、ご夫婦で経営されているカフェ兼酒場となっています。

カウンター席に腰を下ろし、生ビールを注文。けっこう呑んだあとでしたが、改めての生ビールが最高に美味いです。そういえば、この日は

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中ノ橋通「たそがれ屋」が、南大通へ移転オープンしたらしいです!

中ノ橋通「たそがれ屋」が、南大通へ移転オープンしたらしいです!

中ノ橋通にあった「呑み処 たそがれ屋」が店を畳んだのかと思っていましたが、なんとなんと、「前田屋喜兵衛」跡地に移転オープンらしいです!

ということで、よかったよかった!

【さかばなし46】宝清酢のバンバンジー

【さかばなし46】宝清酢のバンバンジー

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

グラスのカヴァを空け、春牛蒡のお通しを食べたわたしに、店主が「次、どうする?」と尋ねてきたので、「もう一杯、同じのください」と答えた。

すると、「違う泡でもいけるから、違うのいこうよ」と店主が言ってきた。ありがたいけど、どんどんスパークリングを開けてし

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【盛岡市内丸】0次会に最適、せんべろの名店「浅沼商店」で江戸ハイボール。

【盛岡市内丸】0次会に最適、せんべろの名店「浅沼商店」で江戸ハイボール。

会社を退職される方の送別会があったので、0次会で内丸・桜山の「浅沼商店」を訪れます。

何度もわたしのnoteでも書いているせんべろ酒場で、いつも賑わっている店内ですが、珍しこの日はまったりモード。店主に挨拶をしてカウンター席に腰を下ろし、「生ビール350円(サッポロ黒ラベル)」を注文します。

ちょっとつまんでおこうと、「鶏皮ポン酢(450円)」を注文。ビールを呑みながら、ちびちびつまみます。酢

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【さかばなし45】隠し味はアレです

【さかばなし45】隠し味はアレです

ひどく暑い日だったので、一杯目はハイボールのメガジョッキにした。持ち上げるのにも、少し力を込めないといけないほどの重さだ。

で、この酒場のマスターが本当に酒好きなので、この人が作るハイボールががんがんに濃くて旨いのだ。氷が少し溶けたところで、薄まる感じがしない、ストロングスタイルのハイボールで、かなり嬉しい。

「はい、お通しーーーー」
「ありがとうございますーーー」
「キャベツと大葉の浅漬けネ

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【盛岡市】ディープ河南で呑んだ日々の記録

【盛岡市】ディープ河南で呑んだ日々の記録

近ごろの話ですが、大通界隈や桜山界隈の人の出がすごくて、静かにしっぽりと呑める雰囲気の店が見つけられないので、近頃はなんだか河南界隈の裏路地を目指すことが多くなってきたように思います。

ここ一ヶ月ぐらいの、河南界隈で呑んだ記録を少しご紹介です。

⚪︎南大通「炭焼酒房 ひさご」人混みを避けるように、河南界隈に逃げ込みます。若い頃はにぎわうまちや酒場が大好きでしたが、近頃は静かにゆっくり呑みたい気

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盛岡の「ネオ酒場」から大衆酒場を考えてみた。

盛岡の「ネオ酒場」から大衆酒場を考えてみた。

盛岡にも「ネオ酒場」とか、「ネオ大衆酒場」「ネオ大衆居酒屋」と言われる業態の居酒屋が増えてきました(ここでは統一的に「ネオ酒場」としていきます)。

「ネオ酒場」に明確な定義はないと思われますが、昭和レトロ感とエモーショナルな演出と敷居の低さが特徴のようでして、特にも若い方々に人気があって、盛岡の「ネオ酒場」の中には、予約なしでは入店できない店もあると聞いています。

わたし自身はというと、何度か

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【さかばなし44】ホタルイカの目玉

【さかばなし44】ホタルイカの目玉

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

富山湾に揚がったホタルイカを地元の魚店で購った。過去10年平均の3倍とう豊漁だとは聞いていたが、予想以上に安価だったので喜んで買った。

しかも、見るからに太っていて、肝に脂を蓄えているのがよくわかる、いいホタルイカであると見受けられた。

「ホタルイカ

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【盛岡市内丸】あいがけスパイスカレーの「八まめ」のバー営業でイチローズモルトを呑んだ

【盛岡市内丸】あいがけスパイスカレーの「八まめ」のバー営業でイチローズモルトを呑んだ

内丸・桜山の釣鐘のすぐそばにある「八まめ」はあいがけスパイスカレーで人気の店ですが、週末の夜はバー営業をしておられます。

実はわたしは、昼営業にお邪魔したことはなく、夜のバー営業だけ訪れたことがあり、この日も夜にお邪魔します。

着物姿の若い女将に迎えられ、まずは気仙沼の「角星 水鳥記 特別純米酒 中取 春酒」を注文です。爽やかな甘さが心地よい一杯です。

そういえば酒ばっかり呑んで肝心のカレー

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【盛岡市中ノ橋通】ホヤ塩辛とアンコウ共和えで酒が進む「三陸居酒屋 きりや」

【盛岡市中ノ橋通】ホヤ塩辛とアンコウ共和えで酒が進む「三陸居酒屋 きりや」

親戚と会食することになり、中ノ橋通にある「三陸居酒屋 きりや」を訪れます。三陸沿岸出身の親戚が、盛岡市内でこよなく愛する酒場です。

こちらの店は、江戸末期に造られた土蔵を使われているという、かなり貴重な建物となっています。かつては、「耕作」という居酒屋だったはずです。

店内に入ると、「こっちこっち」と、先に来店していた親戚に手招きされ、予約されていた半個室へ進みます。

あらかじめ申し上げます

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【さかばなし43】こごみの春

【さかばなし43】こごみの春

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

ごま油で和えてナムルにしようか、それとも天ぷらにしようか、いや、やはりパスタの具材にしようかーーー

そうやって、1パック100円で買い求めたこごみを洗いながら、どんな料理に使おうか考えた。

IHクッキングヒーターの上では、フェジョアーダがくつくつと煮

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【さかばなし42】鍋の礼儀

【さかばなし42】鍋の礼儀

「さかばなし」は、酒場(さかば)であった、ちょっとしたエピソード(はなし)について綴っています。「さかば」の「はなし」で、「さかばなし」です。

職場からほど近くにある酒場を訪れていた。会社の宴会だった。コロナでしばらく宴会らしきものはなかったが、ここ一年で一気にコロナ前のような雰囲気に戻った。

こちらの酒場、コロナを機に料理は個々盛りになった。店にとっては手間だろうが、客にとっては嬉しい。とり

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