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哲学

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記事一覧

虚構と現実

知覚の確かさは変動する。

感覚は増減する。感覚器官の盛衰、例えば胎児期における身体の形成、失明や鼓膜消失によって。

また、感覚器官の機能にもむらはある。

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他者の知覚

人類とは大きさや時間感覚、知覚精度の全く異なる認識主体が存在するなら、その思考や感覚を理解するのは困難を極めることは想像に難くないであろう。

そう言った存在は無論のこと、たとえ微細であっても、その差異は人類間にも存在すると考えるのが自然である。

すると、意思疎通(のようなもの)の成立することは不思議に思える。

というのは、

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情けは人の為ならず?

好意的干渉に対する報酬に関する思考まとめ

好意的干渉に対する見返りとして、他者の行動に依存した物は求めない方が良い。得られなかった場合、他者に不快感を抱き、悪意的対応を取った結果、交流を継続したい相手との関係が悪化する可能性があるためである。

言い換えると、他者の行動へ依存した利を求める場合、得られなかった際に自己の不利を招く行動を取ってしまう可能性を事前に考慮するのが望ましい。
無論、確実に

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正しさとは何か

正しいとはどういうことか。

人は何故、科学を信じるのか

科学が発展するにつれ、「科学は信憑性が高い」、「信仰と科学は別物である」、「科学は正しく信仰は正しくない」、といった認識が浸透しやすくなる。

技術が進歩し、より精細な実験や資料に基づいた根拠を提示されると、正しそうな印象を受け易いためである。

また、正しいと認識され易そうなものは科学研究以外にも存在する。

例えば、富や名声といった副

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悪事を減らす方法

悪意の証拠を発見可能になるとどうなるか考えていたら、悪事を減らせる可能性のありそうな方法を思いついたので、記しておく。

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