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詩人リュウ から零れ落ちた言葉たち〜詩集〜

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記事一覧

1月18日嫉妬という無意味な感情(詩)

1月18日嫉妬という無意味な感情(詩)

想うと言うこと

それは
純粋であり真っ直ぐであり
酷だ

1人で1人を
束縛することは

できない



心は
自由なのだから



その時々で
誰かを愛する
その
不純で純粋な
ただ
愛に誠実なだけの

ただの
貪欲な人間

それこそが私

ただ貪欲な私
#愛 #詩

1月17日お迎えの車(詩)

1月17日お迎えの車(詩)

ドイツの大衆車と言われている
その車は
私の若い頃からの憧れだった

夏の暑い日
緑色のワンピースを着て
私は迎えを待っていた
アーケードの片隅で

初めて彼はその車で迎えに来た
いつもは社用車だったから
乗っている車が変わると
なんだか全ての雰囲気をも変える
不思議な気持ちがした

2度目にその車に乗り
まだ雪の降らない
鴎の飛ぶ船に乗り
ただ純粋に
その時を緩やかに味わった



複雑な心の

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1月15日愛の摂理(詩)

1月15日愛の摂理(詩)

人って1人だけど
1人ではなくて

1人は怖いけど
1人は自由で

貴方といたくてたまらなくても
本当は
ただ暇なだけだったりして
会いたい気持ちは
性欲だけだったりして

それは
自然な摂理で
私らしくて

何故か
好きなんて理由がない
#愛

恋のアンテナ(詩)

恋のアンテナ(詩)

うちに秘めた感情を
少し整理して
研ぎ澄ませる

落ちてくる果実の甘さを味わうことを
怖がらないで
受け止められる余裕を持って

生きていることは
恋をすること

永遠に

愛逝く日(詩)

愛逝く日(詩)

童のいる間に
落ちてる間の間
ゆるゆると忍び
指が続けと唸りを持ち
梅雨吹く日など避け
逝く想ひなど
行く末も知らず
行けぞとも知らず

ただ
己の我欲の故を
生きるのか


#詩 #現代詩 #人生 #愛

少しの愛(詩)

少しの愛(詩)

少し
少し優しくしたら
少しの愛を与えたら
それが
全ての糧になる程
飢えている者は

全て生きる者の中でも
手を折るほどに
波を打つ

愛されると言う
普通という事
それは
究極に
幸せな事で

ただ
裸で寝る私に
毛布をかけてくれるだけで

私は
かけがえもなく
貴方を好きになってしまい

それは
きっと
普通に誰もが
してもらえる事なのかもしれないと



誰かに恋焦がれる事が
私を生きさ

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唯一の指は離される

唯一の指は離される

貴方の


を見て?

そう
その手は
誰かの手を握るために
できた
産まれた時は
誰かの手を
というか

指を掴むために
それが
本能で

貴方は
いつもそれを望んでいる
でも
大人になれという

大人って何?

と思う
大人になる
というマニュアルと



生きて行く

は違う

生きて行く術は

生きること
食べること
笑うこと
怒ること
性をすること

本能を
動かすこと

本能が動か

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人生の花

人生の花

人生の花は
積み重なり
苦も不幸も
それ跳ね除けた
苦労を伴う幸せもを取り込み

何某らの
少しの雫ほどの幸せを
与える

何も全てのゆく時が
幸せなどという
その様な人生は
全くもうないのだけれど
それを
知りもせず
少しの不幸を不幸がる
そして
少しの不都合を
不服に思う
そんなことを言う人は
全くの
幸せな人だと思う

全くの不平を言わず
その真っ当な成果のために尽くし
好かれることを
求め

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横取りネコはズル賢くなんてない

横取りネコはズル賢くなんてない

従業員に
手を出すなんて



猫の手なら
出しても構わんけど
何の手を出したんか

後悔するような

かもしれない

それでも
出すのが

きっと

私との
共通点



大会社の社長や役員を
東京でしてきた人だから
こんなことは
大したことではないのだろう

思っていた
そして
私も
こんなことは
久しぶりのことではあるけれど
若い頃に
かなり年上の社長と遊んだりした
そんな時の感覚で

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セックスレスだけでこれほど罪なのに

セックスレスだけでこれほど罪なのに

セックスレス
DV
モラハラ

娘が3人

フルタイムで働き
責任ある仕事をして

私は

なんでこんなに
頑張っているのか



当たり前だよ
そこから逃げたのは

良いんだよ

夫婦?!?!
なのそれ?!

そんな契約
早く切りたい

あの人は
他人だ

お金という
紙を使って
早く
離れるのも
それは
限られた

私と
娘と
私と愛人たちの
ための時間

愛をすることは生きることなんだよ?

愛をすることは生きることなんだよ?

#詩 #愛

だれも
教えてくれないんだよ

どうやって
人を愛して
人に愛を届けたら良いのか

アイラブユー

なんていって
人を抱きしめる
そんな文化が
どれだけその国を
平和にしているのか
日本人は
考えたことがないだろう

寂しいから
人恋しいから
人に認められたいから

日本人は
真面目に働き
前ばかり向いているふりをして
人のことを気遣い

それが
自分を
愛してもらう
方程式だと

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路(みち)の続きを生きる刻(とき)

路(みち)の続きを生きる刻(とき)

あぁ

そうすれば良かったのか

ふと思うことがある

生き直しているというのに
また
生きようとしているのだから
私は
どんなにか欲張りなのか



死のうとするか
究極を生きようとするか
しか出来ない私は
どこが普通の幸せか

なくて

何もない穏やかな泉には
いれないみたいで

人の生きる時は
皆んなそうなのだろうか 

思ったりもするけれど

友人からは
#波瀾万丈  だね

と言

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明日の扉は開かれない

明日の扉は開かれない

その時に流れ出た
その涙と
明日の時とは
繋がっている様でいて
かけ離れた
そう
ループの中の
一部分でしかなくて

掴み取ることもできない
溶け出した
儚さを持っている

どこへ行っても
また
旅の続きが繰り返され
辿り着くゴールなんてなく

日々を
泣き
時に笑い
また
悩める事を
それを幸せと思うだけの

その余裕を
包み込む様は

私にとっての
代え難い一部となって
取込まれていて

いつ

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