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心療内科の受診を考えてる人へ

これは、これから心療内科の受診を少しでも考えてる人に届け〜と思いながら書きました。

受診の決心の速さ、信頼できる先生を見つけることが早期回復への第一歩だからです。

私の受診歴と共に、読んでもらえればと思います。

心療内科のハードル

心療内科、最近だとメンタルクリニックって書いてあることが多いけど、

行ったことありますか?

ハードル高くないですか?


「風邪ひいた〜」「病院行こう」
の何倍も高い壁を越えるか、壊すかしなきゃいけない感じ。(少なくとも私には)

心療内科に受診した方がいいような状況の時には、すでに
あれ?これはふつうじゃないのか?」って
客観的に自分を評価できくなっている場合が多いのかな?と思っています。


私が心療内科の受診を決意できたのも、スクールカウンセラーの方に、「心療内科を受診した方がいいよ。」との言葉で、高い高い壁を壊してもらえたからでした。

はじめての心療内科

心療内科の受診を決心して、家から近い心療内科に初診予約の電話を入れました。

すると、そこは意外とすぐに初診予約が取れました。(人気なところは平気で1、2ヶ月待ちです。)


そして初診の日、合計4枚もある問診票を書いて、看護師の方とカウンセリングをし、いよいよ先生の診察。

終わって、がっかりしました

というか、こんなので治る気がしない、、、と不安感に襲われました。


先生は、初老の先生で話し方は淡々としてる方でした。

病名を告げられ、簡単に説明を受けたあと、言われたことは、

「うん。性格の問題だね。もっと、ちゃんと自分の意思持たなきゃ〜。あと、人の目を気にしすぎ。」

でした。

今となっては、

分かってるけどそれで困ってるから、来たんやわ!!とんだヤブ医者やんけ!!

と思えますが、当時は初めての心療内科の上にメンタルも体調もガタがきていたので、その言葉を全て間に受けました。

さらに、不信感を覚えた対応が、不眠なので睡眠薬を処方してくださいとお話ししても、

「睡眠薬はどうしても依存性が出てしまうから、、、。」

と話し始め、2、3度お願いし直して、やっと出してもらえるような状況だったところです。


「心療内科ってこんなにメンタルがやられるところなの?!

と思いました。


白衣姿の初老男性という時点で、バリアを張ってしまう私には、高圧的で横柄にしか感じられませんでした。


しかし、当時の私は、先生がいうならそうなんだろうと馬鹿正直に信じていたので、

「性格のせいなんだ。性格を変えなきゃいけないんだ、頑張らなきゃ頑張らなきゃ。」

と、より自分を責めるようになってしまいました。


そのせいで、病状は悪化していく一方でした。

先生に会うことがストレスで、病院の日は朝から憂鬱で、待合室では胃が痛くて吐き気をもよおしながら待つほどでした。


そんな状況なのに、何故転院を考えなかったのか。

それは、

心療内科は相性がとにかく大事

っていう基本的なことすら知らなかったんです。

「どうせ、どの病院も同じだろう。」と思っていました。


転院を決意

しかし、そんな私も、そこから二度転院をしました。

ここからは、一番目の病院の転院を決意した日のお話です。


私は広場恐怖症といって電車や人混みに不安感や恐怖感を抱いてしまい、動悸、めまい、吐き気、頭痛、ひどい時は過呼吸になるという病気が発症しました。

しかし、通学には片道でも1時間半も電車に乗らなければなりません。
しかも、利用する路線は乗車率の高い電車なので、朝晩は、絵に描いたような満員電車です。

学校に行きたい、行かなくちゃという気持ちとは裏腹に、広場恐怖症は悪化していき、ひどい時は電車の発着音ですら、震えが止まらず嘔吐してしまうほどでした。

転院を決意したのは、この悪化を伝えた時でした。

「学校に行きたいという気持ちはあります。それでも、音を聞くだけで震えが止まらず、どうしようもないんです。お薬が効いてないとおもいます。」

そう伝えました。

すると、先生が放った言葉は、

「うーん。でもね。それは逃げてるだけ。逃げて後回しにするほど、乗れなくなるよ。気持ちの持ちようの問題だから。次の診察までに、学校まで最低でも1往復はしてきてくれる?」

でした。

泣きながら帰りました。
私が自分を責めてしまう時の言葉をそのまま言われて、

「やっぱり、そうなんだ。私の意思が弱いからいけないんだ。でも、できない。」

と責めながら涙を流しながら自転車に乗って帰りました。


その夜、恋人に今日言われたことを全て話しました。

「そんなわけないじゃん。それは、脚を骨折してる人に気の持ちようで歩けます。て言ってるようなものでしょ。」

と言われて、やっと「あぁ、あの先生はダメなんだ。合わない。」と気付けました。


そして、一緒に評判のいい近くの病院を探してもらいました。

「一駅離れたところにある心療内科が、どうも評判がよさそうだ、ここにしてみよう。」となり、さっそく翌日電話をすると、「2ヶ月先まで初診予約は埋まっています。」と言われてしまいました。

それでも!と思い、予約をどうにか取り、その間は車で20分ほどかかる別の心療内科にかかることになりました。

評判のいい心療内科

場つなぎのように、診察をお願いした病院の先生は、とても優しい方で、事情を話すと2ヶ月だけ通院して、紹介状を書くことを二つ返事で了承してくださいました。

そうしてる間にやっと、2ヶ月も待った心療内科の初診日がやってきました。

結論からいって感想は、「ただひたすら相性が悪い」でした。

先生は、まるでパソコンが私かのように、ずーっとパソコンを見て、何かを打ち続けます

「これまでの薬効いてないなら、〇〇という薬は?あ、飲んだことない。じゃあこれに代えますね。」

といった具合です。そんなの薬の知識なんかあるわけないのに。

薬の違いを説明もしてくれず、薬への安心感も回復の希望も、何も感じませんでした

どうしてこんな先生で、2ヶ月先まで初診で埋まるのか理解できませんでした。


しつこいけど、本当に相性が大事

結局、二番目の先生が私とは相性が良かったです。

気持ちの問題なんて言われないし、パソコンとお友達でもないし、処方前に薬の説明もしてくれます。

それに一番相性がいいと感じた部分のほとんどが、女性で白衣を着ていないという部分で占められていると感じます。

これから、心療内科の受診を考えてる人へ

私もでしたが、心療内科に通ったことがない人は、診察は優しく話を聞いてくれるカウンセリングに近いという印象があるかと思います。

しかし、診察は1人長くて10分、短ければ1分程度で終わることもあります。

それが一般的です。

その数分で、上手く話を汲み取って、症状の変化を聞き出してくれ、薬の説明をこなしてくれる先生もいれば、逆も然りです。

ただ、これは個人の好みの問題です。

あまり目を見て話を聞かれたくない人もいれば、淡々と薬だけだしてくれる先生がいいと感じる人もいます。

自分がどうなのか、きっと行ってみないとわからないです。
評判は当てになりません。

だから、少しでも違和感を覚えたら、すぐに転院すればいいんです。

いつかは、相性のいい先生に会えます。

最後に


こうして話すとより、心療内科のハードルが高くなってしまったかもしれません。

でも、相性次第だということを頭に入れて、一番近くの心療内科にとりあえず行ってみてください。

「なんかしんどい。」「なんかイライラする。」そんなのでも優しく聞いてくれて、お薬で手助けしてくれる先生もいます。

相性が大事だからこそ、早めに受診して、いくつか病院を渡ってみて、信頼できる先生を見つけようと考えて欲しいです。

私は、受診までのハードルを飛び越えられなくて、相性が大事と知らなくて、苦しい期間を延ばしてしまいました。

同じことが、これから心療内科の受診を少しでも考える人に起きて欲しくないと思いnoteにまとめました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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