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技術の雑談
2024年4月24日 14:40
プロジェクションマッピングといえば、暗い場所をエンタメ空間にする魔法のような技術だ。ただ、夜間や暗い場所でないと周囲の明るさが邪魔で映像が見えにくい。東京工業大学の研究チームは、プロジェクターと照明が一体化した装置を開発し、明るい照明下でもプロジェクションマッピングを投影できる技術を開発した。照明とプロジェクターを一体化するというのはいいアイデアだ!!『参考資料』https://y
2024年4月19日 10:24
埼玉県戸田市でAIを使った不登校リスク予測のシステム運用が始まった。いち早く不登校の兆候がある児童生徒を把握し、教員が事前に支援する。学校名、学年、組、氏名などとともに「不登校リスクスコア」を表示する。不登校リスクは色分けされており、リスクスコアが80超だと赤で表示される。不登校になってしまった子供を再度登校させるのは非常に大変。対応に苦慮する前にデータで予測して先手で支援をするという。
2024年4月16日 16:25
半導体を使う小型の電子デバイスは熱がこもりやすく、熱に弱い部分が壊れやすい。東大の研究チームはシリコンを使って熱を伝える向きを変えられる構造を開発した。同心円の一部が扇状に重なる青海波という和模様を参考に、約200ナノメートル単位の構造を作った。従来は、熱伝導は方向性がないため、熱が伝わりやすい方向を作り出せれば、電子デバイス内部の発熱が激しい箇所からの熱が、温度を上昇させたくない部分を避
2024年4月1日 14:50
スマートフォンなどを充電器の上に置くだけで充電できるワイヤレス充電。利便性が高いので、利用している人は多いだろう。 だがワイヤレス充電を悪用した攻撃手法が2024年2月、米フロリダ大学などの研究者グループによって報告された。ワイヤレス充電器を乗っ取ることで、スマホを80度以上まで過熱させたり、周囲に置かれた物体を破壊したりすることが可能だという。『参考資料』スマホや周囲の物体を過熱させて
2024年3月30日 20:19
東北大学の研究チームは、環境負荷の少ない金属空気電池を開発した。空気電池は空気中の酸素を利用した化学反応で発電をする。現在主流の空気電池は、負極に高価な白金や環境負荷の大きいマンガンといった金属を使っている。研究チームは、負極に環境負荷の小さいマグネシウムを使った。埋蔵量も多く、価格も安い。正極と負極で紙を挟み、紙が塩水を吸収すると発電が始まる。ライフジャケットに取り付け、海に落ちたと
2024年3月28日 12:27
スマホゲームなどで、ついつい課金したいと思ってしまうのはなぜなのでしょう?人は何かをしてご褒美がもらえると、その行動をもっとやりたくなります。そして、ご褒美がランダムなタイミングで与えられると、そのご褒美をめざして何度も行動をやり続けるようになります。これは学習心理学における「オペラント条件付け」という行動獲得原理で、鳩やネズミなどの動物にも共通しています。ゲームの課金システムは、この心のメ
2024年3月26日 14:36
パナソニックグループは、中国で開催された世界最大級の家電見本市で住宅用空調システムを展示した。このシステムには、「標準」「北海道」「ハワイ」「休暇」の4つの運転モードが登録されている。「北海道」モードは夏季の運転に向き、「北海道の爽やかな夏の気候をイメージ」した温度22℃、湿度40%に設定される。冬季の運転には温度26℃、湿度50%の「ハワイ」モードが向くという。出張などで長期間不在の場
2024年3月24日 10:11
ヒトが記憶や推論などをしているときに現れる脳波「ガンマ波」は40Hzの周波数とされている。認知機能に障害があるときは、ガンマ波が低下していることが特徴の一つといわれる。「USEN MUSIC」は、塩野義製薬と共同で、40Hz音を含めた認知機能ケアを目指すガンマ波サウンドの提供を始める。塩野義製薬のHPで、40Hz変調したサウンドを聴くことができます。是非聴いてみてください。脳波が揺らぎます
2024年3月21日 18:35
メガネブランドの「Zoff」は、オンラインでメガネをバーチャル試着できるサービス「Zoff EASee」を開始する。目と目の間の距離を自動計測し、バーチャル上でも顔に対して実寸に近い形でのメガネ・サングラス試着できる。好みのフレームやレンズカラーを選択することで、カスタムサングラスの試着もできる。付け心地が合わない時の返品対応が簡単だったらいいなぁ。『参考資料』https://ww
2024年3月17日 17:13
四国水族館は、長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援する事業として、遠隔操作のできる交流支援ロボットの貸し出しを2024年3月12日からスタートした。遠隔操作のできる交流支援ロボットで館内の見学ができる。とてもいい取り組みだ。『参考資料』https://shikoku-aquarium.jp/news/archive/704/
2024年3月4日 10:15
インテリアコーディネーターの業界はこれまでデジタル化が遅れていた。百科事典ほどの厚さがあるカタログを使って提案するのが主流だったようだ。「MINTERIOR」(ミンテリア)は、「ドラマの登場人物の部屋にあるソファに似た商品を探したい」のようなお客の要望に、類似商品を画像検索できるシステムだ。私は、道を歩いていてわからないことがあれば、写真を撮ってGoogleレンズで検索する。画像検索はとて
2024年1月5日 16:50
ドコモ、明治大学・宮下芳明研究室、H2Lの研究チームは、相手の感じ方に合わせた味覚を共有する技術を開発したと発表した。具体的には、伝えたい味をセンシングデバイスで分析・数値化したものと、共有する相手の味覚の感じ方を、約25項目のデータをもとに人間拡張基盤上で独自アルゴリズムを用いて推定し、それらをアクチュエーションデバイスを通じて、相手に伝えたい味を再現する。アクチュエーションンデバイスは、味
2024年1月4日 17:57
古墳の発掘調査は一部の学術的な調査を除けば、公共工事や民間開発に伴って実施されることが多い。ただ開発の機会が少ない山間部では調査を行う難しさなどから、発見されていない古墳がまだ多くあるとみられている奈良文化財研究所(奈文研)などの研究チームは、兵庫県が2020年に公開した航空レーザー測量による県内全域の地形データに目をつけた。AIに過去の古墳情報を学習させて新たな候補地を「発掘」させれば、より
2024年1月1日 16:50
キャッシュレスのトップランナーといえば、スウェーデン。世界で最も「現金が消滅する日が近い」と言われており、日本銀行の分析によると、すでに決済の約99%がキャッシュレスで行われている。スウェーデンが国をあげてキャッシュレス化に舵を切った理由は2つ。①治安向上:実際に現金を狙う強盗やスリなどの犯罪行為が激減した。②コスト削減と生産性向上:現金の製造コストはもちろん、ATMの運用や現金の輸送にかかる労