丸井 もち

読む、描・書くどれも楽しみます。みなさんと共存をめざして楽しく活動していきたいと思って…

丸井 もち

読む、描・書くどれも楽しみます。みなさんと共存をめざして楽しく活動していきたいと思っています。https://twitter.com/okenanihC  質問、相談等DMも受け付けています♪♬♩

マガジン

  • イラスト

    いろんなイラスト描きました。楽しんでいただけたらうれしいです。

  • ショートストーリー

    5000文字から10000文字程度のショートストーリー集です。主に音楽を聞いたり、絵を見て連想した作品です。不思議な世界をお楽しみください。

  • 4コママンガ

    ジャンル問わず4コママンガになっているものをまとめました。地球生活日記、日常、感想など。

  • 秘密のカヲきゅん

    76歳のカヲルが、とあるきっかけで19歳に若返ってしまう。時代の流れと年齢に左右されないマイペースカヲルの非日常的な日常。

  • 樹堂骨董店

    怪しい骨董屋店主イツキとその関係者が遭遇するナゾの世界にまつわるお話

記事一覧

シャーペンと色鉛筆で描いてみました。久しぶりでどうやって描こうかわくわくした。

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樹堂骨董店へようこそ29

那胡が気が付いた時にはふたりは再びもののけ道の中にいた。 もやもやした白い煙のような壁の、たびたび分岐している通路だった。電灯なんてどこにもないのにふんわりと明…

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秘密のカヲきゅん8

食事のあと、カヲルは携帯ショップで新しい機種を購入した。 今まで文字が大きくて簡単に操作できるものを使っていたが、この頃は物足りなくなっていたからだ。 「いつの間…

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樹堂骨董店へようこそ28

「ちょっとお…那胡はどこへ行ったのよ…」 七緒は樹堂店内の長椅子に横たわる小林を見てわなわなと拳を震わせている。 「…またもののけ道へ流と行ったみたいね」 カウン…

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4コママンガ

目に見えない世界のモノのほうが怖くない。人間が考えた怖いモノのほうが だんぜんコワイ。

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魅惑の紅茶

それはなんてことない日常の時間でした。 以前4コママンガで紅茶の茶葉を買いに行きたいと描いていたんだけれど、結局あれから購入するチャンスを逃しまくっていて、買え…

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秘密のカヲきゅん7

ショッピングモールでは何かの催し物が開催されていた。中央の広場には特設のステージのようなものが用意されている。何気なくそれを見たカヲルはハッとした。 (今日はセン…

丸井 もち
10日前
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樹堂骨董店へようこそ27

樹堂の店内の一角にある休憩コーナーの長椅子の上に小林を寝かせると 「ここならば…死なないだろう…人間はもろい…からな…」 と言って流は那胡を振り返った。店内はスト…

丸井 もち
2週間前
18

少年はくるくるまわる光るクリオネみたいな物体におじぎをして、なにかをわたしていた。
少年が走り去る時、瞳があおく発光しているのを見た。今までみたことのない瞳だった。忘れないうちにその美しさを描き残しておこう。すごくきれいだった。あのとき遊んでくれてありがとう。

丸井 もち
2週間前
18

美容師さんと昔話を楽しむ

久しぶりに記事を書きます。 美容院に行って楽しいお話ができたので、それについて書こうと思います。 美容師になる前はパソコンを組み立てる工場で働いていたことがある…

丸井 もち
2週間前
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秘密のカヲきゅん6

カヲルは不二子さんを見送った後、和室のテレビの前にへなへなと座り込んだ。 今まで交流していた人たちにとっては今のカヲルはカヲルではない。70代のカヲルがいきなり20…

丸井 もち
3週間前
22

ちょっと前からいいなぁと思ってた曲。気分があがります。
https://www.youtube.com/watch?v=Vk5-c_v4gMU
今夜はつかれたので寝まーす
おやすみなさい

写真はアフタヌーンティー行ったときに飲んだ美味しい紅茶です。
アールグレイピーチティー…だったと思う

丸井 もち
3週間前
23

4コママンガ

とくにカラオケ部の動向が面白すぎて目が離せません。次回のお話を楽しみにしたいと思います。ちなみにビールはふつうなら配布しないそうです。お酒好きな人がどうやらお買…

丸井 もち
3週間前
23

樹堂骨董店へようこそ26

七緒はあわてて社務所を飛び出して本殿の前、三人が消えた場所にやってきた。 何事もなかったように境内には参拝客の鳴らす鈴の音が響いている。おごそかな大晦日の空気に…

丸井 もち
3週間前
16

開店のお知らせ

こんばんわ。 このたび、バーもののけという店を開店しました。 良かったら遊びに行ってみてね。 記事を楽しんでいただくことのほかに、コメント欄で盛り上がっていただけ…

丸井 もち
1か月前
24

秘密のカヲきゅん5

カヲルは見た目が若返っても中身に変化はなかった。 朝は五時に起床し、食事の支度、ラジオ体操、トモヤを起こす、洗濯、掃除というルーティンは変わらない。 だから趣味や…

丸井 もち
1か月前
17

シャーペンと色鉛筆で描いてみました。久しぶりでどうやって描こうかわくわくした。

樹堂骨董店へようこそ29

樹堂骨董店へようこそ29

那胡が気が付いた時にはふたりは再びもののけ道の中にいた。
もやもやした白い煙のような壁の、たびたび分岐している通路だった。電灯なんてどこにもないのにふんわりと明るい不思議な場所だった。
「着くぞ」
流が言うとぶわっと強い風が那胡の顔に吹き付けてきた。思わず目を閉じたが、すぐに収まり目をこわごわ開けると花をつけた桜の木がたくさんあった。
しかも花が満開だ。そらは薄明るいが月も太陽もどこにもなかった。

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秘密のカヲきゅん8

秘密のカヲきゅん8

食事のあと、カヲルは携帯ショップで新しい機種を購入した。
今まで文字が大きくて簡単に操作できるものを使っていたが、この頃は物足りなくなっていたからだ。
「いつの間にそんなにいろんなことわかるようになったの?」
ゆかり子が驚いている。
「昼間、誰にも会えないしつまらないからスマホしかやることないのよ。…とにかく目がよくなったし、書いてあることの意味がよくわかるようになったし、こういうことはすごくラク

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樹堂骨董店へようこそ28

樹堂骨董店へようこそ28

「ちょっとお…那胡はどこへ行ったのよ…」
七緒は樹堂店内の長椅子に横たわる小林を見てわなわなと拳を震わせている。
「…またもののけ道へ流と行ったみたいね」
カウンターからリンが声をかけた。
「りんさん…今日って何日か知ってますよね?」
「今年最後の日。大晦日よね」
「そうです…なのに、こんなに人手が足りない時にどこ行ったんだ…」
ここ数年、桜杜の人口が少しずつ減少しているということで自治体がいくつ

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4コママンガ

4コママンガ

目に見えない世界のモノのほうが怖くない。人間が考えた怖いモノのほうが
だんぜんコワイ。

魅惑の紅茶

魅惑の紅茶

それはなんてことない日常の時間でした。
以前4コママンガで紅茶の茶葉を買いに行きたいと描いていたんだけれど、結局あれから購入するチャンスを逃しまくっていて、買えていませんでした。そして、ぼやっといろんな紅茶のサイトや口コミを見ていたら気になるモノを見つけてしまった。
「ロンネフェルト紅茶」
…まったく聞いたことがない名前。
口コミには美味しい、また買いたい、うまうま…と書かれている。
私は20代か

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秘密のカヲきゅん7

秘密のカヲきゅん7

ショッピングモールでは何かの催し物が開催されていた。中央の広場には特設のステージのようなものが用意されている。何気なくそれを見たカヲルはハッとした。
(今日はセンター祭りだ)
センター祭りとは自治体と町内会などが共催して行う地域おこしのためのお祭りだ。ステージのすそにはカラオケ部のメンバーが待機していた。
「…」
すっかり忘れていたが、カヲルはこのステージで歌を発表する予定だった。
(…あんなに藤

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樹堂骨董店へようこそ27

樹堂骨董店へようこそ27

樹堂の店内の一角にある休憩コーナーの長椅子の上に小林を寝かせると
「ここならば…死なないだろう…人間はもろい…からな…」
と言って流は那胡を振り返った。店内はストーブのおかげで温かい。もののけ道にいる時は普通にしゃべっていたのに、急に流の話し方がカクカクし始めた。
「なんで、急にしゃべり方が変わったの?」
流は表情一つ変えずに
「あの場所…では…しゃべって…いない…」
と言った。
「しゃべったよね

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少年はくるくるまわる光るクリオネみたいな物体におじぎをして、なにかをわたしていた。
少年が走り去る時、瞳があおく発光しているのを見た。今までみたことのない瞳だった。忘れないうちにその美しさを描き残しておこう。すごくきれいだった。あのとき遊んでくれてありがとう。

美容師さんと昔話を楽しむ

美容師さんと昔話を楽しむ

久しぶりに記事を書きます。
美容院に行って楽しいお話ができたので、それについて書こうと思います。

美容師になる前はパソコンを組み立てる工場で働いていたことがあるというおじちゃんと、たまたま日本製のパソコンて性能がいいんだねぇという話から昔話が始まって盛り上がりました。
「そういえば、昔はなんかこうでっかい四角い紙みたいなやつに記録してましたよね…」
「そうそう、フロッピーディスク」
こんな感じで

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秘密のカヲきゅん6

秘密のカヲきゅん6

カヲルは不二子さんを見送った後、和室のテレビの前にへなへなと座り込んだ。
今まで交流していた人たちにとっては今のカヲルはカヲルではない。70代のカヲルがいきなり20歳くらいの娘に若返ってしまったのだから、周囲にとっては知らない人にしか見えない。カラオケ部に参加できないし、町を歩いていても、今の姿じゃ誰も声をかけてくれないし、こちらから声をかけるのも勇気が出ない。
「…おしゃべりする人もいない…」

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ちょっと前からいいなぁと思ってた曲。気分があがります。
https://www.youtube.com/watch?v=Vk5-c_v4gMU
今夜はつかれたので寝まーす
おやすみなさい

写真はアフタヌーンティー行ったときに飲んだ美味しい紅茶です。
アールグレイピーチティー…だったと思う

4コママンガ

4コママンガ

とくにカラオケ部の動向が面白すぎて目が離せません。次回のお話を楽しみにしたいと思います。ちなみにビールはふつうなら配布しないそうです。お酒好きな人がどうやらお買い物担当した時に配布してしまったらしいです。
フキン…持って帰ってどうするんだろ???ナゾすぎます笑

樹堂骨董店へようこそ26

樹堂骨董店へようこそ26

七緒はあわてて社務所を飛び出して本殿の前、三人が消えた場所にやってきた。
何事もなかったように境内には参拝客の鳴らす鈴の音が響いている。おごそかな大晦日の空気になんら変化はない。
七緒は目を閉じた。
(三人の気配をたどれるかな…)
すぐにもののけ道を歩く那胡と、少し後から小林がそれを追いかけてゆくイメージが見えた。
七緒はそのまま急いで樹堂に走った。ガラス戸をあけるとレジにりんがいた。
「りんさん

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開店のお知らせ

開店のお知らせ

こんばんわ。
このたび、バーもののけという店を開店しました。
良かったら遊びに行ってみてね。

記事を楽しんでいただくことのほかに、コメント欄で盛り上がっていただけたらいいな…と思っています。
コメント欄で交流の輪が広がるのを応援できたらいいなとも考えています。
お気軽にコメントしてください😊

開店するにあたってアイディアをくれた麻衣さん、サクヤさんに感謝いたします💐

ということで、
バー

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秘密のカヲきゅん5

秘密のカヲきゅん5

カヲルは見た目が若返っても中身に変化はなかった。
朝は五時に起床し、食事の支度、ラジオ体操、トモヤを起こす、洗濯、掃除というルーティンは変わらない。
だから趣味や好み、話し方や言葉遣いも変わらない。
若返ってから三日くらいまではよかったが少しずつ諸問題が浮上し始めた。
「あら…お孫さん?」
ご近所の不二子さんか訪問してくれた。彼女は老人会でいつも一緒に旅行にいく仲だ。
「…えと…カヲルおばあちゃん

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