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パレスチナアラックを日本に

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イベント報告◎パレスチナワインナイト!

イベント報告◎パレスチナワインナイト!

2月26日パレスチナワインナイト開催しました。

ただ食べて飲んでだけじゃ勿体無い!せっかくだからパレスチナってどこー?という感じから豊かな文化のある国、少しでも身近に感じてもらおう!少しでも行った気分になれるように!音も映像もこだわりました。

ワインナイトと言いつつも、パレスチナの典型的なファストファストフードをおつまみに映像とトークと忘れてはいけない!アラック

https://yahabi

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アラブ時間 #クラウドファンディング 達成後の話

アラブ時間 #クラウドファンディング 達成後の話

わが街、福岡も福岡時間なるものがあり、南ののんびり気質は染み付いているがそれを超えるアラブ時間なるものもあるのですよ!

だいたい15分遅れは当たり前。

インシャアッラー 神様がお望みであれば
この言葉でオールオッケー!この言葉、イスラム教の言葉って思っていたんですよ、アラブ系以外のイスラム教徒のお友達も使っています。

でもね!パレスチナのクリスチャンの友達も大いに使ってる!すっごい使っている

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クラウドファンディングは選挙だ!

クラウドファンディングは選挙だ!

3月15日に初めてのクラウドファンディングが達成しました!
4月25日までクラウドファンディングは続きますが達成した直後の気持ちを記録したいと思い書き綴ろうと思います。

達成したのがわかった瞬間のこと案外、テンション低めというか、あれ?もう??え??本当??みたいな戸惑いの方が大きかったように思う。想像ではやったー!とか、感極まって嬉し泣きとかそういうことを予測していたけど思ったより早く達成した

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パレスチナアラックと和菓子が出会ったら

パレスチナアラックと和菓子が出会ったら

アラックを初めて体験した時、わたしはちょうど地中海沿岸暮らしが1年を経過していた。

わたしの舌は日本というベースの上に地中海があった。パレスチナって聞くと中東アラブ、もちろんそうなんだけど、地中海沿岸なんです。

マルタに住んでいた時、イタリア人の友達と海の近くを散歩した時、あっちがアフリカ、あっちが中東、あっちがイタリアだね、と指差し確認してもらた時には玄界灘沿岸育ちのわたしは地中海の広さに驚

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年齢問わず、お楽しみ頂けます。

年齢問わず、お楽しみ頂けます。

お雛祭りパーティーにお呼ばれしたので、クラウドファンディング中のパレスチナアラックを持参し試飲してもらいました。

橋本家のお父さん。普段は焼酎が大好きで、毎晩のように晩酌をしているそう。この前も飲んで転んで家族のみんなに怒られたらしい。お父さんアルアルですねー。

アラックも焼酎も同じ蒸留酒。イスラム教が世界に広まるとともにこの蒸留という技術も広まったのでアラックなくては焼酎ナシ!兄弟酒、親戚酒

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アラックから感じる多様性

アラックから感じる多様性

現在パレスチナアラック輸入プロジェクトのクラウドファンディングをしています。応援よろしくお願いします!

アラックを輸入するまでの顛末記

当たり前のことを勝手な固定概念で驚くことってないですか?わたしは自由な多様性を!みたいなことを言うくせに勝手な固定概念でおおお!と思うことがあります。

わたしが輸入するアラックはパレスチナのベツレヘムという町からやってきます。

中東って聞くとやっぱりイスラ

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パレスチナアラックを輸入します!

クラウドファンディングでサポーターを募集しています。
https://readyfor.jp/projects/plarack
パレスチナのお酒アラックです。
パレスチナと言うとイスラム教の国でしょ?お酒飲めないんでしょ?と何度言われたことか。
イスラムの人もいればクリスチャンの人もいる。美味しいお酒もあるんです。

記録◎お酒を売るにはライセンスが要る。

記録◎お酒を売るにはライセンスが要る。

これは自分のための記録なので読み物としては全く面白くないと思います。不義理というか一人が好きであまり人付き合いをしなかったわたしを大人になっても友達扱いをしてくれた行政書士の友人への感謝を忘れないためにもその時のことを記録しておこうと思ったのです。



アラックを輸入しよう!そう思っても立ちはだかる国のルール。こういう大人業務は苦手。それでもやらないとパレスチナのアラックをお土産として持ち帰れ

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パレスチナアラックの作り方

パレスチナアラックの作り方

アラックはぶどうとアニス、それで十分だよ。

そう言って古ぼけた石造りの機械を指差す。

ここで炊いて蒸留するの、それを3回繰り返す。ケミカルなものは使わない。美味しくなくなるからね。いくら効率よくなっても美味しくなくちゃ意味がないよ。そうだろ?

話はこれくらいにして、上でお母さんが食事を作っているから食べていきなさい、アラックもあるから。

わたしたちは入り口のよこにある階段を登り2階へ行く。

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パレスチナの文化を感じてみて

パレスチナの文化を感じてみて

おじいちゃんと思っていた人は実はお父さんだったわけなのだが、サバート家の3代目当主だった。孫もいるからあながちおじいちゃんで間違ってはいないのだが。

わたしたちは事務所のような部屋でお茶を飲み、わたしは質問攻めにあっていた。

どうして、パレスチナに来ているんだ?
どうしてここを知ったのか?
女の子一人で困っていないか?
ご両親は心配していないのか?

など

そうりゃそうでしょうよ。そうなりま

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ハビービー!

ハビービー!

ほら、見えるでしょ?あの家だよ。

うん。家は見える。でも家?

そう、家で作ってるんだ。1階が作るところで2階に住んでるんだよ。

そういうことね。

看板も何もない、ただオリーブ畑につながる脇道をすすむ。砂塵の舞うその先には荷物を運ぶための車があるがまさかそこでアラックが作られているとは誰も思わないだろう。

勝手にというか、自分ちだから当たり前なのだがドアを開ける。

大きな老人男性がのそっ

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それ!僕んちだよ!

砂埃と排気ガスが舞うヘブロンロードを南に歩く。上を向くと青い空、前を向くとうっすらとモヤがかって見えるのは砂埃のせい。道道に生える草も少し砂を被り鮮やかさを欠いている。

左のガソリンスタンドには大きなトラックが止まっている。

このガソリンスタンドの少し先のはずなのに何もない。

もう少し先に進んでみよう。ガソリンスタンドは左肩越しにも見えなくなってきた。少しだけカーブしているヘブロンロードを先

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Ask agian

あっちの方ね・・・・

トラックも通る、自家用車も通る砂埃の舞うヘブロンロードをひたすらヘブロンに向かって歩く。

左にはモダンな建物、ロシアのものだった。

この方向ってデヘイシェキャンプの方だね。キャンプはまだまだ遠いけど。とにかく歩こう。



10分ほど歩いたけれどそれらしいものは見つからない。道すがら、開いているのかいないのかわからない家具屋さんに入ってみる。

あー、ここか。それなら

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探す、それは足で稼ぐこと!

何の詳細情報もなく、ただベツレヘムというキーワードだけを頼りにアラックの製造元に行こうとしていた。一見すると無謀だけどやってやれないことはないし、やれなくてもやってみないと納得できない性格なので仕方ない。

ベツレヘム旧市街でアッチと言われたヘブロンロードの方に出てみる。ヘブロンロードはベツレヘムとベイトジャラを挟む主要幹線道路でエルサレムとヘブロンに通じている。大通りなだけあって車の通りは多いが

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