マガジンのカバー画像

Writing is my business.(売文屋稼業)

13
売文屋稼業について。小説。かつて映画がそうであったように、テレビ局がタレントを育てるのに不可能な媒体が出てきて、やがて出版社も作家を育て左右する時代は終焉するだろう。もちつ持たれ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

『ドラマ』 愉快な家族会議  母さんの場合

 * もとの(1)と(2)をまとめて新規投稿したので、少し長くなっています。  画像は母さんの若…

栄太郎
2年前
42

『ドラマ』 愉快な家族会議  一郎の場合 

* (1)と(2)をまとめて新規投稿しました。少し長くなっています。 きょう放課後、学校がひけて…

栄太郎
2年前
16

『小説』 あの頃のぼく(5) 完

( 半年たったある日、街で偶然に後藤さんと出会った。そこでぼくは後藤さんの意外な一面を知る…

栄太郎
11か月前
26

『小説』 あの頃のぼく(4) 愛する二人には子供ができない

( サラリーローンでやめたらしい後藤さんのことが心配で、仕事に手がつかない。大丈夫かな、後…

栄太郎
1年前
25

『小説』 あの頃のぼく(3)

( 都会に住んでいるとわからないけど、目立たなくても静かで健気に生きている人が多いんだ。そ…

栄太郎
1年前
21

『小説』 あの頃のぼく(2)

 ( 小さな美術出版社に勤めていたぼくは、あるとき偶然、後藤さんと知りあった。都会の片隅で…

栄太郎
1年前
33

『小説 』 あの頃のぼく(1) 

 明日より今日を視れば  猶ほ今の昔を視るがごとくならん    元政、江戸時代初期の文人  * 同じ時間の読書でも、義務感やおもしろくなかったらとても長く感じるのに、おもしろい本はゆっくり読んでも、アッという間に過ぎるからなんて不思議な感じ。たとえばこの短編が興味深く読まれることを期待しつつ 。  ぼくはこういう者ですと直接言うよりも、絵画とか音楽を創造したものから深く感じとられ、文学でも虚構(フィクション)を描くことによって、気づかないじぶん自身が見つけられ、文章を書き

『小説』 オートマティック外伝 5. 6.  あいつとおれ  🍒

5. あいつ、参上  ああ。 満腹。  二時間かけて、 食べつづけた。 その割には何を食べた…

栄太郎
2年前
24

『小説』 オートマティック 外伝 1.  🎌

 * 以前オートマティック(Écriture autOmatique)という小説を note に投稿しました。資料…

栄太郎
2年前
16

『小説』 オートマティック  第3章 ラスコーリニコフとドン•キホーテ

 1.  * ラスコーリニコフはドストエフスキー『罪と罰』の主人公、ドン•キホーテはご存じの…

栄太郎
3年前
9

『小説』 オートマティック 第1章 失われたぼくを求めて

 1.  くっしょん。  ひとくしゃみして少しばかり寒さを感じると、なあんだ夢だったのかと…

栄太郎
3年前
17

『小説』 オートマティック Écriture autOmatique  序

〈開かれた作品を求めて〉  文章の内容からして、中学生、高校生、および嗜好を求める人には…

栄太郎
3年前
15

『ドラマ』 愉快な家族会議  美代の場合  ( À propos de l’aventure de la na…

* ( About the adventure of narration and writing ) 語ることと書くことについて、少しば…

栄太郎
2年前
42