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大衆のジレンマ

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ザ・サラリーマンとして体制の側につきつつ、ロックミュージシャンとしてのリベラルな心に揺れる葛藤の日々。もしくはゾンビと人間の心の葛藤。
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記事一覧

電車にしがみついて社会にしがみついて

電車にしがみついて社会にしがみついて

朝。通勤電車。車両が到着してる順番に搭乗しようとしているのに、乗り遅れまいとぐいぐい推してくるおじさん。不快だ。慌てずともドアは閉まりやしないさ。

乗る時もそうだったし、降りる時もそうだった。この人は電車に乗り遅れるのが怖いのだろうか?

それとも彼は社会からも乗り遅れそうで、必死の行動をとるだろうか。

在宅ワークによって、戦場にいるのに近いという言われる満員電車のストレスが軽減されていく中、

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3.11というものさし

3.11というものさし

2014年3月12日のブログ記事の再掲です。

テーブルにPCを据え置きすることでレコーディングしやすく、パソコンで音楽しやすくなりました。音楽へのアクセスが容易になり、触れる機会が各段に上がって専念できそうです。物理的な距離ってのは凄く大切で、離れているとやはり意識が遠のいてしまうわけで。

2012年の夏にボランティアで岩手の南三陸と石巻にいった時の話です。

南三陸での下水溝のボランティアの

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Survival

Survival

2020年はなかなかでした。せっかくの10年の節目のDECADEなのにコロナとかいろいろあって悲し過ぎますよね。

自分は世の中の多様な生き方の中で、会社員とか比較的保守的な人間だけど、それだけでは満足行かない気持ちが音楽活動となって現れた10年前。初めてとりあえず曲完成させようと思って、当時ミッド20sなりに背負ってきた悲しみとかその時の決して幸せではないフィーリングを詰め込んで、YOUTUBE

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Don't look Back In Anger

OasisのDon't look Back In Angerを聴いた。この曲は怒りで後ろを振り向くな、という曲だ。ロンドンでイスラム国のテロがあって沢山の人が亡くなった時に瓦礫の中でロンドンの市民が歌った歌だ。そこでおれは初めて意味を知った。怒りで後ろを振り向くな、と。これっていまの世界に対しての歌、いやいまの世界ってのはなくて世界に向けての歌。黒人差別のデモで過去の銅像が倒された。朝鮮半島も慰安

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【日曜美術館】疫病をこえて 人は何を描いてきたか

【日曜美術館】疫病をこえて 人は何を描いてきたか

毎週地味にひっそりと美術を語り合う場、NHKの日曜美術館。

実は40年以上やっているらしい。美術館が閉鎖するという前代未聞の危機の中、「美術史を通して人々は疫病とどう向き合ってきたか」という特集がとてもとても示唆的で、未来の知恵に溢れ、素晴らしかったので記します。まさしくコロナの時代における処世術であり、混乱した頭を一度リセットすることに寄与しそうだ。

①ペストの時代における美術

 西欧で人

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2020年抱負〜元旦から朝生を見る〜

2020年抱負〜元旦から朝生を見る〜

遅ればせながら2020カミング。9連休あった年末年始はよく眠った寝正月だった。がやがやする下北沢駅近物件と違って実家は静かでよい。寝正月になる一つの要因はだいたい朝生。

年始の朝生はなんとなく見てしまう。

オールナイトで85歳の田原総一郎はなぜあんなに頑張れるんだろうね。何かとネットではディスる人多いけど、それもなんだかなと思っている。

「桜の会」の政治資金流用の件は流石に自民党への情けなさ

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新春テレビ放談2020から診る大衆への憂い

新春テレビ放談2020から診る大衆への憂い

毎年恒例の新春テレビ放談。テレビたくさん見てなくても、なんとなく昨今のメディアコンテンツのトレンドが見えたりで欠かさず観ています。

毎年独自の世論アンケートで番組人気投票を行っていますが、今年からネットコンテンツもアンケート導入。

総合でベスト10入りしなかったものの、ウォーキングデッドやら全裸監督やらランキング入りしてたかな。

ランキング集計のしにくさもあるYouTuberチャンネルだが、

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アンハッピーxサイレントxラッシュアワー

アンハッピーxサイレントxラッシュアワー

アンハッピー大国日本において、朝のモーニングラッシュはアンハッピー指数を底上げしている一つの事実である。

そんなことを嘆きながら長い間サラリーマンやってきたわけだけど、先日思わず変わらなければと思った次第である。

そういえば英語だとラッシュアワーっていうんだけど、ジャッキーチェンとクリスタッカーがタッグを組んだ映画の名前がそうだったなと回顧したいところではありますが本題に入ります。

満員電車

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