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汽車

自分の居場所を確認するために日々をこなす人々の意味を探して私は汽車になりました。殻のないカブトムシのように時が流れて。楽することの雪崩は時として深く、遠く。空に…

ウク
2年前
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現在のデータによっで造られる"自己"は中庸を逸脱している。ベイズによって集められた"自己"はもはやアルゴリズムの上の"自己"でしかない

ウク
2年前

なぜ働くのかを考えられる状況が自ずと生まれる場が重要だ

ウク
2年前

日本の景気が良かった時代

日本の景気が良かった時代。 経験していない世代にとっては、まるでVRのような虚しさを伴うことだろう。 居酒屋で偶然出会った芸妓さん、昔は貰える桁が2つ違ったそうだ…

ウク
2年前

"社会" ソサエティー Society

1. 明治における最大級のイノベーションは語の発明であろう。 2. "社会"という言葉が作られたのも明治期である。 3. "社会"という言葉が作られることによって各人におい…

ウク
2年前
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画面で表現可能なものの"限界"がコード資産を飽和させる。私たちが何故か、紙の本を利用するように、画面のあるものを利用しうる。そのようにアナログがデジタルを律速すると、コード資産は飽和し、宣言的になりやすくなりうる。

ウク
2年前

プログラミングが必修化された小学生が成人する頃には多くの人々にとって"プログラミング"そのものが消失しているだろう

ウク
2年前

物理的距離の再認

1. そこに生活がある、そこに営みがある、そこに街がある 2. コミュニティが自然に形成される"不便さ"は重要だ 3. 過去を探すことは未来を探すことのように楽しい 4. 完…

ウク
2年前
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"欲を満たそうとする"ことと"豊かさを求める"ことは本質的に異なる

ウク
2年前

人間らしくあること

すでに個人におけるpreferenceの多くがアルゴリズムによってもたらされている現実について考える必要がある。 このことは、"人間らしくあること"そのものがアルゴリズムに…

ウク
2年前
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昭和型企業において仕事をしたくない場合、「これ以上叱ったらかわいそうだな」と思われる能力と「この人にこの仕事をさせることはできないな」と思われる能力が高ければ高いほど利得が大きい

ウク
2年前

失われた団欒

もう戻ってこないのか 夢の中の記憶 みんなが向かい合って 話していたころ スマホの中に 逃げ込まないで 同じものを見ていた光景

ウク
3年前

クラスタの重心間における距離の増大現象がアルゴリズムによって加速されている印象にある

ウク
3年前

離れているからこそ、近い

   インターネットの発達した現代において、私たちが日々目にするスマホや、PCの中の空間では、さまざまな情報が行き交っている。最近の流行りは、デジタルでアナログを…

ウク
3年前
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良い社会とは、その構成員の各々が、自身の望む立ち位置にいる、または、自身の望む役割を果たすことができる仕組みが、持続可能な状態で機能している性質を有する

ウク
3年前

"私"は存在する。私は存在しない。

ウク
3年前

汽車

自分の居場所を確認するために日々をこなす人々の意味を探して私は汽車になりました。殻のないカブトムシのように時が流れて。楽することの雪崩は時として深く、遠く。空にこもって仕方ないさ。

現在のデータによっで造られる"自己"は中庸を逸脱している。ベイズによって集められた"自己"はもはやアルゴリズムの上の"自己"でしかない

なぜ働くのかを考えられる状況が自ずと生まれる場が重要だ

日本の景気が良かった時代

日本の景気が良かった時代。

経験していない世代にとっては、まるでVRのような虚しさを伴うことだろう。

居酒屋で偶然出会った芸妓さん、昔は貰える桁が2つ違ったそうだ。毎日いろんな人に奢っていて、色んな人に感謝されていたらしい。そんな時代を遠く眺めて酒を飲んでいた。

遠く眺めることができる喜びをまずは感じて欲しい。

"社会" ソサエティー Society

1. 明治における最大級のイノベーションは語の発明であろう。

2. "社会"という言葉が作られたのも明治期である。

3. "社会"という言葉が作られることによって各人において社会が相対化されるが、その所作は社会そのものも変えてしまう。その平衡状態によって"社会"が発現する。よって、"社会"という言葉が作られる以前は社会があったとしても、"社会"ではない。

4. Societyと"社会"はなぜ

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画面で表現可能なものの"限界"がコード資産を飽和させる。私たちが何故か、紙の本を利用するように、画面のあるものを利用しうる。そのようにアナログがデジタルを律速すると、コード資産は飽和し、宣言的になりやすくなりうる。

プログラミングが必修化された小学生が成人する頃には多くの人々にとって"プログラミング"そのものが消失しているだろう

物理的距離の再認

1. そこに生活がある、そこに営みがある、そこに街がある

2. コミュニティが自然に形成される"不便さ"は重要だ

3. 過去を探すことは未来を探すことのように楽しい

4. 完璧なまでに合理化され、画一化された都市に文化はあるだろうか

5. 情報があっという間に伝達される社会であるからこそ、物理的距離が果たす役割を考える必要があるだろう

6. 例えばコロナ禍によって大学に行けなかった学生に

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"欲を満たそうとする"ことと"豊かさを求める"ことは本質的に異なる

人間らしくあること

すでに個人におけるpreferenceの多くがアルゴリズムによってもたらされている現実について考える必要がある。

このことは、"人間らしくあること"そのものがアルゴリズムによってもたらされうることを意味している。

近い将来、人間を雇ったほうが安いか、ロボットを導入したほうが安いかを汎用レベルの作業で判断する時代が訪れる。

そのとき、"人間らしくあること"の性質について考える機会があるだろう。

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昭和型企業において仕事をしたくない場合、「これ以上叱ったらかわいそうだな」と思われる能力と「この人にこの仕事をさせることはできないな」と思われる能力が高ければ高いほど利得が大きい

失われた団欒

もう戻ってこないのか
夢の中の記憶

みんなが向かい合って
話していたころ

スマホの中に
逃げ込まないで
同じものを見ていた光景

クラスタの重心間における距離の増大現象がアルゴリズムによって加速されている印象にある

離れているからこそ、近い

離れているからこそ、近い

 
 インターネットの発達した現代において、私たちが日々目にするスマホや、PCの中の空間では、さまざまな情報が行き交っている。最近の流行りは、デジタルでアナログを代替するサービスだ。

 GAFAの代表格、Amazonはその先駆けと言って良いだろう。インターネット上にデジタルショッピング空間を形成することによって、"ショッピモール"というアナログ空間をデジタル空間で代替した。私たちはインターネット

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良い社会とは、その構成員の各々が、自身の望む立ち位置にいる、または、自身の望む役割を果たすことができる仕組みが、持続可能な状態で機能している性質を有する

"私"は存在する。私は存在しない。