【note版】Web3ポケットキャンパス

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Web3ポケットキャンパスは、野村證券が運営する学習アプリです。 このnoteではアプリをご利用の方以外にも学習していただけるよう、アプリで配信しているコンテンツを中心に配信していきます。 是非フォローして、日々のWeb3学習にご利用ください。

最近の記事

渋谷と地域と私をつなぐ、東急不動産等のDAOプロジェクト「Local web3 Lab.@渋谷」(コラム)

東急不動産ホールディングスはMeTownとUnyte(ユナイト)との共同で、渋谷を起点に地域課題解決を目指す実証実験「Local web3 Lab.@渋谷」に取り組んでいます。その第一弾である「おさかなだお長崎」は2024年2月に、「長崎のうまいサカナの未来をつくる」をテーマにしたDAOプロジェクトとしてスタートしました。 Local web3 Lab.@渋谷を通じて東急不動産ホールディングスが目指す価値創造についてグループCX・イノベーション推進部の岸野麻衣子さんに、また

    • 資金調達_#5:「INO」の基礎知識と法規制

      INO(Initial NFT Offering)とは、NFT(Non-Fungible Token)を通じて資金を調達する方法です。NFTとは一般に、ブロックチェーン上で発行されるトークンのうち、トークン自体に固有の値や属性をもたせた代替性のないトークンのことを言います。 アートやゲーム内アイテムなどのデジタル資産を表すトークンとしてNFTが発行される形であれば、基本的に、適用される厳格な規制はありません。しかし、NFTで発行するからと言って、必ずしも有価証券や暗号資産に

      • 資金調達_#4:「STO」に関わる法規制

        STO(Security Token Offering)とは、法令上、有価証券に該当する権利をブロックチェーン上のトークンとして発行し、その販売を通じて資金を調達する方法です。法令では有価証券に該当するため、その性質上、伝統的な有価証券に対する厳格な規制の対象となっています。 STOなどを含まない狭義のICOと、STOとの大きな違いは、発行するトークンが法令上、暗号資産に該当するのか、有価証券に該当するのかという点にあります。この単元ではSTOの概要について、適用場面が限定

        • 資金調達_#3:「IEO」の基礎知識と法規制

          IEO(Initial Exchange Offering)とは、トークン発行者が利用者に対して直接トークンを販売するのではなく、発行者から委託された取引所が利用者に対して販売する形で実施される資金調達方法です。受託販売型や第三者型ICOと呼ばれることもあります。 本教材ではより正確に、「資金決済法上の暗号資産に該当するトークンを、発行者が自ら販売するのではなく、暗号資産交換業者に委託して販売する方法」と整理して解説します。STOなどを含まない狭義のICO(Initial

        渋谷と地域と私をつなぐ、東急不動産等のDAOプロジェクト「Local web3 Lab.@渋谷」(コラム)

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        記事

          資金調達_#2:「ICO」の基礎知識と法規制

          ICO(Initial Coin Offering)について明確な定義はないものの、一般に、企業などがトークンと呼ばれるものをブロックチェーン上で発行して、公衆から法定通貨や暗号資産を調達する行為の総称とされています。 この広義のICOでは、トークンを介した資金調達という趣旨で、STO(Security Token Offering)やIEO(Initial Exchange Offering)も含んだ意味を持ちます。ただし本教材では、STOやIEOとの比較で理解が進むよう

          資金調達_#2:「ICO」の基礎知識と法規制

          資金調達_#1:はじめに

          この章の学習目標2008年にビットコイン(Bitcoin)の論文が発表され、2009年には最初のビットコインのマイニングが成功し、世界初となる暗号資産の運用が始まりました。その暗号資産を用いた資金調達として、2013年には世界初となるICO(Initial Coin Offering)が実施されています。 ICOについて明確な定義はないものの、一般に、企業などがトークンと呼ばれるものをブロックチェーン上で電子的に発行して、公衆から法定通貨や暗号資産を調達する行為の総称とされ

          複雑な開発を避けつつスケーラビリティ問題を解決、新ソリューション「パラレルEVM」とは(コラム)

          パラレルEVM(Parallelized Ethereum Virtual Machine)とは、複数のトランザクションを同時に実行(並列処理)することで、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンのパフォーマンスを上げ、高速処理を可能にするソリューションです。2023年頃から注目されるようになり、2024年はパラレルEVMの年とも言われるほど、数多くのプロジェクトが開発を進めています。 EVM(Ethereum Virtual Machine、イーサリアム仮想マシン

          複雑な開発を避けつつスケーラビリティ問題を解決、新ソリューション「パラレルEVM」とは(コラム)

          不動産セキュリティ・トークンの特徴、「手触り感」のある投資と消費が融合した商品(コラム)

          不動産投資の新しい選択肢として、ブロックチェーン技術を活用した「不動産セキュリティ・トークン」と呼ばれる金融商品があります。どんな点が従来の不動産投資と異なり、市場規模はどのぐらいあるのか、野村総合研究所未来創発センター デジタルアセット研究室長の谷山智彦さんに、金融商品として見た不動産セキュリティ・トークンの特徴について話を聞きました。 小口投資で安定した分配金を享受――そもそもセキュリティ・トークンとはどのような金融商品なのでしょうか。 谷山:有価証券(セキュリティ)

          不動産セキュリティ・トークンの特徴、「手触り感」のある投資と消費が融合した商品(コラム)

          POSを補う新コンセンサスアルゴリズム「プルーフ・オブ・リクイディティ(POL)」とは(コラム)

          ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムとして、プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake、POS)やプルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work、POW)などが存在しています。今回はPOSの欠点を補うべく設計されたコンセンサスアルゴリズムであるプルーフ・オブ・リクイディティ(Proof of Liquidity、POL)について解説します。 POSの欠点POSには以下のような欠点があると考えられています。 1) POSのバリデーターの多くは暗号資産を

          POSを補う新コンセンサスアルゴリズム「プルーフ・オブ・リクイディティ(POL)」とは(コラム)

          スケーラビリティ問題を解決する新ソリューション「モジュラー・ブロックチェーン」とは(コラム)

          暗号資産やNFTなどの利用が増加するにつれて、ブロックチェーンのスケーラビリティが問題になっています。これまでにも様々なスケーリングソリューションが開発されてきましたが、2023年より注目されるようになったソリューションの一つに「モジュラー・ブロックチェーン」があります。2024年3月にイーサリアム(Ethereum)が行った大型アップグレード「Dencun(デンクン)」も、モジュラー・ブロックチェーンの可能性を広げることが期待されています。モジュラー・ブロックチェーンとはど

          スケーラビリティ問題を解決する新ソリューション「モジュラー・ブロックチェーン」とは(コラム)

          地域の体験をNFTにして関係人口を増やす、JAL・博報堂らが展開する「KOKYO NFT」(コラム)

          NFTを通じて地域と人をつなぎ、“故郷”のような存在を育んでいく。そんな想いを込めた「KOKYO NFT」の実証実験を、日本航空(JAL)と博報堂の2社が中心になって進めています。 KOKYO NFTは各地域の体験をNFTにしたものであり、RWA(リアルワールドアセット)の一種です。2024年3月に実証実験の第2弾として、国内6地域にゆかりのある体験が商品化されています。KOKYO NFTで目指すことをJALの事業開発部戦略・企画グループの高橋翔アシスタントマネジャーと、K

          地域の体験をNFTにして関係人口を増やす、JAL・博報堂らが展開する「KOKYO NFT」(コラム)

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 4: 稼働初年の傾向(コラム)

          アカウントアブストラクション(Account Abstraction、アカウント抽象化)は、イーサリアム(Ethereum)の規格の一つであるERC-4337で定義され、簡単に言うと「ユーザーがスマートコントラクトをウォレットとして使用できるようにする」ものです。イーサリアムのメインネット上でERC-4337スマートコントラクトアカウント(スマートコントラクトウォレットと同義)が稼働した2023年3月1日から2024年1月現在まで、どのような成長が見られたのか、アカウント数の

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 4: 稼働初年の傾向(コラム)

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 3: スマートコントラクトウォレットの利点と懸念点(コラム)

          アカウントアブストラクション(Account Abstraction、アカウント抽象化)は、イーサリアム(Ethereum)の規格の一つであるERC-4337で定義され、簡単に言うと「ユーザーがスマートコントラクトをウォレットとして使用できるようにする」ものです。 この単元では、従来のEOA(Externally Owned Account、外部所有アカウント)ウォレットと比べた上での、アカウント抽象化によって生成されるERC-4337スマートコントラクトウォレットのメリッ

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 3: スマートコントラクトウォレットの利点と懸念点(コラム)

          Web3ポケットキャンパス初のブース出展~Digital Space Conference 2024~

          いつもWeb3ポケットキャンパスをご利用いただきありがとうございます。今回はブース出展のご連絡です。アプリをローンチして半年とちょっとですが、実は、ブース出展は初めての試みとなります! ブースを出展するのは、日本デジタル空間経済連盟が主催する「Digital Space Conference 2024」です。2024年2月22日(木)、場所は虎ノ門ヒルズフォーラムです。 メタバースをはじめとしたデジタル空間に、生成AIやWeb3といった技術を掛け合わせることでどんな可能性

          Web3ポケットキャンパス初のブース出展~Digital Space Conference 2024~

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 2: キーコンセプト(コラム)

          アカウントアブストラクション(Account Abstraction、アカウント抽象化)は、イーサリアム(Ethereum)の規格の一つであるERC-4337で定義され、簡単に言うと「ユーザーがスマートコントラクトをウォレットとして使用できるようにする」ものです。 前の単元「アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 1: 基礎知識」では、アカウント抽象化の技術を利用したスマートコントラクトウォレットの仕組みを簡単に解説しましたが、もう少し詳しくアカウント抽象化のキー

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 2: キーコンセプト(コラム)

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 1: 基礎知識(コラム)

          アカウントアブストラクション(Account Abstraction、アカウント抽象化)は、イーサリアム(Ethereum)の規格の一つであるERC-4337で定義され、簡単に言うと「ユーザーがスマートコントラクトをウォレットとして使用できるようにする」ものです。どんな構造でどんなメリット・デメリットがあるのかなどを全4回に分けて解説します。 この単元ではアカウント抽象化の基礎知識について取り上げます。なお、本単元はブロックチェーン開発プラットフォーマーであるAlchemy

          アカウントアブストラクション(アカウント抽象化) 1: 基礎知識(コラム)