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CFOのキャリア:常に半年先の業務を準備していく|CFOの業務範囲は資金調達から上場準備、上場後は市場からの評価と注力するポイントが大きく変化する

CFOに任せられる責務は上場という使命

CFOは管理系と責任者として
管理系全般の業務を任せられることが多いです。

スタートアップで資金調達が必要な時期から、
上場という資金調達の準備もしていかなくてはいけません。

そして多くのスタートアップのExitが上場であることから
上場準備を必要な時期から担当することにもなります。


上場準備では、ファイナンス以外にも、
経営企画、経理、人事(労務)、内部統制、内部監査、機関設計、IR
を全般把握しておく必要
があります。
もちろん、法務や総務などを含めてでもあります。

すべてを把握しておかないと証券会社などの
質問に回答ができなくなります。
各部署の担当者が回答してくれる、と考えがちですが、
誰が全体のバランスとパフォーマンス設定の調整をするのか、
CFOしかいないはずです。

メガベンチャーの管理部門に就職し
管理部門立ち上げ及び運用を
再現できる人材になる

スタートアップで重宝されるのは守備範囲が広いことです。
どれだけ業務を把握していて、実務でも動けるかということが
できないとなかなかスタートアップでは生きていくことが難しいです。


メガベンチャーでは数年前、
または10年以内の企業であれば上場審査の名残りもあり、
上場時のワークフローになっていることが多いです。
メガベンチャーの管理系部門をそのままコピーし、
立ち上げ及び運用ができるようになるまで
業務理解をすることで、
他社でも自分一人でできるようになる自信と経験が
積めると良いです。

常に先の準備を忘れない
自分がやらないと誰もできないという
意識をもつこと

シードからミドルステージまでは、
常に資金調達ことで頭も業務の時間も使われます。

ミドルステージも過ぎて売上も安定すると、
証券会社や監査法人との対応、
内部統制やワークフロー、労務管理と
聞き慣れないことや馴染みのないことも増えてきます。



その時に経験もない、基礎知識もないというのでは、
会社として対応ができません。

初めから何もないのは、誰でも一緒です。
自分で準備して知識習得や
必要であれば採用をしなくてはいけません。


いざ、その場になる前に準備できることは
たくさんあるということです。



事前に課題を認識しているのに、
当日まで何も準備していないのはCXOとしても
準備不足感が否めないという状況を
どれだけ削減ができることが重要です。


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