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【1分で読める】選択的不注意:重要情報を見落としているかも?選択的不注意のメカニズムと克服法

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • 車を購入した後、同じモデルの車を道でよく見かけるようになった。

  • あるブランドの服に興味を持ったら、街中でそのブランドのロゴが目につくようになった。

  • 大切なプレゼンの日に限って、重要な情報が書かれたメールを見逃してしまった。

  • 恋人との会話中、他のことに気を取られて大事な話を聞き逃してしまう。

  • 新しい語学を学び始めてから、その言語が映画や音楽で使われているのをよく耳にするようになった。

これらは選択的不注意という心理が働いている可能性が高いです。
この記事を読むことで、選択的不注意について理解し、生活で活用しましょう!



選択的不注意とは

選択的不注意とは、目の前の情報の中から、特定の情報に意識的に注意を払わず、その情報を記憶に留めない心理的傾向を指します。

選択的不注意を活用すると、重要なタスクに集中する必要があるときに、関係のない情報を無視することで、効率的に作業を進めることができます。

一方で、選択的不注意に陥ると、重要な情報を見落としてしまい、ミスやトラブルを引き起こす可能性があります。

例えば、ある実験では、白い服を着た人々がパスをする動画を見せ、パスの回数を数えるように指示されました。

動画の途中で、ゴリラの着ぐるみを着た人が画面を横切るにもかかわらず、多くの参加者はゴリラの存在に気づきませんでした。

これは、参加者がパスの回数を数えるタスクに集中していたため、ゴリラの存在を見落としてしまった選択的不注意の例です。

また、日常生活でも、スマートフォンを操作しながら歩いていると、前方の障害物に気づかず、つまずいたり、ぶつかったりする危険性があります。

これも、スマートフォンの操作に注意が向けられ、周囲の状況を見落としてしまう選択的不注意の一例といえます。

このように、選択的不注意は、私たちの注意の向け方によって、タスクへの集中を高めることもあれば、重要な情報を見落とすリスクもあるという両面性を持っています。

実生活での例

・スマートフォンを見ながら歩いていて、足元の段差に気づかず転んでしまう
・テレビを見ながら食事をしていて、こぼしたり、食べ過ぎたりする
・運転中に携帯電話の着信音が気になって、前方不注意になり危険な目にあう

ビジネスでの例

・会議中、メールの着信が気になってしまい、重要な発言を聞き逃してしまう
・プログラムのコーディング中に、他の作業が気になって集中力が低下し、ミスが増える
・電話対応をしながらパソコン操作をしていて、顧客の要望を正確に把握できない

選択的不注意バイアスを克服する方法

選択的不注意バイアスを克服するためには、まず自分の注意の向け方を意識し、重要な情報を見落とさないよう心がけることが重要です。

以下に、選択的不注意バイアスを克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 注意の切り替えを意識する
    タスクに集中しているときでも、定期的に注意を周囲に向けるよう心がけましょう。
    時折、作業から目を上げ、周囲の状況を確認する習慣をつけることで、重要な情報を見落とすリスクを減らすことができます。

  2. 注意力を高めるトレーニングを行う
    瞑想やマインドフルネス練習など、注意力を高めるトレーニングを日常的に行うことで、選択的不注意バイアスを軽減できます。
    これらの練習を通じて、注意の切り替えがスムーズになり、重要な情報を見落とすリスクを減らすことができます。

  3. 適度な休憩を取り入れる
    長時間集中し続けると、注意力が低下し、選択的不注意バイアスが強まる可能性があります。
    適度な休憩を取り入れ、リフレッシュすることで、注意力を維持し、重要な情報を見落とすリスクを減らすことができます。

これらの対策を通じて、選択的不注意バイアスによる影響を最小限に抑え、より適切な情報の取捨選択を行うことが可能になります。

まとめ

■選択的不注意とは
1つのことに注意を払うと、他のことが見えなくなる傾向。
人は無意識に情報を取捨選択しているという事実。

■対策
・全てを認識している、全てを理解しているという思い込みをなくす
・マルチタスクは不可能という事実を受け入れる。
・重要なことをしているときは、他のことをしないようにする(運転中の会話、よそ見、スマホ利用、カーナビを見るなど)


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