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【1分で読める】#49 透明性の錯覚:誤解されやすいあなたへ:相手に伝わらない本当の理由

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • 会議での自分の意見が他人に完全に理解されていると感じる

  • SNSでの投稿を通じて、自分の人生や意見がフォロワーに完全に伝わっていると思い込む

  • 恋人や親しい友人との会話で、言葉にしなくても自分の感情が完全に伝わっていると信じる

  • 自分が提出したレポートや企画書が、読む人に正確に理解されると過信する

  • チームプロジェクトで自分の貢献や役割が他のメンバーに完全に認識されていると仮定する

これらは透明性の錯覚に陥っている可能性が高いです。

この記事を読むことで、透明性の錯覚を取り払い、より効果的にコミュニケーションを取ることができるようになりましょう!



透明性の錯覚とは

透明性の錯覚とは、自分の意見や感情が他人に対して明確に伝わっていると過信する心理的傾向を指します。

これは、自分自身の知識や感情を他人も同じように理解していると誤って信じることから生じます。

透明性の錯覚に陥ると、コミュニケーション不足や誤解が生じる可能性があります。

自分が明確に伝えたつもりでも、相手にはその意図が完全には伝わっていないことがあります。

例えば、あるプロジェクトチームのリーダーが、メンバー全員がプロジェクトの目標を理解していると過信していました。

しかし、実際には、メンバーの中には目標の詳細を十分に理解していない人が複数いました。

この結果、期待される成果が得られず、プロジェクトは遅れることとなりました。

このように、透明性の錯覚は、自分の意図や考えが他人に完全に理解されていると誤って信じることで、コミュニケーションのミスマッチを生じさせる原因になります。

日常生活での例

  • 友人に簡単なメッセージを送った後、そのメッセージの背後にある感情や意図が完全に伝わっていると思い込む

  • 自分のブログやSNSの投稿が、読者に自分の考えや価値観を完全に理解してもらえると考える

  • 家族に対して短い説明や指示をしただけで、自分の全ての期待が伝わっていると過信する

ビジネスでの例

  • プレゼンテーション後、質疑応答の時間を設けずに、すべてのポイントが聴衆に理解されたと仮定する

  • メールや報告書での指示が、受け取った人に対して詳細な背景や理由まで完全に伝わっていると思い込む

  • チームミーティングで簡単に自分の意見を述べただけで、その意見の全てのニュアンスがチームメンバーに理解されていると考える

透明性の錯覚を克服する方法

透明性の錯覚を克服するためには、まず自分の思いや意見が他人には必ずしも完全には伝わっていないという事実を受け入れることが重要です。

以下に、透明性の錯覚を克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 明確かつ詳細なコミュニケーションを心掛ける
    相手に自分の意図を正確に伝えるためには、可能な限り明確かつ詳細なコミュニケーションを心掛けることが重要です。
    仕事での指示やプライベートでの意見交換でも、自分の考えや感情を具体的に表現しましょう。

  2. フィードバックを積極的に求める
    相手が自分のメッセージをどのように理解したかを確認するために、フィードバックを積極的に求めることが有効です。
    相手からの質問や意見を通じて、誤解があればそれを解消する機会になります。

  3. 聞き手の視点を考慮する
    コミュニケーションを取る際には、相手の背景や知識、感情状態を考慮することが重要です。
    相手の視点に立って、どのような情報が必要か、どのように伝えれば理解しやすいかを考えましょう。

  4. 繰り返し確認する
    特に重要なポイントについては、相手に理解されているかを確認するために繰り返し確認しましょう。
    これは、仕事の指示であれば「この点について理解してもらえましたか?」と質問することで実現できます。

  5. 自己反省を行う
    自分がどの程度透明性の錯覚に陥っているかを定期的に自己反省し、自分のコミュニケーションスタイルを見直すことも大切です。
    実際に伝えたいことが伝わっていない場合は、自分の伝え方に問題がなかったか考えてみましょう。

これらの対策を通じて、透明性の錯覚による誤解を減らし、より効果的なコミュニケーションを目指しましょう。

まとめ

■透明性の錯覚とは
自分の目的・意図、背景・経緯、感情、知識が相手に明確に伝わっていると過信する心理的傾向

■対策
・いつもより具体的に説明するように意識する
・会話の前提条件を揃えるように意識する。
 (相手の経験・職歴を聞いておく)
・SNSでの短文では、伝わらないと割り切る
 (情報を受け取る時も、切り抜かれた一部の情報であると認識する)

・以下の観点をメモしておき、時折確認する。
 ・目的:~したいのですが、~するために、
 ・背景、経緯:なぜ~したいかと言うと、こういう出来事がありまして、こう感じたため~
 ・命令・指示:~してほしい
 ・役割:あなたには◯◯という立場で〇〇して欲しい
 ・期日:◯◯までに
 ・品質レベル:〇〇くらいの品質で、社内向け、社外向け
 ・アウトプット形式・例:〇〇のような構成で
 ※テキスト系AIへ送るプロンプト(指示文)と本質は同じ。


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