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【1分で読める】#35 同調性バイアス:多数意見に流されない!本当の自分を見つける方法

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以下のような経験はないでしょうか?

  • 会議で意見が分かれたとき、自分の考えが正しいと信じていても多数派に合わせてしまう。

  • SNSで多くの人が支持している意見に無意識のうちに賛成してしまう。

  • クラスや職場での流行に乗り遅れないよう、自分の好みではないにもかかわらず流行を追う。

  • 投資や購入決定をする際、専門家や評価の高い意見に強く影響される。

  • 人気のある映画や音楽を自分も好きだと思い込むが、実際にはそれほどでもないことに後から気づく。

これらは同調性バイアスに陥っている可能性が高いです。

この記事を読むことで、同調性バイアスを認識し、より自立した意思決定ができるようになりましょう!




同調性バイアスとは

同調性バイアスとは、社会的な圧力や多数派の意見に影響され、個人が自分の本来の意見や判断を変えてしまう心理的傾向を指します。

このバイアスは、集団内での自分の位置を守るため、または社会的な調和を保つために、意識的あるいは無意識的に働くことがあります。

同調性バイアスに陥ると、重要な意思決定をする際に、実際には賛成しないかもしれない多数意見に流されてしまったり、自分の真の信念や価値観を曲げてしまうなどのデメリットがあります。さらに、創造性や革新性が損なわれ、集団思考に陥るリスクも高まります。

例えば、ある社員が新しいプロジェクト案を提案しましたが、会議で多数の同僚が別の案を支持しています。

この社員は本来なら自分の案を主張すべきですが、同調性バイアスの影響で他の意見に合わせ、自分の提案を引っ込めてしまうかもしれません。

このように、同調性バイアスは、個々人の独自性や創造力を抑え、集団の中で個人が自分の意見を表現することを難しくしてしまう原因となります。

日常生活での同調性バイアスの例

  • 友達の多くが特定のブランドを気に入っているため、自分もそのブランドの服を購入する。

  • 家族や友人が支持する政党に自分も投票する(自分自身で情報をしっかり調べずに)

  • SNSで流行している商品やサービスを購入する。

ビジネスでの同調性バイアスの例

  • 上司や多数の同僚が賛成するプロジェクトに、異議があるにもかかわらず賛成票を投じる。

  • 業界のトレンドに従い、自社にとって本当に必要かどうかを考慮せず、新技術を導入する。

同調性バイアスを克服する方法

同調性バイアスを克服するためには、まず自分の意見や判断が集団の影響を受けやすい状況を認識することが重要です。

以下に、同調性バイアスを克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 意見の多様性を尊重する

    • 自分の意見を持つ:
      集団の中で意見を述べる際には、他人の意見に流されず、自分自身の考えや感じたことを大切にすることが重要です。
      自分の意見を持つことで、同調圧力に対する抵抗力を高めることができます。

    • 異なる視点を積極的に求める:
      集団内で意見が一致しているように見えても、意図的に異なる視点や意見を持つ人の意見を求めることで、より広い視野で物事を考えることができます。

  2. 批判的思考を養う

    • 情報の検証:
      提供された情報や集団の意見が正しいかどうかを自分で検証することが重要です。
      情報の出典を確認し、複数の情報源から情報を得ることで、より客観的な判断が可能になります。

    • 問題提起を恐れない:
      集団の中で疑問に思ったことがあれば、積極的に問題提起をすることが大切です。
      自分の疑問が他の人の考えを刺激し、より深い議論へとつながることがあります。

  3. 自己認識を高める

    • 自分の感情や動機を理解する:
      自分がなぜ特定の意見に同調しようとするのか、その背後にある感情や動機を理解することが重要です。

    • ストレス管理:
      高いストレス状態では同調性バイアスに陥りやすくなるため、ストレス管理を行うことが大切です。

これらの対策を実践することで、同調性バイアスの影響を受けずに、より独立した思考ができるようになります。
自分自身の意見を大切にし、批判的に物事を考えることが、同調性バイアスを克服する鍵となります。

まとめ

■同調性バイアスとは
周りの意見に合わせてしまうバイアス。
「自分の意見を持たない」
「意見を言わない」
「自分は間違っている(=自己否定)」
などの悪影響がある。

■対策
・バイアスを認識する。
・一番最初に意見を言う
・チームリーダーがメンバーの意見を聞く場合は、匿名で意見を募る
・例え、発言に至らなかったとしても、自分の意見を心の中でしっかり持ち続ける。(自分を曲げない)


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