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"不安,疲れ,不眠”が雲になる瞬間

どうも。医師のまんでりんと申します。現在、家庭医修行中です。

「なんだか疲れ取れないな…」
「夜中に目覚めて寝つきがわるいな…」
「コロナにかかってしまったらどうしよう…」

これらの悩みはあなただけでなく、皆さん経験するものなのです。

こういった日常的にかかえるストレスに対して、
真っ向から立ち向かおうとしていませんか?

「こんなことで疲れてたら、また今日もノルマ達成できない…」

こんな風には思ってはいませんでしょうか?

今回はこういったいわゆる医学的には”精神症状”と言われるものに対して、精神科学的に有効なアプローチ方法を紹介します。


題して「アクセプタンス&コミットメント・セラピー」略して ”ACT” !


●ACTとは?

簡単に言うと、

「あ〜また不安がきたな。でも、まあいっか〜。お風呂入ろ。」
と言うことです。

???

”疲れ”や”不安”などのなんらかの”精神症状”に対する「とらわれ」から脱却する必要があるということです。

このためには、自分自信を客観視する”メタ認知”をする
必要があります。

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「マインドフルネス」、「仏教における瞑想」、「アンガーマネジメント」etc…
個人的にはここら辺の概念は全てメタ認知から始まると思っています。

”症状”は決して悪いものではなく、ひとつの”感情”であって、
戦っても無益という感覚が大切になってきます。


感情を”自分の一部”として捉えるのではなく、”雲”だと考えてみましょう。

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雲は空に漂っているだけで、次第に流れ去っていくものです。

雲の流れを私たちがコントロールできないように、
私たちは感情の流れをコントロールできません。

そして、雲が私たちに影響を及ぼすことなく去っていくように、
私たちの感情も時間と共に過ぎ去っていくものです。

つまり、

”症状”を自分から切り離して、
”自分の周囲を漂うもの”と再定義していこうぜ!

ということです。

臨床場面では、「パニック症」の方はどうしても
不安”が出現することを恐れて”人ごみ”を避けてしまう行動を
とってしまいます。


これ自体は、問題に対するご本人なりの対処方法であり、
至極当然の行動ですが、そうしたことを容認し続けていると、
ご本人の行動はどんどん制限されていきます。

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こうした方が”不安”を””と捉えられた場合には、
その症状を受けいれることができるため、
”人ごみ”を避ける必要がなくなってくることがわかります。

こうすることで、”症状”に囚われることなく、
意識が外へ向くことでより前向きになり好循環が生まれます。

いかがでしたでしょうか??

初投稿でしたが、日常でも活用できる医学知識を中心に
今後も発信していこうと思います。

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