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自然の中で過ごす効果

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「あなたにはできます。
 だからチャンスが来たのです。」
 (江原啓之)



自然に癒される理由


これは私の考えですが、自然の中で過ごすと心が穏やかになるからだと思います。

日頃、私たちがいる空間はどんな場所でしょうか?

人混み、満員電車、交通渋滞、無機物なオフィス環境、緊張感の漂う人間関係、クレーム、けたたましい音楽、サイレン・・・など。

家の外へ出れば、一気にストレスがかかる環境ではないでしょうか?

こんな生活が続けば、心身に悪影響を及ぼすのは想像に難くありません。

自然を求めるのは、心のSOS。

心の浄化のために海や山の中で過ごしたくなるのだと思います。

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自然の中で過ごす効果


これは森林空間での保養の場合ですが、以下の効果があります。


1. 循環器系

・森林での過ごし方に関わらず、血圧降下効果や脈拍減少効果が期待できる
・森林浴が慢性心不全患者の補助療法として有用である可能性
・森林歩行で動脈硬化指標や呼吸機能が有意に向上


2. 自律神経系

・森林では、座観によってリラックス効果が高まった
・森林で過ごすことによって、慢性広範囲疼痛患者のリラックス効果を確認


3. 免疫系

・竹林で3日間過ごすことで、免疫力が上昇
・2 泊3 日の森林浴で免疫力が上昇し、その効果は30 日間継続


4. 内分泌系

・森林浴によってコルチゾール(ストレスホルモン)レベルが短期間低下
・森林浴でノルアドレナリン(ストレスホルモン)が減少、アディポネクチン(動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防)が増加
・森林浴でアディポネクチンとDHEA-S(抗ストレス・抗加齢ホルモン) が増加


5. 脳神経系

・竹林を歩行中の脳波では、リラックスし注意度が高まった
・森林を眺めることによって、リラックス効果を確認


6. 炎症反応・酸化ストレス

・森林浴によって、一部の酸化ストレスマーカーが減少
・森林浴によって、一部の炎症性サイトカインが減少


7. 精神系

・森林浴において森林風景の存在が気分の改善効果等に重要な影響を与える
・1泊2日の森林浴プログラムを体験した場合に活気や緊張・不安感などが改善
・森林滞在後にネガティブな感情が低下し、ポジティブな感情が上昇
・森林での滞在後に心理状態が回復し、それは冬季の森林浴であっても有益
・間伐によって森林の有する回復特性(利用者を癒す力)が高まる
・森林浴を認知行動療法の一環に用いることで大うつ病患者の気分等が改善
・精神病性障害と気分障害の患者に森林浴を体験させたことで情動と不安感が改善
・短期間の森林環境における滞在は疲労障害の改善に有益である可能性
・認知行動療法を用いた森林浴プログラムを実施したことで幸福感(QOL)が上昇
・過去1週間に自然に触れた人は、そうでない人に比べ健康状態や幸福感が良好


参考資料:林野庁ホームページ


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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