マガジンのカバー画像

姿勢と漢字:漢字が語る心身の調和

12
漢字が持つ独特な美しさとその背後に隠された深いメッセージを読み解きます。各号では、特定の漢字を取り上げ、その歴史的背景、文化的な意味合い、そして現代社会における役割や影響に焦点を… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

自由

自由

「自由」って言葉、ちょっと変わった視点で見てみようよ。「由」という字、知ってる?これってね、ひょうたんから一滴がちょろっと出るようなイメージなんだ。要は、「ここからしか出ないよ」っていう意味で、「よりどころ」や基点点みたいなものを示してるんだよ。

じゃあ「自由」って言葉に当てはめてみるとさ、自分の基点を知ることがめっちゃ大事なんだよね。勉強とか、学校、仕事とか、たまに「うーん、やりたくないなぁ」

もっとみる
暇

「暇」で何しようか迷うときってあるよね。「暇」って漢字には元々は、岩石から取り出されたばかりで、まだ加工されていない玉を意味しているんだって。つまり、隠れた価値を持っているけど、まだその価値が明らかにされていない状態、ってことでその状態を暇って言うんだよ。

だから、「暇」というのはただの「空き時間」じゃなくて、自分を磨く貴重な時間なんだよ。日々の暇つぶしという時間を、自分自身の価値を高めるチャン

もっとみる
「作法」

「作法」

「作法」って聞くと、堅苦しいイメージあるよね。でもね、ちょっと考えてみて。作法って、実は「作る方法」だよね。何を作るって話かと思うけど、意外と面白い話があるんだよ。

実は「作法」っていうのは、元々「動作法」って言葉が略されたものなんだって。日本人って略すの好きだよね、「あけおめ」とかもそう。びっくりするよね、実は「動」の話が入っているんだよ。

「動」は重力を使って動くこと。だから、意図的に重力

もっとみる
「骨」

「骨」

今日は、「骨」について話そうか。骨ってね、「ほね」や「こつ」とも言われて、身体を支える柱として、また強い力や要領を意味しているんだよ。

何事もね、要領を掴むと楽になるんだ。だから、「コツを掴むコツ」っていうのは、実は骨のことなんだよ。体を動かすときに大事なのは、その動作がテコの原理に基づいているかどうかなんだ。

骨はね、骨格を支えるだけじゃなくて、テコの力を伝える棒としても働くんだ。力の方向と

もっとみる
「動」

「動」

今日は「動」という漢字について話そうか。動くことってさ、「どう」、うごく、うごかすって意味だよね。人が立ったり座ったり歩いたり走ったりするときや、何かを持ち上げたり押したり引いたりするとき、それが全部「動」なんだ。

でもね、動くための力って、実は筋肉だけじゃないんだよ。大事なのは重力なんだ。だから、「動」という字がそのまま使われているんだよね。体ってのは、重力を上手く使うように設計されているんだ

もっとみる
「腰」

「腰」

今日はね、「腰」という言葉についてお話しようか。腰ってね、体と心の要なんだよ。腰を入れる、腰が抜ける、腰を抜かす、腰を折る、強腰、弱腰、腰が高い、腰が低い、腰が重い、腰が軽い、腰を据える、本腰を入れる、へっぴり腰、及び腰、腰抜け…なんて表現があるでしょ?

実はね、腰って骨格の中心で、農作業や武道で使われる構えに由来する言葉が多いんだ。力を使うときに腰の構えが大事で、それがおろそかだと力が出ないん

もっとみる
「運動」

「運動」

あれ、知ってた?「運」って漢字、普段は「運ぶ」とかで使われるけど、実はもっと深い意味があるんだよ。この「運」には、「現状を動かす」という概念が隠れているんだ。

じゃあ、「運動」って言葉を考えてみようよ。運動ってのは、文字通り「運命を動かす」こと。そして、「運転」ってのは、現状に臨機応変に対応するって意味があるんだ。これってすごくない?つまり、運動っていうのは、ただの身体活動じゃなくて、自分の現状

もっとみる
「叶」

「叶」

今日はね、「叶う」という漢字について話してみようか。この漢字が分かると思いや願いが叶うようになるよ。まず、「口」っていうのは助言を意味していて、「十」は「たりる」や「みちる」という意味があるんだ。

だから、「叶」という漢字はね、助言が十分にあれば願いが叶うってことを表しているんだよ。

前に話した「間」、「運動」、「頑張」、「努力」の話、覚えてる?叶えたいことがあるなら、自分だけで考え込まずに助

もっとみる
「間」

「間」

おっと、ちょっと考えてみてよ。なんでみんな間違えることがあるんだろうね。実はね、それって「間」が違ってるからなんだよ。

たとえば、何かやり方や考え方が間違ってたとして、その「間」をちょっと変えてみるだけで、結果って変わることがあるんだよね。お門違いや筋違いってのは、間がないよね。つまり間抜けなわけ。ここで大事なのは「時間」や「空間」という間の概念をちゃんと考えることなんだ。

例えばさ、同じ話や

もっとみる
「頑張」

「頑張」

ねえ、ちょっと考えてみてよ。「頑張る」って言葉。頑ってのは「かたくな」、つまり道理を受け入れないって意味だよね。そして張るってのは、ピンとして緩めないこと。つまりね、「頑張る」とは、意地を貫いて、独りよがりなことをするってことなんだ。

たとえばね、重い荷物を何十個も運んでる人に「台車使っていいよ」と言っても、「大丈夫です」と断るような人。そういう人には「じゃあ、そのまま頑張って」と返すのが正しい

もっとみる
「呼吸」

「呼吸」

ねえ、ちょっと考えてみてよ。この「呼吸」って言葉、ちょっと変じゃないかな?普通に考えたら、息って「吐いて吸う」もんだよね。でも、「呼吸」って言葉は「呼んで吸う」って意味だよ。なんかちょっとおかしいと思うでしょ?

でもね、これには深い意味があるんだよ。さて、まず「呼ぶ」ってのはね、遠くに向かって「おーい」と長く声を出すことだろ?で、これを息に当てはめると、「長く息を吐く」ってことになる。だから、「

もっとみる
「息」

「息」

「青息吐息」は苦痛や困難を感じた時に発するため息を意味し、「吐息」はため息をつくことです。「呼息」と「吸息」は呼吸運動を指します。

「息」は生命と同義語であり、その性質から多くの表現に使われます。例えば「生息」は生きている状態を、「息を引き取る」は死ぬことを意味します。また、人は自身を指す際に鼻を指すことが多く鼻が「自」を意味します。「心」は心臓や胸を指しており自分の「心」を意味します。自信があ

もっとみる