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歪曲 VR / Vtuber

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VR / Vtuber 関連の話題で、幅広い読者に読まれてほしい記事を収集したマガジンです。
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2020年3月の記事一覧

視聴者の「目線」によって分岐するマルチエンディングVR映画『HERA』

視聴者の「目線」によって分岐するマルチエンディングVR映画『HERA』

どうも!じきどらむです!

本日、WOWOWとstoicsenseが共同で分岐型マルチエンディングVR映画『HERA』プロジェクトを発表しました⤵︎

という訳で今回はマルチエンディングVR映画『HERA』についてまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!



VR映画

本作はその名の通りVRで視聴するマルチルート、マルチエンディング映画となっており、ユーザーが結末を決められます。

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VRChatをやって大学を卒業したら悪い引きこもりから良い引きこもりになった話。

VRChatをやって大学を卒業したら悪い引きこもりから良い引きこもりになった話。

(2023/08/05 非公開にしてましたが、再公開します。)

だん(@danmain0101)です。VRChatをやってます。

先日、大学を卒業し、4月から社会人となります。正確には大学院修士課程を卒業しました。某ウイルスが騒がれるこのご時世、私も卒業式が中止となり物足りない感じだったので、自分の節目をつけたくて書きました。

この記事はVRChatをプレイしている不甲斐ない大学院卒業生が書

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【VTuber】今週の気になる話題/おすすめ動画/新人VTuber(2020/3/29)

【VTuber】今週の気になる話題/おすすめ動画/新人VTuber(2020/3/29)

※本記事では、ここ1週間で気になったバーチャルYouTuber関係の話題・動画・新人VTuberさんを、ざっくりとまとめています。筆者の独断と偏見に基づいた、観測範囲内の出来事に限定されますのでご了承ください。

【星街すいせい】NEXT COLOR PLANET
すいちゃんは今日もかわいい! ホロライブ所属VTuber・星街すいせいさんの新曲。

どことなくジャジーな雰囲気も感じる、ポップでオシ

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ときのそら『My Loving』感想 ~そらともの好きを詰め込んだ何か~

はじめにときのそらミニアルバム『My Loving』を聴いた感想+一部解釈です。1曲ずつ書いていたら長くなってしまったので、noteへ初投稿。メモの延長に過ぎない冗長な乱文ですがご容赦ください。

1.Equation of Love
題名の通り、数学になぞらえて揺れ動く恋心を描いたキャッチーな曲。
前のめりなほどの「好き」が曲全体に込められていて、「私の『好き』がいっぱい詰まった宝物」という本ア

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乗り越えられなさの可能性 ––小泉明朗《縛られたプロメテウス》––

映画やドラマなど、映像メディアには主観ショットと客観ショットと呼ばれる撮影技法が存在する。主観ショットとは登場人物の視線と一致したショットを指し、客観ショットとはそれ以外を指す。前者は人物の肩越しのカメラの視線、後者は登場人物の会話を映すカメラの視線などが該当するだろう。映像表現における主と客。しかし、これらは常に第三者的視点(神の視点)からなり、基本的に全て客観ショットからなる。つまり、私たちは

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VRは「空間楽」を生んだ バーチャル建築家が思うVR,MRのこと

VRは「空間楽」を生んだ バーチャル建築家が思うVR,MRのこと

バーチャル建築家として活動してなんともうすぐ2年、番匠カンナです。
そろそろ一度、VRについて、そしてMRについて、いま考えていることを書いてみたいなと思ったので、ぶわっと書きます。
建築家が活躍するいわゆる”建築界”から来た人間として、xRの世界、こんなふうに見えてます。

VRは「空間楽」を生んだ突然だけど私は、

「VRはすでに80%くらい、その目的を達成している」

と考えている。もちろん

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ARの本質的な4つの意義

ARの本質的な4つの意義

ARサービスを作る中で、AR技術を使う必然性があるサービスになるようにARの本質的な価値は何かを先にしっかりと理解しておく必要ある。

現時点での自分の整理としては、以下の4つがARの本質的な意義だと思っている。

Everything is Screenスクリーン制約からの開放、全てがスクリーンに。

今までスマホやPCなどの四角い小さな窓に閉ざされていたスクリーンが無限の広がりとレスポンシブ性

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止まらない音楽、様変わりする世間。世界の速さに喰らいつく代替手段を届ける不定期連載第 3 弾!

止まらない音楽、様変わりする世間。世界の速さに喰らいつく代替手段を届ける不定期連載第 3 弾!

歪曲マガジン vol.3アフターホワイル・クロコダイル。ようこそ、インターネット。前回から少し間を空けて、更新しようと見渡せば世間は大きく様変わりしてしまった。

とはいえやることは変わらない。note の記事をまとめて紹介。けれど、紹介する記事はやはり少し変わっていくわけで、そこはまぁ感じてほしい。

前回はこちら。ではやっていこう、お前らにぶっ放すエッジカルチャーマガジン第 3 弾!まずは音楽

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月ノ美兎、メリーミルク、ヤマトイオリ、生身のころから唯一持ってた「どうぶつの森」に引っ越す。

月ノ美兎、メリーミルク、ヤマトイオリ、生身のころから唯一持ってた「どうぶつの森」に引っ越す。

vtuberの月ノ美兎は、人生で初めて買ってもらったゲームがどうぶつの森だ。ヤマトイオリもメリーミルクも、みんな、配信を始める前から「どうぶつの森」はやったことがあった。
CGの体じゃない、ゲームにもくわしくない、ふつうの女子だったころに「これだけは持ってた」。

SF映画を知らない人も「スターウォーズ」は知ってる。ホラー映画を嫌いな人も「ジェイソン」は知ってる。それぐらい、生活の中にゲームがない

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怪人が問うテレポートの行く先は あくまのゴート「品川シーサイド」について

怪人が問うテレポートの行く先は あくまのゴート「品川シーサイド」について

はじめに こんにちは。毎月記事を書きたいと意気込んでおきながら、結局前回の記事から三か月が経過した筆者です。誰もお待たせする人がいないのが救いです。さて、Vの音楽記事の第5回目のテーマは、あくまのゴートさんでございます。

 ゴートさんの曲や配信をちゃんと見聞きするようになったのは比較的最近で、ちょうどぼっちぼろまるさんと一緒にやっている企画「あくま・ぼっちのRootsをDigるRadio」の第0

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#花譜不可解(再) 感想

#花譜不可解(再) 感想

花譜に対して、はじめてその歌を聴き、その姿を見た私の印象は「正体のわからないもの」だった。

赤色と黄色の瞳、幼さを感じる姿には不釣り合いな大きさの衣装、そこに付き従う魚のような生き物、そしてその感情を震わせるような歌声。私にとって花譜というアーティストは素晴らしい歌手ではなく、初めて観測した時には「正体不明の存在」と映っていた。
だからこそ、去年の春、クラウドファンディングが始まった際にはそれま

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不可解(再)-”再演”という名の脱構築と不完全で未完成な魔法-

不可解(再)-”再演”という名の脱構築と不完全で未完成な魔法-

 2020年3月23日、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の状況に伴い無観客でZepp DiverCity TOKYOにて開催された”不可解(再)”。以下、そのライブレポートもどきになります。例によって個人的な備忘録として私の感じたことをつらつらと書き出しただけのものです。

はじめに 前回の”不可解”では、CFに参加して”共犯者”とはなれたもののチケットを取ることはできず現地参戦は叶わなかった私

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『運動の娯楽化』VRスポーツという概念

『運動の娯楽化』VRスポーツという概念

 コロナウイルスの感染拡大によって、2020年のスポーツ界隈は苦境に立たされ続けている。オリンピックイヤーを迎えたにもかかわらず、各国では候補者選出を兼ねた大会が中止され、プロリーグにおいてはシーズン開幕を目前に試合日程の延期が発表されるなど、深刻な状況となっていることは連日の報道でもご存じかと思う。
 個人で嗜む範囲のスポーツや運動にも影響は及んでいる。外出の自粛やフィットネスジムでのクラスター

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花譜のライブを全て観測して~Count0からFAVRICまで~

花譜のライブを全て観測して~Count0からFAVRICまで~

みなさん、不可解(再)楽しみですか?

もちろん、私自身も不可解再はとても楽しみにしています。これまで様々なライブシーンに登場してきた花譜ですが、やはり神椿STUDIOが演出をする不可解は花譜の表現を最大限に引き出していると思います。

不可解はVtuberライブの特異点であり、まさに「きょうからあしたのせかいをかえるよ」というものでした。

しかし、花譜は一夜にして世界を変えてしまったわけではあ

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