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エッセイ・日記

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日々思うことをつらつらと
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【日記】写真の裏側

【日記】写真の裏側

(994文字)
ゴールデンウィーク中、ハワイから帰省していた妹夫婦と母を連れて、春の花を見に行こうと、国営武蔵丘陵森林公園に出かけた。
この日はルピナスが満開だということで、車椅子を借りて母を乗せ、道の脇に咲く花を眺めながら、のんびりと歩いて行った。

ルピナスの花畑に着くと、とうもろこしのような、藤の花を逆さにしたような特徴的な花が色とりどりに咲いていた。
早速ボクたちはスマホで花の写真や、母を

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江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園

(1540文字)
ゴールデンウィークにヨメさんと娘と行ってみた「江戸東京たてもの園」が思った以上に見応えがあった。
昼前に着いて、閉園間際の17時過ぎまでじっくり楽しんだ。

東京の小金井公園にある施設で、入場料は大人400円。これだけの建物を移設したり管理することを考えると、この金額は安い。

まずは山の手通りから。
ここでは大正から昭和初期に建てられた建物を見学。
最初の田園調布の家が、思いが

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【日記】母が詐欺に遭いました

【日記】母が詐欺に遭いました

(1695文字)

久しぶりの日記。
GW前から休みなんだか分からない日々を過ごしていた。

ハワイに住んでいる妹夫婦が2週間の休みをとって帰省した。
妹の旦那が魚介類が好きなので、塩竈の市場で毛蟹や牡蠣を仕入れて埼玉に向かったのが23日の午後。
その日、妹夫婦は朝から友達に会いに出かけていた。
ボクが夕方に到着するまでの間に、母が詐欺にあった。
良くある、銀行のカードを取り換える必要があるという

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【音楽】グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス

【音楽】グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス

(1050文字)
アン・ルイスといえば、ボクらの世代だと、好き嫌いに関わらず「六本木心中」のヒットをよく覚えているはず。
ボクは当時から好きでも嫌いでもなかったけど、まだアイドルとして売り出されていた頃の「グッド・バイ・マイ・ラブ」という曲だけはいまだに好きだ。

発売は1974年だから、ボクは当時4歳。
もちろんリアルタイムで聴いていた訳でもなく、何で知ったかも覚えていない。
だけど何故か、この

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【エッセイ】結婚生活のチェックポイント

【エッセイ】結婚生活のチェックポイント

(2709文字)

東洋経済ONLINEに面白い記事があった。

離婚率の都道府県ランキング。
一位は高知県で、最下位は意外なことに東京都。
ボクのイメージでは逆だった。東京都がダントツ一位のイメージ。
大都市を擁する県の離婚率が高くて、そうじゃないいわゆる田舎の方が離婚率は低いと。しかし、実際は逆。
そもそも婚姻率が低いのかと調べてみると、東京都が一位でした。
人数が多いから相手が見つけやすいと

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【エッセイ】新生活の皆さん、仕事の前にまず遊ぼう

【エッセイ】新生活の皆さん、仕事の前にまず遊ぼう

(1707文字)
4月は新生活の季節。
中川家のラジオショーを聞いていたら、剛さんが、
「18歳で一生の仕事を決めるなんて出来ないよな」
というような事を言っていた。
確かにね、高卒なら18歳、大学卒でも22歳から。
22歳って、ボクはまだ物心ついてなかったですよ。
中川家の2人も高卒で一度就職してから吉本の学校NSCに通って芸人になった。

今は終身雇用なんて時代じゃないけど、それでも人生を決め

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【映画】漫才協会THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々

【映画】漫才協会THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々

(2192文字)

映画制作中にナイツのラジオで知って、観たいと思っていたけど、仙台では公開から20日くらい遅れて上映開始。仕事の合間にようやく観に行けた。
ナイツのラジオでの話を聞いていると評判が良いようで、本当かなぁと半信半疑だったけど、本当でしたね。

内容は漫才協会に所属する芸人数組をクローズアップしながら、芸人たちがなぜ教会に所属するようになったのかなどのコメントから、漫才協会を浮き彫り

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【エッセイ】不倫って罪?

【エッセイ】不倫って罪?

(1790文字)
突然ですが、なんで不倫って罪に問われないんでしょうね。
民法では「配偶者に不貞な行為があったとき」は離婚や慰謝料の請求ができるとされているようだけど、刑法には問われない。
法律に詳しくないので、他にこういう例があるのか分からないけど、不倫は罪だというなら刑法に問われてもおかしくないような気もする。
戦前までは姦通罪として罪に問われていた。ただそれが女性だけというまさに男女不平等。

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【ドラマ】The One

【ドラマ】The One

(1725文字)
2021年のNetflixのドラマ。イギリス制作で全8話。
序盤で犯人が分かり、刑事が追い詰めていくパターンのサスペンス。
その本筋に大きな意外性はないけど、詰将棋のように犯人が追い詰められていく面白さがある。
ただ、嘘で塗り固めていくレベッカに感情移入はできないし、かといって刑事のケイトにも感情移入しづらい。
なので、入り込むわけではなく、眺めている感覚だった。

それよりもド

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【日記】五十の手習い

【日記】五十の手習い

(858文字)
ピアノが弾けるようになりたい。
もうだいぶ前から思っている。
うちには嫁さんの電子ピアノがある。
だいぶ前に「よし!やってやるぞ」と思いたち、何か簡単な曲からと思って、ビートルズのlet it beの楽譜をネットで購入してプリント。

いざ、ピアノに向かってみると、全然弾けないでやんの。
何これ?
ギターだとあんなに簡単に弾けるのに。
曲もメロディも頭の中に入っているのに、もうイン

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【エッセイ】お笑いも多様化の時代なのか

【エッセイ】お笑いも多様化の時代なのか

(1993文字)

さすがですね、清水ミチコ。
さらっと笑わせているけど、内容は反骨精神にあふれたもの。
反骨精神って言葉が似合わない人だけど、結構、こういう権力を皮肉る笑いがあったりする。

庶民が権力に対して笑って溜飲を下げるというのは、落語の頃からあった笑い。
落語って、侍を笑うネタが結構あるんですよね。
今でもビートたけしなんかそうだけど、昔の芸人からはそういう反骨精神を感じた。
権力や常

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【日記】87歳と82歳になってもね

【日記】87歳と82歳になってもね

(922文字)

20年以上前からお世話になっている大先輩がいる。
御歳87歳。
7年前から仙台を離れ、奥さんの希望で熱海の温泉付きのマンションで暮らしているが、毎年お彼岸の墓参りには仙台に帰ってくる。
その度に、某商店街の元理事長をはじめ、お世話になった人たちが集まり歓迎する。
仙台に戻ってくるのは、こうした仲間たちに会うのも大きな目的なので、奥さんは留守番という場合が多い。今回もお一人で仙台に

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【エッセイ】笑いのツボ

【エッセイ】笑いのツボ

(1058文字)

一カ月くらい前のこと。
友達と4人でバックカントリースキーを楽しみ、下山して美味しいと評判のラーメン屋に寄った。
出てきたのは昔ながらの中華そば。
やっぱりこの歳になると、こういうシンプルな中華そばが良いんだよね。
スープもシンプルだけどちゃんとコクがあって美味い。
そんなことを話しながら食べていると、唯一の女性がこう言った。
「うん、あったかくて美味しい」
真顔でそう言うのが

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【日記】13年

【日記】13年

東日本大震災から13年ですか。早いですね。
あの頃、被災地の瓦礫を見て、本当に片付くのかと思っていたけど、今は津波被害があったほとんどの地域で、震災後の形で新しい街が出来上がっている。
ただ、福島第一原発の事故による避難があった場所を除いて。
避難地域を車で走ると、廃墟になったままの家や店舗が並んでいる。
国道6号線から脇道に入れないように柵が設置されているのは異様な光景だ。
未だに2万人以上の住

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